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マーチステークスってどんなレース?

マーチステークスの基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 中山競馬場
施行時期 3月下旬
(原則3回中山2日目)
格付け GIII
1着賞金 3500万円
賞金総額 6660万円
距離 ダート1800m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)

負担重量 ハンデキャップ競走
第1回施行日 1994年3月12日(重賞格上)

マーチステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場のダート1800mで施行する中央競馬の重賞(GIII・統一GIII)競走である。競走名は英語で3月の意味である「March」から。
正賞は、地方競馬全国協会理事長賞。

マーチステークス 概要

マーチステークスオープン特別時代

1984年に中山競馬場の芝内回り2000mの5歳(現4歳)以上の混合の別定のオープン特別競走、マーチステークスとして施行されたのが始まり。
1985年からは施行距離を芝外回り2200mに変更、1989年からは施行距離を芝外回り1600mにすると共に負担重量をハンデキャップに変更、1992年の競走を最後にオープン特別競走としてのマーチステークスは廃止された。
ダート重賞時代
1994年における中央競馬のダート重賞路線整備に伴い、中山競馬場のダート1800mの5歳(現4歳)以上の混合のハンデキャップの重賞(GIII)競走、マーチステークスとして新設された。
1996年からは地方所属の騎手が騎乗可能になり、1997年からは指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走が可能になり、1998年からはダートグレード格付け委員会にGIII(統一GIII)に格付けされた。2006年からは国際競走に指定され、外国調教馬の出走が可能になる。
GI競走のフェブラリーステークスからかしわ記念のダートGI競走の谷間の時期に施行されている事もあり、有力馬も参戦するがハンデキャップと言う事も影響しており、GI優勝馬の勝利は2011年の優勝馬テスタマッタのみである。また、2009年の優勝馬エスポワールシチーは本競走をステップとして次走のかしわ記念を制した。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は、ハンデキャップである。

マーチステークス 歴史

1984年 – 中山競馬場の5歳(現4歳)以上の混合の別定の芝内回り2000mのオープン特別競走、マーチステークスとして施行。
1985年 – 施行距離を芝外回り2200mに変更。
1988年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
1989年
負担重量をハンデキャップに変更。
施行距離を芝外回り1600mで施行。
1990年
ケープポイントが史上初の連覇。
柏崎正次が騎手として史上初の連覇。
奥平真治が調教師として史上初の連覇。
1992年 – 本年の競走を最後に廃止。
1994年 – 中山競馬場の5歳(現4歳)以上の混合のハンデキャップのダート1800mの重賞(GIII)競走、マーチステークスとして新設。
1996年 – この年から地方所属の騎手が騎乗可能となる。
1997年 – 指定交流競走に指定され、地方所属馬は5頭まで出走可能となる。
1998年
ダートグレード格付け委員会にGIII(統一GIII)に格付け。
ワイルドブラスターが2頭目の連覇。
橋本広喜が騎手として2人目の連覇。
新井仁が調教師として2人目の連覇。
2000年 – 開催時期を3月中旬から3月下旬に変更(当初は3回中山1日目)。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
施行日を日経賞と交換。この年から中京競馬場で行われる高松宮記念と同日開催となる。
2006年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
地方所属馬の出走枠が5頭から4頭に縮小。
2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2009年 – 中京競馬場で高松宮記念が行われる変則開催により、関西主場においての最終レースの発走時刻を16時50分に設定したことに伴い、当競走の競走番号を第11競走から第12競走に変更。
2010年 – 当競走の競走番号を第12競走から第11競走に戻す。
2011年 – 中山競馬場にて3月27日施行予定が、東日本大震災の影響により開催中止になったため、4月10日に阪神競馬場のダート1800mで順延施行。桜花賞と同日開催となり、当競走は最終レース(12レース)に組み込まれた。また、3月27日に施行した毎日杯同様、「被災地支援競走」として施行された。

マーチステークス 歴代優勝馬

マーチステークス オープン特別

施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
1984年3月4日 ハヤテミグ 牡4 2:02.3 郷原洋行 野平好男
1985年3月3日 オンワードカメルン 牡4 2:16.0 中野栄治 二本柳俊一
1986年3月2日 ブラックスキー 牡4 2:16.1 田村正光 矢野照正
1987年3月7日 アサカツービート 牡6 2:15.8 的場均 元石正雄
1988年3月27日 ランニングフリー 牡5 1:50.1 菅原泰夫 本郷一彦
1989年3月26日 ケープポイント 牡6 1:34.9 柏崎正次 奥平真治
1990年3月24日 ケープポイント 牡7 1:34.9 柏崎正次 奥平真治
1991年3月23日 タケデンビクトリー 牡4 1:36.4 蛯沢誠治 秋山史郎
1992年3月28日 マイネルヨース 牡4 1:35.1 篠原茂 中島敏文

マーチステークス 重賞格付け以後

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1994年3月12日 バンブーゲネシス 牡5 1:50.0 武豊 武邦彦
第2回 1995年3月11日 トーヨーリファール 牡5 1:50.5 松永昌博 松永善晴
第3回 1996年3月9日 アミサイクロン 牡6 1:53.3 平目孝志 浅野洋一郎
第4回 1997年3月8日 ワイルドブラスター 牡5 1:51.5 橋本広喜 新井仁
第5回 1998年3月14日 ワイルドブラスター 牡6 1:51.9 橋本広喜 新井仁
第6回 1999年3月13日 タヤスケーポイント 牡4 1:51.3 加藤和宏 田所清広
第7回 2000年3月25日 タマモストロング 牡5 1:49.7 小池隆生 吉永忍
第8回 2001年3月25日 アイランドオオジャ 牡5 1:50.8 中舘英二 境征勝
第9回 2002年3月24日 マンボツイスト 牡7 1:51.3 安藤勝己 古川平
第10回 2003年3月30日 スマートボーイ 牡8 1:52.0 伊藤直人 伊藤圭三
第11回 2004年3月28日 アンドゥオール 牡5 1:53.0 松永幹夫 長浜博之
第12回 2005年3月27日 クーリンガー 牡6 1:52.0 和田竜二 岩元市三
第13回 2006年3月26日 ヒシアトラス 牡6 1:51.4 横山典弘 中野隆良
第14回 2007年3月25日 クワイエットデイ 牡7 1:51.4 角田晃一 松元省一
第15回 2008年3月30日 ナナヨーヒマワリ 牡7 1:51.6 小原義之 小原伊佐美
第16回 2009年3月29日 エスポワールシチー 牡4 1:51.9 松岡正海 安達昭夫
第17回 2010年3月28日 マコトスパルビエロ 牡7 1:51.9 後藤浩輝 鮫島一歩
第18回 2011年4月10日 テスタマッタ 牡5 1:50.0 四位洋文 村山明

毎日杯ってどんなレース?

毎日杯の基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 阪神競馬場
施行時期 3月下旬
(原則2回阪神1日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝・外1800m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1954年6月27日
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毎日杯(まいにちはい)は、阪神競馬場で施行する中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は優勝杯を提供する毎日新聞社から冠名が取られている。

毎日杯 概要

1954年に阪神競馬場の4歳(現3歳)のハンデキャップの芝2000mの重賞競走、毎日杯として創設されたが、翌年から負担重量が別定重量に変更された。
1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付け。1992年には混合競走に指定、外国産馬の出走が可能となり、1995年は阪神競馬場の阪神・淡路大震災の復旧工事により京都競馬場の芝2000mで施行、1996年からは特別指定交流競走に指定され、JRAに認定された地方所属の競走馬も出走可能になった。2007年から阪神競馬場のコース新設に伴い芝外回り1800mに変更された。2010年からは国際競走に指定されている。

グレード制導入後の優勝馬にはフレッシュボイス・オグリキャップ・タイキフォーチュン・テイエムオペラオー・クロフネ・キングカメハメハ・ディープスカイ・ダノンシャンティが、優勝馬以外からもヤエノムテキ・タイキブリザード・シルクジャスティス・ユートピア・ウインクリューガーといったGI競走優勝馬が名を連ねる。
皐月賞のトライアル競走ではないが、トライアル競走に出走ができなかった、または皐月賞の優先出走権を得られなかった競走馬や栗東の有力馬が優先出走権枠外の上位総収得金額枠狙いで出走してくるため、皐月賞の最後の前哨戦から「東上最終便」と呼ばれることもある。後にGI競走7勝をあげたテイエムオペラオーはこのレースをステップに皐月賞を優勝した。また近年ではNHKマイルカップの前哨戦ともなり、第43回優勝馬タイキフォーチュンを初めとする5頭が本競走をステップにNHKマイルカップを優勝している。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金が2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担が課せられる。

毎日杯 歴史

1954年 – 阪神競馬場の4歳(現3歳)のハンデキャップの芝2000mの重賞競走、毎日杯として創設。
1955年 – 負担重量を「ハンデキャップ」から「別定重量」に変更。
1959年
阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝2000mで施行。
伊藤勝吉が調教師として史上初の3連覇。
1960年 – 前年の9月1日から日本競馬の計時方式の変更に伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
1962年
諏訪真が騎手として史上初の3連覇。
諏訪佐市が調教師として2人目の3連覇。
1966年 – 阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝2000mで施行。
1969年 – 阪神競馬場のスタンド火災による復旧工事により京都競馬場の芝2000mで施行。
1971年 – 当年のみ、芝1900mで施行。
1972年 – 前年末に発生した馬インフルエンザの影響で4月に順延開催。
1979年 – マリージョーイに騎乗の福永洋一が落馬。脳挫傷等を負い意識不明の重体にまで陥り、騎手生命を絶たれる。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。
1991年 – 阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝2000mで施行。
1992年 – 混合競走に指定。
1995年 – 阪神競馬場の阪神・淡路大震災の影響による復旧工事により京都競馬場の芝2000mで施行。
1996年 – 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年
施行距離を現在の芝外回り1800mに変更。
国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告にともない、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
関西主場においての最終競走の発走時刻を16時40分に設定したことに伴い、当競走の競走番号を第11競走から第10競走に変更。
2010年 – ザタイキがレース中に故障、競走中止。騎乗していた武豊が落馬し、右手首亀裂骨折、頭部、腰部の打撲等の怪我を負う。
2011年
中京競馬場の改修工事により阪神競馬場での振替開催となる高松宮記念と同日施行。当日の阪神競馬の最終競走(第12競走)として実施される。
3月11日に発生した東日本大震災を受け、「被災地支援競走」として施行(当初JRAプレミアムレースとして施行予定だったが、震災による社会的な情勢を踏まえてプレミアムとしての払戻金還元(上乗せ)は取りやめる代わり、売上げの5%相当額を、「東北関東大震災被災地支援競馬」全体の売上げの一部からの拠出に加え、被災地支援のために拠出する)[1]。

毎日杯 歴代優勝馬

回数 施行日      優勝馬 性齢 勝時計      優勝騎手 管理調教師
第1回 1954年6月27日 ミネマサ 牡3 2:10 4/5 上田三千夫 伊藤正四郎
第2回 1955年5月15日 ヤサカ 牡3 2:06 0/5 佐藤勇 武田文吾
第3回 1956年7月1日 キヤツスル 牝3 2:10 1/5 栗田勝 武田文吾
第4回 1957年6月16日 シンセカイイチ 牡3 2:05 0/5 近藤武夫 伊藤勝吉
第5回 1958年6月15日 タカハル 牡3 2:02 3/5 近藤武夫 伊藤勝吉
第6回 1959年6月21日 ハツライ 牡3 2:04 3/5 清田十一 伊藤勝吉
第7回 1960年6月12日 タイゴンオー 牡3 2:02.7 諏訪真 諏訪佐市
第8回 1961年6月18日 ヤマサカエ 牡3 2:06.2 諏訪真 諏訪佐市
第9回 1962年6月17日 ゴールデンスター 牡3 2:04.9 諏訪真 諏訪佐市
第10回 1963年6月16日 パスポート 牝3 2:05.8 松永高徳 清水茂次
第11回 1964年6月21日 オンワードセカンド 牡3 2:05.8 松本善登 武田文吾
第12回 1965年6月13日 タニノライジング 牡3 2:04.1 池江泰郎 久保道雄
第13回 1966年6月12日 アポオンワード 牡3 2:03.6 栗田勝 武田文吾
第14回 1967年6月18日 サトヒカル 牡3 2:04.3 栗田勝 大久保亀治
第15回 1968年6月2日 ダテホーライ 牡3 2:04.4 宇田明彦 星川泉士
第16回 1969年6月22日 マサファイター 牡3 2:10.7 武邦彦 夏村辰男
第17回 1970年6月14日 ダテテンリュウ 牡3 2:07.1 宇田明彦 星川泉士
第18回 1971年3月14日 ニホンピロムーテー 牡3 1:57.8 簗田善則 服部正利
第19回 1972年4月9日 ユーモンド 牡3 2:10.6 福永洋一 武田文吾
第20回 1973年3月4日 ホウシュウエイト 牡3 2:04.4 中野勝也 日迫清
第21回 1974年3月3日 エリモマーチス 牡3 2:04.2 大久保光康 大久保正陽
第22回 1975年3月2日 フサトロキノー 牡3 2:03.6 目野哲也 土門健司
第23回 1976年2月29日 エリモファーザー 牡3 2:08.2 大久保哲男 大久保石松
第24回 1977年3月6日 ハードバージ 牡3 2:04.1 内田国夫 伊藤雄二
第25回 1978年3月5日 アグネスホープ 牡3 2:06.2 久保敏文 二分久男
第26回 1979年3月4日 ハシハーミット 牡3 2:02.3 河内洋 内藤繁春
第27回 1980年3月2日 レッドジャガー 牡3 2:03.6 村本善之 坂田正行
第28回 1981年3月1日 ヒロノワカコマ 牡3 2:05.3 伊藤清章 伊藤修司
第29回 1982年3月7日 エリモローラ 牡3 2:02.8 高橋隆 大久保石松
第30回 1983年3月6日 タケノヒエン 牡3 2:04.9 本田優 星川泉士
第31回 1984年3月4日 マルブツサーペン 牡3 2:04.5 加用正 瀬戸口勉
第32回 1985年3月3日 ニューファンファン 牡3 2:05.4 岩元市三 布施正
第33回 1986年3月2日 フレッシュボイス 牡3 2:02.9 田原成貴 境直行
第34回 1987年3月29日 ダイゴアルファ 牡3 2:02.6 加用正 北橋修二
第35回 1988年3月27日 オグリキャップ 牡3 2:04.8 河内洋 瀬戸口勉
第36回 1989年3月26日 スターサンシャイン 牡3 2:03.8 岡冨俊一 中村覚之助
第37回 1990年3月25日 キーミノブ 牡3 2:03.6 村本善之 日迫良一
第38回 1991年3月24日 イイデサターン 牡3 2:02.3 河内洋 大久保正陽
第39回 1992年3月29日 ヒシマサル 牡3 2:06.6 田島信行 佐山優
第40回 1993年3月28日 シクレノンシェリフ 牡3 2:06.4 松永幹夫 小林稔
第41回 1994年3月27日 メルシーステージ 牡3 2:01.0 河北通 小野幸治
第42回 1995年3月26日 ダイタクテイオー 牡3 2:01.7 藤田伸二 橋口弘次郎
第43回 1996年3月24日 タイキフォーチュン 牡3 2:01.1 柴田善臣 高橋祥泰
第44回 1997年3月23日 テイエムトップダン 牡3 2:03.3 和田竜二 岩元市三
第45回 1998年3月29日 ミラクルタイム 牡3 2:01.1 蛯名正義 前田禎
第46回 1999年3月28日 テイエムオペラオー 牡3 2:04.1 和田竜二 岩元市三
第47回 2000年3月25日 シルヴァコクピット 牡3 2:03.6 武豊 安田隆行
第48回 2001年3月24日 クロフネ 牡3 1:58.6 四位洋文 松田国英
第49回 2002年3月23日 チアズシュタルク 牡3 2:02.2 藤田伸二 山内研二
第50回 2003年3月29日 タカラシャーディー 牡3 1:59.9 佐藤哲三 佐々木晶三
第51回 2004年3月27日 キングカメハメハ 牡3 2:01.2 福永祐一 松田国英
第52回 2005年3月26日 ローゼンクロイツ 牡3 2:02.2 安藤勝己 橋口弘次郎
第53回 2006年3月25日 アドマイヤメイン 牡3 2:00.5 福永祐一 橋田満
第54回 2007年3月24日 ナムラマース 牡3 1:48.0 藤岡佑介 福島信晴
第55回 2008年3月29日 ディープスカイ 牡3 1:46.0 四位洋文 昆貢
第56回 2009年3月28日 アイアンルック 牡3 1:48.0 小牧太 橋口弘次郎
第57回 2010年3月27日 ダノンシャンティ 牡3 1:49.3 安藤勝己 松田国英
第58回 2011年3月27日 レッドデイヴィス セン3 1:47.1 浜中俊 音無秀孝

毎日杯からの3歳GI競走優勝馬

1971年から皐月賞の前哨戦として施行されているが3頭が皐月賞で優勝をしている。更に3歳GI(級)競走となると、いずれかの競走で12頭が優勝をしている。
回数 馬名 性齢 着順 優勝競走
第18回 ニホンピロムーテー 牡3 1着 第32回菊花賞
第24回 ハードバージ 牡3 1着 第37回皐月賞
第26回 ハシハーミット 牡3 1着 第40回菊花賞
第27回 オペックホース 牡3 5着 第47回東京優駿(日本ダービー)
第35回 ヤエノムテキ 牡3 4着 第48回皐月賞
第43回 タイキフォーチュン 牡3 1着 第1回NHKマイルカップ
第46回 テイエムオペラオー 牡3 1着 第59回皐月賞
第48回 クロフネ 牡3 1着 第6回NHKマイルカップ
第50回 ウインクリューガー 牡3 8着 第8回NHKマイルカップ
第51回 キングカメハメハ 牡3 1着 第9回NHKマイルカップ
第71回東京優駿(日本ダービー)
第55回 ディープスカイ 牡3 1着 第13回NHKマイルカップ
第75回東京優駿(日本ダービー)
第57回 ダノンシャンティ 牡3 1着 第15回NHKマイルカップ
 

日経賞ってどんなレース?

日経賞の基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 中山競馬場
施行時期 3月下旬
(原則3回中山1日目)
格付け GII
1着賞金 6000万円
賞金総額 1億1400万円
距離 芝2500m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)

負担重量 グレード別定
第1回施行日 1953年6月28日
特記 地方馬のみ、上位2着までに天皇賞(春)への出走権

日経賞(にっけいしょう)は、中山競馬場の芝2500メートルで行われる中央競馬の重賞(GII)競走。競走名は優勝杯を提供する日本経済新聞社の略称「日経」から冠名が取られている。

日経賞概要

1953年に5歳(現4歳)以上の別定の重賞競走、日本経済賞(新聞は題名に入らなかった)として創設、第1回は現在とは違い6月に中山競馬場の芝3200mで施行された。

1979年からは名称を現在の日経賞に変更、1984年からはグレード制施行によりGIIに格付けされると同時に、開催場を中山競馬場に戻し施行時期を現在の3月下旬に変更、1989年からは混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になり、1995年から指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になり、2着までに入賞すると天皇賞(春)の出走権が与えられる様になった。2002年からは国際競走に指定、外国からの競走馬も出走可能になる。

1984年に施行時期が変更されて以降は関東圏における天皇賞(春)の重要な前哨戦に位置付けされており、美浦だけでなく適正距離を選び栗東からも有力馬が出走し、第32回に出走したモンテファストを初め、多くの出走馬が天皇賞(春)で優勝を果たした。 GI優勝馬を挙げればシンボリルドルフ・ミホシンザン・メジロライアン・ライスシャワー・セイウンスカイ・メイショウドトウ・イングランディーレ・マツリダゴッホ・マイネルキッツなどがいる。(グレード制施行後を対象。GI優勝前後問わず。)
長らく日曜日の開催となっていたが、2001年に施行日をマーチステークスと交換して以降、高松宮記念前日に開催されるようになり、天皇賞(春)の前哨戦となるGII競走では唯一の土曜日施行となっている。なお、2000年は高松宮記念と同じ日に施行された。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は4歳は55kg(4月に施行される場合は56kg[1])、5歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、更に以下の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
^ 4歳馬の2,200m以上の競走におけるアローワンスが4月は0になるため。日程が4月に変更になった2011年はこの斤量を使用した。

日経賞 歴史

1953年 – 中山競馬場の芝3200mの4歳(現3歳)以上の別定の重賞競走、日本経済賞として創設。
1956年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝3200mで施行。
1958年 – 施行距離を芝2600mに変更。
1964年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝2500mで施行。

1966年
中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝2600mで施行。
松永光雄が調教師として史上初の連覇。
1967年 – 施行距離を現在の芝2500mに変更。
1971年 – 東京競馬場の芝2500mで施行。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザによる開催日程変更の影響で東京競馬場の芝2500mで施行。

1976年
ホワイトフォンテンが史上初の連覇。
高橋司が騎手として史上初の連覇。
大久保勝之が調教師として2人目の連覇。
1979年
名称を日経賞に変更。
福島競馬場の芝2400mで施行。

1981年 – 施行場を東京競馬場に変更。
1984年
グレード制施行によりGIIに格付け。
施行場を中山競馬場に戻す。
1988年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝2500mで施行。
1989年 – 混合競走に指定。
1995年 – 指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
1998年 – 重賞では馬連最高配当となる213,370円を記録。

2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
施行日をマーチステークスと交換。
2002年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2006年 – 牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2009年 – 蛯名正義が騎手として2人目の連覇。
2011年 – 中山競馬場で3月26日施行予定が、東日本大震災の影響により開催中止となったため、4月2日に阪神競馬場の芝外回り2400mで順延施行。
2012年 – 基本負担重量を4歳56kg(4月に施行される場合は57kg)、5歳以上57kg(牝馬は2kg減)から4歳55kg(4月に施行される場合は56kg)、5歳以上56kg(牝馬は2kg減)に変更。

日経賞 歴代優勝馬


回数 施行日      優勝馬     性齢 勝時計      優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1953年6月28日 タカハタ   牝4 3:30 0/5 保田隆芳 尾形藤吉 川内安忠
第2回 1954年6月27日 フソウ   牡4 3:37 1/5 高橋英夫 鈴木信太郎 中村正行
第3回 1955年6月26日 クリチカラ 牡5 3:28 4/5 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二
第4回 1956年7月1日 フクリユウ 牝4 3:32 1/5 野平祐二 稗田敏男 吉田権三郎
第5回 1957年6月30日 ハクチカラ 牡4 3:36 3/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第6回 1958年6月22日 オンワードゼア 牡4 2:43 2/5 野平好男 二本柳俊夫 樫山純三
第7回 1959年6月28日 ヒシマサル 牡4 2:43.0 小野定夫 矢野幸夫 阿部雅信
第8回 1960年6月26日 オーテモン 牡5 2:41.6 野平好男 田中和夫 永田雅一
第9回 1961年7月2日 ホマレボシ 牡4 2:41.2 八木沢勝美 稗田敏男 川口文子
第10回 1962年7月8日 オンスロート 牡5 2:40.7 山岡忞 中村広 田村喜志
第11回 1963年6月23日 ヤマノオー 牡4 2:45.2 森安弘明 内藤潔 山口米吉
第12回 1964年6月28日 ヤマトキヨウダイ 牡4 2:36.4 梶与四松 稲葉幸夫 門井みち
第13回 1965年6月27日 フジイサミ 牡4 2:46.1 山岡忞 松永光雄 保坂勇
第14回 1966年6月26日 スピードキング 牡4 2:41.8 松永勇 松永光雄 相良キヨ
第15回 1967年6月25日 スピードシンボリ 牡4 2:38.1 野平祐二 野平富久 和田共弘
第16回 1968年5月26日 ヒシヤクシン 牡5 2:36.9 小野定夫 稗田敏男 阿部雅信
第17回 1969年6月15日 ライトワールド 牡4 2:34.1 吉永正人 三井末太郎 渡辺光一
第18回 1970年6月21日 アカネテンリュウ 牡4 2:41.4 丸目敏栄 橋本輝雄 関野栄一
第19回 1971年5月30日 マキノホープ 牡5 2:34.1 野平祐二 田中和夫 田中角栄
第20回 1972年7月2日 カツタイコウ 牡4 2:33.9 徳吉一己 柄崎義信 勝本正男
第21回 1973年7月1日 トーヨーアサヒ 牡4 2:35.0 増沢末夫 古山良司 (有)トーヨークラブ 
第22回 1974年6月30日 タケクマヒカル 牡5 2:35.6 矢野照正 中村広 武隈水雄
第23回 1975年6月29日 ホワイトフォンテン 牡5 2:35.8 高橋司 大久保勝之 吉橋計
第24回 1976年7月4日 ホワイトフォンテン 牡6 2:37.1 高橋司 大久保勝之 吉橋計
第25回 1977年7月3日 グリーングラス 牡4 2:33.8 嶋田功 中野隆良 半沢吉四郎
第26回 1978年7月2日 カネミノブ 牡4 2:34.3 加賀武見 阿部新生 金指利明
第27回 1979年7月8日 ダンケンジ 牡5 2:26.9 増沢末夫 奥平真治 塩入通之
第28回 1980年3月30日 ホウヨウボーイ 牡5 2:41.9 加藤和宏 二本柳俊夫 古川嘉治
第29回 1981年5月17日 ウエスタンジェット 牡4 2:39.2 柴田政人 柴田欣也 西川商事(株)
第30回 1982年5月16日 メジロティターン 牡4 2:32.8 伊藤正徳 尾形盛次 メジロ商事(株)
第31回 1983年5月15日 アサヒテイオー 牡4 2:35.8 蛯沢誠治 加藤修甫 寺内倉蔵
第32回 1984年4月1日 ハヤテミグ 牡4 2:38.2 郷原洋行 野平好男 川部宏
第33回 1985年3月31日 シンボリルドルフ 牡4 2:36.2 岡部幸雄 野平祐二 シンボリ牧場
第34回 1986年3月30日 チェスナットバレー 牡5 2:35.2 郷原洋行 奥平真治 (有)ハイランド牧場
第35回 1987年4月5日 ミホシンザン 牡5 2:33.8 柴田政人 田中朋次郎 堤勘時
第36回 1988年4月3日 メジロフルマー 牝4 2:35.5 田村正光 奥平真治 (有)メジロ牧場
第37回 1989年4月2日 ランニングフリー 牡6 2:33.3 菅原泰夫 本郷一彦 藤島泰輔
第38回 1990年4月1日 オースミシャダイ 牡4 2:34.6 河内洋 武邦彦 山路秀則
第39回 1991年3月31日 キリサンシー 牡6 2:38.8 田中勝春 西塚安夫 畔蒜英雄
第40回 1992年3月22日 メジロライアン 牡5 2:38.3 横山典弘 奥平真治 (有)メジロ牧場
第41回 1993年3月21日 ライスシャワー 牡4 2:35.8 的場均 飯塚好次 栗林英雄
第42回 1994年3月20日 ステージチャンプ 牡4 2:32.8 岡部幸雄 矢野進 古岡秀人
第43回 1995年3月19日 インターライナー 牡4 2:41.0 横山典弘 柄崎孝 松岡正雄
第44回 1996年3月17日 ホッカイルソー 牡4 2:37.3 蛯名正義 田中清隆 (有)北海牧場
第45回 1997年3月23日 ローゼンカバリー 牡4 2:42.5 横山典弘 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第46回 1998年3月29日 テンジンショウグン 牡8 2:34.4 江田照男 矢野照正 (株)テンジン
第47回 1999年3月28日 セイウンスカイ 牡4 2:35.3 横山典弘 保田一隆 西山牧場
第48回 2000年3月26日 レオリュウホウ 牡5 2:35.4 菊沢隆徳 杉浦宏昭 (株)レオ
第49回 2001年3月24日 メイショウドトウ 牡5 2:33.7 安田康彦 安田伊佐夫 松本好雄
第50回 2002年3月23日 アクティブバイオ 牡5 2:37.0 後藤浩輝 崎山博樹 バイオ(株)
第51回 2003年3月29日 イングランディーレ 牡4 2:31.3 小林淳一 清水美波 吉田千津
第52回 2004年3月27日 ウインジェネラーレ 牡4 2:32.8 蛯名正義 国枝栄 (株)ウイン
第53回 2005年3月26日 ユキノサンロイヤル 牡8 2:33.3 小野次郎 増沢末夫 井上基之
第54回 2006年3月25日 リンカーン 牡6 2:33.0 横山典弘 音無秀孝 近藤英子
第55回 2007年3月24日 ネヴァブション 牡4 2:31.8 北村宏司 伊藤正徳 (株)ティーエイチ
第56回 2008年3月29日 マツリダゴッホ 牡5 2:32.7 蛯名正義 国枝栄 高橋文枝
第57回 2009年3月28日 アルナスライン 牡5 2:31.2 蛯名正義 松元茂樹 (有)サンデーレーシング
第58回 2010年3月27日 マイネルキッツ 牡7 2:34.1 松岡正海 国枝栄 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第59回 2011年4月2日 トゥザグローリー 牡4 2:25.4 福永祐一 池江泰寿 (有)キャロットファーム

日経賞からの天皇賞(春)優勝馬

1984年から天皇賞(春)の前哨戦として施行されているが6頭(内1頭が2勝)が天皇賞(春)を制覇している。
回数 馬名 性齢 着順 備考
第32回 モンテファスト 牡6 4着
第33回 シンボリルドルフ 牡4 1着 第5回ジャパンカップ優勝
第30回有馬記念優勝
第35回 ミホシンザン 牡5 1着
第41回 ライスシャワー 牡4 1着 天皇賞(春)2勝
第43回 牡6 6着
第50回 マンハッタンカフェ 牡4 6着
第57回 マイネルキッツ 牡6 2着

第61回 フジテレビ賞 スプリングステークス、馬券になるのはこの馬だ!

「第61回 フジテレビ賞 スプリングステークス(皐月賞トライアル)」、このレースは三冠馬を2頭も生み出している大注目レースですね。

1994年のスプリングSを勝ったナリタブライアンは、その後、クラシック三冠馬になりました。

史上7頭目の三冠馬になったオルフェーヴルは、このスプリングSで重賞初制覇して、その後、無敗で皐月賞、日本ダービー、菊花賞を勝ちました。
過去10年のレース結果から、馬券になる馬を探ります。

・スプリングステークスは、過去にオープンクラスの芝1600m以上のレースで1着になった馬は馬券になる!

過去10年の馬券になった馬を調べると、芝1600m以上のJRA重賞で2着以内か芝1600m以上のオープン特別で1着となった馬が馬券になっています。なんと3着内率34.5%です。

芝1600m以上のJRA重賞で2着以内か芝1600m以上のオープン特別で1着となったことのある馬の成績(過去10年)


成績からの該当 成績 勝率 連対率 3着内率
あり    9-5-5-36 16.4% 25.5% 34.5%
なし    1-5-5-90 1.0% 5.9% 10.9%

・スプリングステークスは、前走500万下のレースに出走していた馬は馬券になる!

芝1600m以上のJRA重賞で2着以内か芝1600m以上のオープン特別で1着となったことの無い馬の、前走の条件別成績(過去10年)

前走の条件  成績     勝率 連対率 3着内率
重賞      0-2-0-22 0% 8.3% 8.3%
オープン特別 0-0-0-18 0% 0% 0%
500万下      1-3-5-38 2.1% 8.5% 19.1%
新馬・未勝利 0-0-0-9 0% 0% 0%
地方競馬のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%

・スプリングステークスは、前走も1800mだった馬が馬券になる!

スプリングステークスの前走の距離別成績を調べると、前走1800mレースに出走していた馬が、勝率・連対率・3着内率すべてでトップです。

前走の距離成績(過去10年)

前走の距離 成績      勝率 連対率 3着内率
1700m以下 2-6-4-57 2.9% 11.6% 17.4%
1800m      7-2-5-38 13.5% 17.3% 26.9%
1900m以上 1-2-1-31 2.9% 8.6% 11.4%

スプリングステークスは、単勝オッズが20倍未満だった馬は前走1800mだった馬が馬券になる!

単勝オッズが20倍未満だった馬の、前走の距離別成績(過去10年)

前走の距離 成績      勝率 連対率 3着内率
1700m以下 2-3-2-15 9.1% 22.7% 31.8%
1800m      7-2-4-13 26.9% 34.6% 50.0%
1900m以上 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%

・スプリングステークスは、キャリアの浅い馬が馬券になる!

過去10年のデータを見ると、3着以内馬30頭中19頭は、通算出走回数が4回以下の馬ですね。

通算出走回数別成績(過去10年)

通算出走回数 成績      勝率 連対率 3着内率
4回以下   6-7-6-47 9.1% 19.7% 28.8%
5回以上   4-3-4-79 4.4% 7.8% 12.2%

・スプリングステークスは、前走から中4週以上の間隔で出走した馬が馬券になる!

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走から中4週以上で出走した馬です。前走から中3週以内の馬は3着内率12.1%と厳しい成績です。

前走との間隔別成績(過去10年)

前走との間隔 成績    勝率 連対率 3着内率
中3週以下 2-2-3-51   3.4% 6.9% 12.1%
中4週以上 8-8-7-75   8.2% 16.3% 23.5%

阪神大賞典ってどんなレース?

阪神大賞典の基本情報

第44回阪神大賞典
主催者 日本中央競馬会
開催地 阪神競馬場
施行時期 3月中旬 – 下旬
(原則1回阪神8日目)
格付け GII
1着賞金 6000万円
賞金総額 1億1400万円
距離 芝3000m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)

負担重量 グレード別定(本文に記載)
第1回施行日 1953年12月6日
特記 地方馬のみ、上位2着までに天皇賞(春)への出走権

阪神大賞典(はんしんだいしょうてん)は、阪神競馬場の芝3000mで行われる中央競馬の重賞競走(GII)。
正賞は兵庫県知事賞・京阪神不動産株式会社賞。

阪神大賞典 概要

1953年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走、「阪神大賞典」として創設、第1回は現在とは違い12月に阪神競馬場の芝2000mで施行された。

1955年には負担重量を別定に変更、翌1957年からは11月初頭に施行時期を移し、施行距離を芝2200mに変更した。
1961年からは施行時期を12月下旬に変更、施行時期が現在の3月になる1986年まで1956年から始まった中山グランプリ(有馬記念)と並ぶ中央競馬の冬の風物詩に定着する事になる。1965年からは施行距離を芝3100mに変更、1974年から現在の芝3000mに変更、1978年から混合競走に指定、外国産馬の出走が可能となり、1980年は京都競馬場の改修工事による振替開催より京都競馬場の芝外回り3000mで施行した。

1984年からはグレード制施行によりGIIに格付けされるとともに、開催週が早まり有馬記念の前哨戦と位置付けされたが、1987年からは施行時期を現在の3月下旬に、また出走資格を5歳(現4歳)以上に変更、天皇賞(春)の前哨戦として定着して行く事になる。
1991年は阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝3000mで施行、1994年は京都競馬場の改修工事による振替開催により再び中京競馬場の芝2800mで施行、翌年には指定競走に指定、地方所属の競走馬も出走が可能になったが、阪神競馬場の阪神・淡路大震災の影響による復旧工事により京都競馬場の芝3000mで施行、2002年からは混合競走から国際競走に指定されると同時に国際グレードでGIIに格付け、外国調教馬も出走が可能になった。

天皇賞(春)の前哨戦として施行されているが、日経賞(芝2500m)、大阪杯(芝2000m)の2重賞(GII)競走と比べ、本競走は芝3000mの長距離で行われている。したがって、芝3200mの長距離で施行される天皇賞(春)の距離に一番近く、前哨戦の中でも最も重要視されている。

また第32回東京優駿(日本ダービー)優勝馬キーストンが最後の直線で左前第一指関節完全脱臼を発症し落馬、振り落とされた鞍上の山本正司に3本脚で寄り添ったり、不調だった1994年の年度代表馬ナリタブライアン(当時・牡5)と1995年の年度代表馬マヤノトップガン(当時・牡4)が名勝負を繰り広げたのも本競走である。ちなみに後者は関西テレビの競馬番組ドリーム競馬のオープニング映像に一時期用いられるほど、印象深いレースだった(1996年秋開催から使用)。この番組のオープニング映像にGII競走の映像が用いられたのは後にも先にも、これだけである。

馬券的には、1番人気馬は2000年から2004年まで5連勝、1994年から2007年まで14年連続1番人気馬が全て連に絡み、さらに1990年から2008年までは19年連続複勝圏を外さなかった。近年では非常に堅いレースとして知られている。
3000mの距離、さらにはGIを目指す一線級の馬がステップレースとしてこのレースに出走してくることも多いため、過去の優勝馬は全て牡馬である(セン馬の優勝も無い)。

なお地方馬に限られるが、上位2着までに限り天皇賞(春)の出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。
現在の優勝レイの配色は、赤色地に黄色文字となっている。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)と外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は4歳は55kg、5歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

阪神大賞典 歴史

1953年 – 阪神競馬場の芝2000mの4歳(現3歳)以上の混合のハンデキャップの重賞競走、阪神大賞典として創設。
1956年 – 負担重量が別定に変更。
1957年 – 施行距離を芝2200mに変更。
1959年 – この年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
1965年 – 施行距離を芝3100mに変更。
1967年 – キーストンが故障を発症し騎手が落馬、競走中止。
1974年 – 施行距離を芝3000mに変更。
1977年
久保敏文が騎手として史上初の3連覇。
久保道雄が調教師として史上初の連覇。
1980年 – 京都競馬場の改修工事による振替開催により京都競馬場の芝外回り3000mで施行。
1984年
グレード制施行によりGIIに格付け。
シンブラウンが史上初の連覇。
布施正が調教師として2人目の連覇。
1987年 – 開催時期変更(12月から3月に移動)に伴い、出走資格を5歳(現4歳)以上に変更。
1988年 – タマモクロスとダイナカーペンターが同着優勝。
1989年 – 2位入線のスルーオダイナが進路妨害により失格。
1991年 – 阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝3000mで施行。
1992年
メジロマックイーンが2頭目の連覇。
池江泰郎が調教師として3人目の連覇。
1994年 – 京都競馬場の改修工事による振替開催により中京競馬場の芝2800mで施行。
1995年
指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
阪神競馬場の阪神・淡路大震災の影響による復旧工事により京都競馬場の芝外回り3000mで施行。
1996年
この年に限り、土曜日に施行された。(以降は現在に至るまで日曜日施行)
ナリタブライアンが3頭目の連覇。
大久保正陽が調教師として4人目の連覇。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
ナリタトップロードが芝3000mの世界レコード3:02.5で圧勝。
2002年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
国際セリ名簿基準委員会(ICSC)より国際GIIに指定。
ナリタトップロードが4頭目の連覇。
沖芳夫が調教師として5人目の連覇。
2003年 – 外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2006年 – 牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
2007年 – 武豊が騎手として3回目の連覇。
2011年 – 3月11日に発生した東日本大震災を受け、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施。
2012年 – 基本負担重量を4歳56kg、5歳以上57kg(牝馬は2kg減)から4歳55kg、5歳以上56kg(牝馬は2kg減)に変更。

阪神大賞典 歴代優勝馬

国際競走となった2002年以降は優勝馬の国旗を表記する。
回数 施行日     優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1953年12月6日 コウラン 牡3 2:05 2/5 土門健司 坂口正二 笠木政彦
第2回 1954年12月12日 ヒヤキオーガン 牡3 2:04 1/5 佐藤勇 武田文吾 坂上忠兵衞
第3回 1955年12月25日 セカイオー 牡3 2:06 0/5 島崎宏 加藤清一 吉木三郎
第4回 1956年12月2日 ダイナナホウシユウ 牡5 2:04 1/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎
第5回 1957年11月3日 トツプラン 牡3 2:17 1/5 栗田勝 武田文吾 坂谷豊次
第6回 1958年11月3日 カツラシユウホウ 牡3 2:20 0/5 蛯名武五郎 藤本冨良 牧市太郎
第7回 1959年11月3日 トキツヒロ 牡3 2:21.7 大根田裕也 大久保房松 伊藤忠雄
第8回 1960年10月30日 ヤマニンモアー 牡3 2:16.1 浅見国一 藤本冨良 土井宏二
第9回 1961年12月17日 ヘリオス 牡4 2:22.9 大久保正陽 大久保亀治 加藤弘
第10回 1962年12月16日 モトイチ 牡3 2:21.6 須貝彦三 橋田俊三 塚本元一
第11回 1963年12月15日 ヒカルポーラ 牡4 2:19.2 高橋成忠 佐藤勇 坪田喜之助
第12回 1964年12月20日 コウタロー 牡4 2:17.7 武邦彦 柴田不二男 上田正次
第13回 1965年12月19日 チトセオー 牡3 3:19.2 湯浅三郎 加藤清一 (株)チトセクラブ
第14回 1966年12月18日 リユウフアーロス 牡3 3:16.0 宮本悳 橋本正晴 三好諦三
第15回 1967年12月17日 フイニイ 牡3 3:17.4 保田隆芳 尾形藤吉 永田賢介
第16回 1968年12月29日 ムオー 牡4 3:17.9 大根田裕也 梅内慶蔵 伊藤忠雄
第17回 1969年12月28日 ダテハクタカ 牡3 3:14.5 宇田明彦 星川泉士 (株)伊達牧場
第18回 1970年12月27日 スピーデーワンダー 牡4 3:18.5 栗田勝 梅内慶蔵 石坂達也
第19回 1971年12月26日 スインホウシュウ 牡3 3:23.2 安藤正敏 上田三千夫 上田清次郎
第20回 1972年12月24日 ハマノパレード 牡3 3:27.7 吉岡八郎 坂口正二 (株)ホースタジマ
第21回 1973年12月23日 ディクタボーイ 牡3 3:12.7 高橋成忠 布施正 渡辺淳三
第22回 1974年12月22日 クリオンワード 牡4 3:06.0 安田伊佐夫 栗田勝 樫山純三
第23回 1975年12月21日 ロングホーク 牡3 3:08.3 久保敏文 松田由太郎 中井長一
第24回 1976年12月26日 ホクトボーイ 牡3 3:14.2 久保敏文 久保道雄 森滋
第25回 1977年12月25日 タニノチェスター 牡5 3:07.5 久保敏文 久保道雄 谷水雄三
第26回 1978年12月24日 キャプテンナムラ 牡3 3:13.5 飯田明弘 坂口正大 奈村信重
第27回 1979年12月23日 ファインドラゴン 牡3 3:09.3 南井克巳 内田繁三 吉田久博
第28回 1980年12月21日 グレートタイタン 牡5 3:12.5 田原成貴 吉田三郎 長底定治郎
第29回 1981年12月20日 アリーナオー 牡3 3:09.6 武邦彦 湯浅三郎 山本信行
第30回 1982年12月26日 ハンキイナリ 牡6 3:13.6 南井克巳 大沢真 前田勝治
第31回 1983年12月25日 シンブラウン 牡3 3:04.9 岩元市三 布施正 林幸雄
第32回 1984年12月2日 シンブラウン 牡4 3:07.5 岩元市三 布施正 林幸雄
第33回 1985年12月1日 ニシノライデン 牡4 3:06.8 伊藤清章 伊藤修司 西山正行
第34回 1986年11月30日 メジロボアール 牡3 3:06.1 村本善之 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第35回 1987年3月15日 スダホーク 牡5 3:10.3 田村正光 古山良司 須田松夫
第36回 1988年3月13日 タマモクロス 牡4 3:12.1 南井克巳 小原伊佐美 タマモ(株)
ダイナカーペンター 牡4 加用正 増本豊 (有)社台レースホース
第37回 1989年3月12日 ナムラモノノフ 牡4 3:07.4 岡富俊一 野村彰彦 奈村信重
第38回 1990年3月11日 オースミシャダイ 牡4 3:10.1 松永昌博 武邦彦 山路秀則
第39回 1991年3月10日 メジロマックイーン 牡4 3:07.3 武豊 池江泰郎 メジロ商事(株)
第40回 1992年3月15日 メジロマックイーン 牡5 3:13.5 武豊 池江泰郎 メジロ商事(株)
第41回 1993年3月14日 メジロパーマー 牡6 3:09.2 山田泰誠 大久保正陽 (有)メジロ牧場
第42回 1994年3月13日 ムッシュシェクル 牡6 2:55.2 藤田伸二 小林稔 藤立啓一
第43回 1995年3月12日 ナリタブライアン 牡4 3:08.2 南井克巳 大久保正陽 山路秀則
第44回 1996年3月9日 ナリタブライアン 牡5 3:04.9 武豊 大久保正陽 山路秀則
第45回 1997年3月16日 マヤノトップガン 牡5 3:07.2 田原成貴 坂口正大 田所祐
第46回 1998年3月22日 メジロブライト 牡4 3:09.3 河内洋 浅見秀一 (有)メジロ牧場
第47回 1999年3月21日 スペシャルウィーク 牡4 3:13.4 武豊 白井寿昭 臼田浩義
第48回 2000年3月19日 テイエムオペラオー 牡4 3:09.4 和田竜二 岩元市三 竹園正繼
第49回 2001年3月18日 ナリタトップロード 牡5 3:02.5 渡辺薫彦 沖芳夫 山路秀則
第50回 2002年3月17日 ナリタトップロード 牡6 3:07.9 渡辺薫彦 沖芳夫 山路秀則
第51回 2003年3月23日 ダイタクバートラム 牡5 3:05.9 武豊 橋口弘次郎 (有)太陽ファーム
第52回 2004年3月21日 リンカーン 牡4 3:08.4 武豊 音無秀孝 近藤英子
第53回 2005年3月20日 マイソールサウンド 牡6 3:06.2 本田優 西浦勝一 佐野清
第54回 2006年3月19日 ディープインパクト 牡4 3:08.8 武豊 池江泰郎 金子真人ホールディングス(株)
第55回 2007年3月18日 アイポッパー 牡7 3:08.3 武豊 清水出美 (有)サンデーレーシング
第56回 2008年3月23日 アドマイヤジュピタ 牡5 3:08.7 岩田康誠 友道康夫 近藤利一
第57回 2009年3月22日 アサクサキングス 牡5 3:13.2 四位洋文 大久保龍志 田原慶子
第58回 2010年3月21日 トウカイトリック 牡8 3:07.3 藤田伸二 野中賢二 内村正則
第59回 2011年3月20日 ナムラクレセント 牡6 3:04.4 和田竜二 福島信晴 奈村信重
最多勝利騎手 – 武豊 8回(第39回、40回、44回、47回、51回、52回、54回、55回)

阪神大賞典からの天皇賞(春)優勝馬

1987年から天皇賞(春)の前哨戦として施行されているが9頭(内1頭が連覇)が天皇賞(春)を制覇している。
回数 馬名     性齢 着順 備考
第36回 タマモクロス 牡4 1着 第29回宝塚記念優勝
第98回天皇賞(秋)優勝
第37回 イナリワン 牡5 5着 第30回宝塚記念優勝
第34回有馬記念優勝
第39回 メジロマックイーン 牡4 1着 天皇賞(春)連覇
第40回 牡5 1着
第45回 マヤノトップガン 牡5 1着 天皇賞(春)では3:14.4のレコード(当時)で優勝
第46回 メジロブライト 牡4 1着 –
第47回 スペシャルウィーク 牡4 1着 第120回天皇賞(秋)優勝
第19回ジャパンカップ優勝
第48回 テイエムオペラオー 牡4 1着 古馬中長距離GI完全制覇
天皇賞(春)連覇
第54回 ディープインパクト 牡4 1着 天皇賞(春)では3:13.4のレコードで優勝
第56回 アドマイヤジュピタ 牡5 1着 –

スプリングステークスってどんなレース?

スプリングステークス(皐月賞トライアル)の基本情報

第45回スプリングステークス
主催者 日本中央競馬会
開催地 中山競馬場
施行時期 3月中旬 – 下旬
(原則2回中山8日目)
格付け GII
1着賞金 5200万円
賞金総額 9900万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系3歳牡馬・牝馬(国際)(指定)

負担重量 馬齢(牡馬56kg、牝馬2kg減)
第1回施行日 1952年3月10日
特記 上位3着まで(収得賞金0の馬は2着まで)に皐月賞への優先出走権

スプリングステークスは中山競馬場の芝1800メートルで行われる中央競馬の重賞(GII)競走。競走名は英語で春を意味する「Spring」から。フジテレビジョンが優勝杯を提供しているため、正式名称はフジテレビ賞スプリングステークスと表記され、フジテレビの競馬中継では「スプリングステークス」ではなく「フジテレビ賞」と呼ばれることもある。

スプリングステークス 概要

1952年にクラシック競走である皐月賞の前哨戦として4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の別定重量の重賞競走、スプリングステークスとして創設、第1回は現在とは違い東京競馬場の芝1800mで施行された。

1958年からは皐月賞トライアルに指定され上位5着までに入賞した競走馬には皐月賞の優先出走権が与えられるようになり(ただし、上位に入賞した競走馬に皐月賞の優先出走権が与えられるようになったのは、ナスノコトブキが3着に敗れ皐月賞出走を逃した1966年よりあとのことである)、負担重量を定量に変更、さらに施行場を中山競馬場の芝1700mに変更、1960年から現在の芝1800mに変更した。

1984年のグレード制施行によりGIIに格付け、1986年は3月23日の開催予定が降雪による当日の第3回中山競馬2日目の第8競走以降が中止、本競走のみは翌週に順延開催され日経賞と同日開催となり、1988年は中山競馬場の改修工事によりふたたび東京競馬場の芝1800mで施行、1991年には優先出走権の見直しにより上位3着までに入賞した競走馬に皐月賞の優先出走権が与えられるように変更された。

1995年からは特別指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走が可能になりさらに2002年からは外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環で皐月賞も外国産馬が出走可能になったことに伴い混合競走に指定、2003年からは負担重量を馬齢に変更した。2010年からは国際競走となった。

皐月賞トライアルの中で一番歴史のある競走で弥生賞とともに皐月賞の重要な前哨戦として位置付けられ、第8回の2着馬ウイルデイールが皐月賞を制したのを初めに数多くの出走馬が後にGI(級)の競走で優勝している。

現在の優勝レイの配色は赤色地に銀色文字で、協賛のフジテレビジョンが属するフジサンケイグループの目印である目玉マークもあしらわれている。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牡馬・牝馬の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)および外国調教馬(8頭まで)。上位3着まで入賞した競走馬には皐月賞の優先出走権が与えられる。
負担重量は馬齢重量で牡馬は56kg、牝馬は54kgである。

スプリングステークス 歴史

1952年 – 東京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の牡馬・牝馬の別定の重賞競走、スプリングステークスとして創設(創設当初の基本負担斤量は牡馬・牝馬共に52kg)。
1955年 – 施行距離を芝1600mに変更。
1958年
皐月賞トライアルに指定され、上位5着までの入賞馬に皐月賞の優先出走権が付与されるようになる。
施行場を中山競馬場の芝1700mに変更。
負担重量を「別定重量」から「定重量」に変更。
負担斤量を牡馬55kg、牝馬53kgに変更。
元地方大井所属のダイゴホマレがJRA転厩馬として史上初の優勝。
1960年
前年の9月1日から日本競馬の計時方式の変更に伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
施行距離を芝1800mに戻す。
1961年
元地方大井所属のユキロウがJRA転厩馬として史上2頭目の優勝。
渡辺正人が騎手として史上初の連覇。
1964年
フジテレビジョンから寄贈賞を受け、フジテレビ賞スプリングステークスに名称変更。
中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
1965年 – 栗田勝が騎手として2人目の連覇。
1968年 – 東京競馬場の施設改修工事により、1ヶ月遅れの4月28日に施行。
1971年 – 負担斤量を牡馬56kg、牝馬54kgに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザの影響で東京競馬場の芝1800mで5月に順延開催。
1973年 – 元地方大井所属のハイセイコーがJRA転厩馬として史上3頭目の優勝。
1984年 – グレード制施行によりGIIに格付け。
1986年 – 3月23日の開催予定が降雪による当日の第3回中山競馬2日目の第8競走以降が中止、本競走のみは翌週に順延開催、日経賞と同日開催となる。
1988年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
1990年 – 菅原泰夫が騎手として3人目の連覇。
1991年 – 皐月賞の優先出走権取得条件が上位5頭から上位3頭の入賞馬に変更。
1995年
指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
南井克巳が騎手として4人目の連覇。
1998年 – 蛯名正義が騎手として5人目の連覇。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牡馬・牝馬」から「3歳牡馬・牝馬」に変更。
2002年 – 混合競走に指定。
2003年 – 負担重量を「定重量」から「馬齢重量」に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIに変更。
2010年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIに戻す。
林田健司作曲のファンファーレを使用する[1]。
2011年
中山競馬場で3月20日の施行予定が東日本大震災の影響により中山競馬場での開催が中止になったため、3月26日に阪神競馬場芝外回り1800mで順延開催された[2][3]。
「フジテレビ賞」の冠を外し、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施された。専用ファンファーレは使用されなかった。

スプリングステークス 歴代優勝馬
回数 施行日      優勝馬 性齢 勝時計     優勝騎手 管理調教師
第1回 1952年3月10日 アサトモ 牡3 1:57 3/5 野平祐二 望月与一郎
第2回 1953年3月22日 チエリオ 牝3 1:54 1/5 阿部正太郎 田中和一郎
第3回 1954年3月21日 タカオー 牡3 1:53 1/5 高橋英夫 上村大治郎
第4回 1955年3月27日 ナンシーシヤイン 牡3 1:42 4/5 坂本栄三郎 鈴木勝太郎
第5回 1956年3月21日 キタノオー 牡3 1:41 2/5 勝尾竹男 久保田金造
第6回 1957年3月21日 ヒカルメイジ 牡3 1:37 3/5 蛯名武五郎 藤本冨良
第7回 1958年4月6日 ダイゴホマレ 牡3 1:45 2/5 伊藤竹男 久保田金造
第8回 1959年4月5日 メイタイ 牡3 1:47 1/5 八木沢勝美 尾形藤吉
第9回 1960年4月3日 コダマ 牡3 1:54.0 渡辺正人 武田文吾
第10回 1961年3月26日 ユキロウ 牡3 1:57.3 渡辺正人 松山吉三郎
第11回 1962年3月21日 カネツセーキ 牡3 1:53.1 伊藤竹男 久保田金造
第12回 1963年3月24日 メイズイ 牡3 1:53.5 森安重勝 尾形藤吉
第13回 1964年3月29日 シンザン 牡3 1:51.3 栗田勝 武田文吾
第14回 1965年3月28日 ダイコーター 牡3 1:50.9 栗田勝 柴田不二男
第15回 1966年4月3日 シヨウグン 牡3 1:54.4 中野渡清一 中村広
第16回 1967年3月26日 メジロフレーム 牡3 1:53.1 矢野一博 八木沢勝美
第17回 1968年4月28日 マーチス 牡3 1:53.1 保田隆芳 伊藤修司
第18回 1969年3月30日 ワイルドモア 牡3 1:56.7 森安重勝 尾形藤吉
第19回 1970年3月22日 タニノムーティエ 牡3 1:49.9 安田伊佐夫 島崎宏
第20回 1971年4月11日 メジロゲッコウ 牡3 1:52.1 郷原洋行 大久保末吉
第21回 1972年5月7日 タイテエム 牡3 1:50.3 須貝四郎 橋田俊三
第22回 1973年3月25日 ハイセイコー 牡3 1:51.0 増沢末夫 鈴木勝太郎
第23回 1974年3月24日 キタノカチドキ 牡3 1:52.1 武邦彦 服部正利
第24回 1975年3月23日 ロングホーク 牡3 1:51.8 柴田政人 松田由太郎
第25回 1976年3月28日 テンポイント 牡3 1:52.4 鹿戸明 小川佐助
第26回 1977年3月27日 ヨシノリュウジン 牡3 1:56.0 中島啓之 尾形藤吉
第27回 1978年3月26日 タケデン 牡3 1:51.3 岡部幸雄 元石孝昭
第28回 1979年3月25日 リキアイオー 牡3 1:49.9 星野信幸 伊藤竹男
第29回 1980年3月23日 サーペンプリンス 牡3 1:54.3 谷原義明 大久保末吉
第30回 1981年3月22日 サンエイソロン 牡3 1:53.7 小島太 古山良司
第31回 1982年3月28日 ハギノカムイオー 牡3 1:51.5 伊藤清章 伊藤修司
第32回 1983年3月27日 タケノヒエン 牡3 1:52.5 本田優 星川泉士
第33回 1984年3月25日 ビゼンニシキ 牡3 1:50.6 蛯沢誠治 成宮明光
第34回 1985年3月24日 ミホシンザン 牡3 1:49.5 柴田政人 田中朋次郎
第35回 1986年3月30日 サニーライト 牡3 1:50.3 大塚栄三郎 吉野勇
第36回 1987年3月29日 マティリアル 牡3 1:49.3 岡部幸雄 田中和夫
第37回 1988年3月27日 モガミナイン 牡3 1:49.7 安田富男 加藤修甫
第38回 1989年3月26日 ナルシスノワール 牡3 1:49.8 菅原泰夫 田之上勲
第39回 1990年3月25日 アズマイースト 牡3 1:48.9 菅原泰夫 仲住芳雄
第40回 1991年3月24日 シンホリスキー 牡3 1:50.3 武豊 岩元市三
第41回 1992年3月29日 ミホノブルボン 牡3 1:50.1 小島貞博 戸山為夫
第42回 1993年3月28日 マルチマックス 牡3 1:49.9 田中勝春 橋田満
第43回 1994年3月27日 ナリタブライアン 牡3 1:49.1 南井克巳 大久保正陽
第44回 1995年3月26日 ナリタキングオー 牡3 1:54.5 南井克巳 中尾謙太郎
第45回 1996年3月24日 バブルガムフェロー 牡3 1:50.1 岡部幸雄 藤沢和雄
第46回 1997年3月16日 ビッグサンデー 牡3 1:52.2 蛯名正義 中尾正
第47回 1998年3月22日 クリールサイクロン 牡3 1:49.8 蛯名正義 稲葉隆一
第48回 1999年3月21日 ワンダーファング 牡3 1:51.2 幸英明 領家政蔵
第49回 2000年3月19日 ダイタクリーヴァ 牡3 1:49.1 高橋亮 橋口弘次郎
第50回 2001年3月18日 アグネスゴールド 牡3 1:50.1 河内洋 長浜博之
第51回 2002年3月17日 タニノギムレット 牡3 1:46.9 四位洋文 松田国英
第52回 2003年3月23日 ネオユニヴァース 牡3 1:48.2 M.デムーロ 瀬戸口勉
第53回 2004年3月21日 ブラックタイド 牡3 1:48.3 横山典弘 池江泰郎
第54回 2005年3月20日 ダンスインザモア 牡3 1:47.3 蛯名正義 相沢郁
第55回 2006年3月19日 メイショウサムソン 牡3 1:48.9 石橋守 瀬戸口勉
第56回 2007年3月18日 フライングアップル 牡3 1:49.0 横山典弘 藤沢和雄
第57回 2008年3月23日 スマイルジャック 牡3 1:48.9 小牧太 小檜山悟
第58回 2009年3月22日 アンライバルド 牡3 1:50.8 岩田康誠 友道康夫
第59回 2010年3月21日 アリゼオ 牡3 1:48.2 横山典弘 堀宣行
第60回 2011年3月26日 オルフェーヴル 牡3 1:46.4 池添謙一 池江泰寿

スプリングステークスからの春のクラシック競走優勝馬

創設年から皐月賞の前哨戦(後に皐月賞トライアル)として施行されているが23頭が皐月賞を制覇し、更に東京優駿(日本ダービー)・桜花賞・優駿牝馬(オークス)・NHKマイルカップのいずれかを10頭が制覇している。第13回優勝馬シンザン、第43回優勝馬ナリタブライアン、第60回優勝馬オルフェーヴルは本競走からクラシック牡馬3冠を成し遂げた。

また、このレースと皐月賞を連勝した馬15頭のうち(3冠馬3頭を含む)11頭がその後、東京優駿(日本ダービー)か菊花賞を制している。

回数 馬名     性齢 着順 優勝競走
第1回 スウヰイスー 牝3 5着 第12回桜花賞
第3回 ヤマイチ 牝3 5着 第14回桜花賞、第15回優駿牝馬
第6回 ヒカルメイジ 牡3 1着 第24回東京優駿
第7回 ダイゴホマレ 牡3 1着 第25回東京優駿
第8回 ウイルデイール 牡3 2着 第19回皐月賞
第9回 コダマ 牡3 1着 第20回皐月賞、第27回東京優駿
第12回 メイズイ 牡3 1着 第23回皐月賞、第30回東京優駿
第13回 シンザン 牡3 1着 第24回皐月賞、第31回東京優駿
第14回 キーストン 牡3 2着 第32回東京優駿
第15回 ニホンピロエース 牡3 4着 第26回皐月賞
第16回 リユウズキ 牡3 6着 第27回皐月賞
第17回 マーチス 牡3 1着 第28回皐月賞
タニノハローモア 4着 第35回東京優駿
第18回 ワイルドモア 牡3 1着 第29回皐月賞
第19回 タニノムーティエ 牡3 1着 第30回皐月賞、第37回東京優駿
第20回 ヒカルイマイ 牡3 4着 第31回皐月賞、第38回東京優駿
第22回 ハイセイコー 牡3 1着 第33回皐月賞
第23回 キタノカチドキ 牡3 1着 第34回皐月賞
第28回 カツラノハイセイコ 牡3 2着 第46回東京優駿
ビンゴガルー 5着 第39回皐月賞
第29回 ハワイアンイメージ 牡3 2着 第40回皐月賞
第31回 アズマハンター 牡3 3着 第42回皐月賞
第34回 ミホシンザン 牡3 1着 第45回皐月賞
第36回 メリーナイス 牡3 9着 第54回東京優駿
第38回 ドクタースパート 牡3 3着 第49回皐月賞
第41回 ミホノブルボン 牡3 1着 第52回皐月賞、第59回東京優駿
第43回 ナリタブライアン 牡3 1着 第54回皐月賞、第61回東京優駿
第51回 タニノギムレット 牡3 1着 第69回東京優駿
第52回 ネオユニヴァース 牡3 1着 第63回皐月賞、第70回東京優駿
第53回 ダイワメジャー 牡3 3着 第64回皐月賞
第55回 メイショウサムソン 牡3 1着 第66回皐月賞、第73回東京優駿
第58回 アンライバルド 牡3 1着 第69回皐月賞
第60回 オルフェーヴル 牡3 1着 第71回皐月賞、第78回東京優駿

スプリングステークス脚注・出典

^ 現在の中央競馬で専用のファンファーレを持つ競走は、当競走と宝塚記念と名鉄杯のみである。
^ 阪神競馬【3月26日(土)・27日(日)】の番組変更 JRA News 2011年3月16日告示
^ 2011年3月26日(土)競馬番組 日本中央競馬会オフィシャルサイト:『レーシングカレンダー 競馬番組』参照

ファルコンステークスってどんなレース?

ファルコンステークスの基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 中京競馬場
施行時期 3月中旬 – 下旬
(原則1回中京5日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝1400m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(指定)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1987年7月5日
特記 地方馬のみ、上位2着までにNHKマイルカップへの出走権

ファルコンステークスは、中京競馬場の芝1400mで行われる中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は英語でハヤブサを意味する「falcon」から。中日スポーツを発行する中日新聞社が優勝杯を提供しており、正式名称は「中日スポーツ賞 ファルコンステークス」と表記している。
正賞は、中日スポーツ総局賞。

ファルコンステークス概要

1972年に中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の混合の別定のオープン特別競走、4歳ステークスとして施行されたのが始まり。
翌1973年には施行距離を芝2000mに変更、1980年からは中京4歳特別に名称変更するとともに施行距離を芝1400mに変更した。

1984年からは施行距離を再び芝1800mに変更、1985年には中日スポーツ杯4歳ステークスに名称を変更するが、さらに1986年には中日スポーツ賞に名称変更された。

1987年より混合競走から除外されるが、重賞競走に昇格、GIIIに格付けされ、名称を中日スポーツ賞4歳ステークスに変更した。1993年は中京競馬場の改修工事に伴い、京都競馬場の芝外回り1800mで施行、1994年には混合競走に再び指定、外国産馬の出走が可能となり、1996年からはNHKマイルカップの創設を中心とした4歳(現3歳)短距離路線の整備に伴い、施行距離を芝1200mに変更した。

1997年には特別指定交流競走に指定、JRAに認定された地方所属の競走馬が出走可能になり、2001年には競走馬の年齢表示の国際基準に変更に伴う競走名の変更により、現在の名称となった。

2011年は中京競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場の芝内回り1200mで施行(本来なら、中京開催そのものの代替場の小倉競馬場で行われるべきだが、関東馬の遠征による不利を避けるという観点から阪神に振り替えて行われる)された。
2012年からは改修工事により新設された芝1400mのコースに施行距離を変更した。

1800mで施行されていた時は福島競馬場で施行するラジオたんぱ賞と日程が重なるため出走馬が分散し、また東京優駿(日本ダービー)に出走できなかった、また敗れた競走馬が多く出走することから「残念ダービー」とも呼ばれていたが、1996年から芝1200mで施行する事になり、3歳及び夏の短距離路線を占う競走として位置付けされていたが、2006年からは中山競馬場で施行されていたクリスタルカップ(2005年廃止)に代わる形で施行時期が3月に移動する事になり、特別指定競走から指定競走に変更、5月のNHKマイルカップや3歳短距離路線を占う競走として位置付けされる事になった。

1800m時には、サッカーボーイ・オサイチジョージ・ネーハイシーザーが、1200mに短縮後は、サニングデール・ジョーカプチーノといったGI馬がこのレースを勝利している。

なお地方所属馬に限られるが、上位2着までに限りNHKマイルカップの出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。

ちなみにローテーション的に上位総収得金額枠で牝馬の場合は桜花賞、牡馬・牝馬は皐月賞に出走可能となるが、皐月賞の場合は現在のところ1頭もいない。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国競走馬(9頭まで)。
負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金が2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担が課せられる。

ファルコンステークス 歴史

1972年 – 中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の混合の別定のオープン特別競走、4歳ステークスとして施行。
1973年 – 施行距離を芝2000mに変更。
1979年 – 京都競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝1600mで施行。
1980年
名称を中京4歳特別に変更。
施行距離を芝1400mに変更。
1984年 – 施行距離を再び芝1800mに変更。
1985年 – 名称を中日スポーツ杯4歳ステークスに変更。
1986年 – 名称を中日スポーツ賞に変更。
1987年 – 中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の別定の重賞(GIII)競走、中日スポーツ賞4歳ステークスとして新設。
1993年 – 中京競馬場の改修工事により京都競馬場の芝外回り1800mで施行。
1994年 – 混合競走に指定。
1996年 – 施行距離を芝1200mに変更。
1997年 – 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
名称を現在のファルコンステークスに変更。
2006年
開催時期を3月に変更。
特別指定交流競走から指定交流競走に変更され、JRAに認定されていない地方所属馬にも門戸が開かれる。
3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
2011年
中京競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝内回り1200mで施行。
3月11日に発生した東日本大震災を受け、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施。
2012年 – 施行距離を芝1400mに変更。

ファルコンステークス 歴代優勝馬

4歳ステークス・中京4歳特別・中日スポーツ杯4歳ステークス・中日スポーツ賞

施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
1972年6月25日 アーチデューク 牡3 1:49.3 安田伊佐夫 武田文吾
1973年7月8日 イーストリバー 牡3 2:02.1 北橋修二 松元正雄
1974年7月7日 カワチボーイ 牡3 2:07.7 中野勝也 吉田三郎
1975年7月13日 アヤフブキ 牡3 2:06.4 武田悟 夏村辰男
1976年7月11日 ミヤジマレンゴ 牡3 2:03.6 武田悟 夏村辰男
1977年7月9日 アイノクレスピン 牝3 2:01.5 目野哲也 土門健司
1978年7月8日 ディープリバー 牝3 2:01.7 吉田勝也 吉田三郎
1979年7月7日 ボールドエーカン 牡3 1:35.0 河内洋 内藤繁春
1980年6月28日 タカノカチドキ 牡3 1:23.0 武邦彦 服部正利
1981年6月21日 キタノコマヨシ 牡3 1:22.3 武邦彦 武田作十郎
1982年6月27日 ロングヒエン 牡3 1:21.5 河内洋 小林稔
1983年6月26日 ニホンピロウイナー 牡3 1:22.8 武邦彦 服部正利
1984年7月1日 ホリノエイシュン 牡3 1:50.7 武邦彦 鹿戸明
1985年6月30日 シンワアイセル 牡3 1:55.3 岩元市三 柴田不二男
1986年6月29日 マンノベスト 牡3 1:53.0 丸山勝秀 松元正雄

ファルコンステークス 重賞格付け以後

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1987年7月5日 ヒデリュウオー 牡3 1:48.8 加用正 大沢真 梅沢光行
第2回 1988年7月3日 サッカーボーイ 牡3 1:48.9 河内洋 小野幸治 (有)社台レースホース
第3回 1989年7月2日 オサイチジョージ 牡3 1:47.9 丸山勝秀 土門一美 野出長一
第4回 1990年7月1日 ロングアーチ 牡3 1:48.5 武豊 宇田明彦 中井商事(株)
第5回 1991年6月30日 コガネパワー 牡3 1:48.5 田原成貴 鶴留明雄 瀬古孝雄
第6回 1992年7月5日 キョウエイボーガン 牡3 1:48.2 松本達也 野村彰彦 松岡正雄
第7回 1993年7月4日 ネーハイシーザー 牡3 1:45.2 塩村克己 布施正 (株)大丸企業
第8回 1994年7月2日 イナズマタカオー 牡3 1:48.7 大崎昭一 日迫良一 小島隆男
第9回 1995年7月1日 イブキラジョウモン 牡3 1:49.6 武豊 領家政蔵 (有)伊吹
第10回 1996年6月1日 スギノハヤカゼ 牡3 1:08.5 田島裕和 鹿戸幸治 杉江義夫
第11回 1997年6月7日 オープニングテーマ 牡3 1:09.6 小池隆生 太宰義人 前田幸治
第12回 1998年6月13日 トキオパーフェクト 牡3 1:09.9 蛯名正義 古賀史生 坂田時雄
第13回 1999年6月12日 サイキョウサンデー 牡3 1:09.8 河内洋 坂口正大 奥本賢一郎
第14回 2000年6月11日 ユーワファルコン 牡3 1:08.9 中舘英二 堀井雅広 (株)ユーワ
第15回 2001年6月10日 ルスナイクリスティ 牝3 1:08.9 秋山真一郎 高木嘉夫 (有)髙昭牧場
第16回 2002年6月9日 サニングデール 牡3 1:08.9 福永祐一 瀬戸口勉 後藤繁樹
第17回 2003年6月15日 ギャラントアロー 牡3 1:09.7 幸英明 崎山博樹 冨沢敦子
第18回 2004年6月13日 キョウワハピネス 牝3 1:09.5 安田康彦 佐山優 浅川昌彦
第19回 2005年6月12日 カズサライン 牡3 1:09.9 中舘英二 和田正道 阿津和昌
第20回 2006年3月11日 タガノバスティーユ 牡3 1:09.9 池添謙一 池添兼雄 八木良司
第21回 2007年3月10日 アドマイヤホクト 牡3 1:08.0 横山典弘 古賀史生 近藤利一
第22回 2008年3月15日 ダノンゴーゴー 牡3 1:09.0 武豊 橋口弘次郎 (株)ダノックス
第23回 2009年3月21日 ジョーカプチーノ 牡3 1:08.9 藤岡康太 中竹和也 上田けい子
第24回 2010年3月20日 エーシンホワイティ 牡3 1:08.7 北村友一 松元茂樹 (株)栄進堂
第25回 2011年3月19日 ヘニーハウンド 牡3 1:08.7 岩田康誠 矢作芳人 林正道

ファルコンステークスからのNHKマイルカップ優勝馬

2006年からNHKマイルカップの前哨戦として施行されているが、1頭がNHKマイルカップを制覇している。
回数    馬名 性齢 着順
第23回 ジョーカプチーノ 牡3 1着

報知杯フィリーズレビューってどんなレース?

報知杯フィリーズレビューの基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 阪神競馬場
施行時期 3月中旬
(原則1回阪神6日目)
格付け GII
1着賞金 5000万円
賞金総額 9500万円
距離 芝1400m
出走条件 サラブレッド系3歳牝馬(国際)(指定)
出走資格も参照
負担重量 馬齢(54kg)
第1回施行日 1967年3月19日
特記 上位3着まで(収得賞金0の馬は2着まで)に
桜花賞への優先出走権

報知杯フィリーズレビューは、阪神競馬場の芝内回り1400mで施行する中央競馬の重賞(GII)競走。
競走名は英語で4歳(旧5歳)までの複数の牝馬を意味する「Fillies’」とフランス語で演劇・舞踊劇・歌劇などを意味する「revue」の掛け合わせで「牝馬たちの舞台」と意味を持つ。

報知新聞社が優勝杯を提供しており、正式名称は報知杯フィリーズレビューと表記される。

報知杯フィリーズレビュー 概要

1967年に牝馬限定のクラシック競走の桜花賞の前哨戦として4歳(現3歳)牝馬限定の馬齢の桜花賞トライアルの重賞競走、阪神4歳牝馬特別として創設、第1回は阪神競馬場の芝1400mで施行され、上位5着までに入賞した競走馬には桜花賞の優先出走権が与えられた。

1975年からは施行距離を芝1200mに変更、更に報知新聞社の優勝杯の提供を受けることになった。1979年には施行距離を再び芝1400mに戻し、1983年からは4歳牝馬特別(正式名称は報知杯4歳牝馬特別)に名称変更を行ったが、現在のフローラステークスにあたる4歳牝馬特別(正式名称はサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別)が存在していたため、競馬ファンや競馬関係者からは、4歳牝馬特別(西)と呼ばれた。

1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け、1991年には優先出走権の見直しにより、上位3着までに入賞した競走馬に桜花賞の優先出走権が与えられるように変更された。

1995年からは指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になったが、阪神・淡路大震災の影響による阪神競馬場の復旧工事に伴い京都競馬場の芝外回り1400mで施行した。

2001年には競走馬の年齢表示の国際基準に変更に伴う競走名の変更により現在のフィリーズレビューに変更、2003年からは負担重量を定量から馬齢に変更、翌年からは外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により、外国産馬が桜花賞に出走可能になったことに伴い、混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になった。2010年からは国際競走に指定されている。

桜花賞トライアルで最も格の高いGIIに格付けされ、更に桜花賞と同じ阪神競馬場で施行されることから栗東の有力馬が多く出走し、チューリップ賞やフラワーカップと並び桜花賞を占う重要な競走に位置付けされている。

阪神での桜花賞トライアルということでチューリップ賞とよく比較されることがあるが、1990年代以降は桜花賞と全く同条件であるチューリップ賞をステップにした馬が桜花賞でも好走する例が多くなっている。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牝馬の競走馬、地方所属の牝馬の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬の牝馬(8頭まで)。上位3着まで入賞した競走馬には桜花賞の優先出走権が与えられる。
負担重量は馬齢で54kgである。

報知杯フィリーズレビュー 歴史

1967年 – 阪神競馬場の4歳(現3歳)牝馬の馬齢重量の芝1400mの桜花賞トライアルの重賞競走、阪神4歳牝馬特別として創設(創設当初の負担斤量は53kg)。
1971年 – 負担斤量を53kgから54kgに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザによる開催延期により京都競馬場の芝外回り1400mで施行。
1975年
報知新聞社から優勝杯の提供を受ける。
施行距離を芝1200mに変更。
1979年 – 施行距離を芝1400mに戻す。
1983年 – 名称を報知杯4歳牝馬特別に変更。
1984年 – グレード制施行によりGIIに格付け。
1991年
桜花賞の優先出走権取得条件が上位5頭から上位3頭の入賞馬に変更。
阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1200mで施行。
1993年 – 岡部幸雄が騎手として史上初の連覇。
1994年 – 京都競馬場の改修工事による振替開催により中京競馬場の芝1200mで施行。
1995年
指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
阪神競馬場の阪神・淡路大震災による復旧工事により京都競馬場の芝外回り1400mで施行。
地方笠松所属のライデンリーダーが地方所属馬として史上初の優勝。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
名称を現在の報知杯フィリーズレビューに変更。
2004年
混合競走に指定。
安藤勝己が騎手として2人目の連覇。
松元茂樹が調教師として史上初の連覇。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIに変更。
2010年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIに戻す。
2011年 – 東日本大震災の影響により、開催日を3月13日から3月21日に延期し、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施、阪神スプリングジャンプと同日施行となる。

報知杯フィリーズレビュー 歴代優勝馬
回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1967年3月19日 ヤマピツト 牝3 1:25.0 池江泰郎 浅見国一 小林信夫
第2回 1968年3月24日 フアインローズ 牝3 1:24.3 簗田善則 坪重兵衛 吉田久博
第3回 1969年3月23日 ヒデコトブキ 牝3 1:24.5 久保敏文 伊藤修司 伊藤英夫
第4回 1970年3月15日 タマミ 牝3 1:24.2 高橋成忠 坂本栄三郎 坂本栄蔵
第5回 1971年3月28日 エリモジェニー 牝3 1:24.7 新田幸春 大久保亀治 山本慎一
第6回 1972年4月30日 シンモエダケ 牝3 1:25.1 藤岡範士 田之上勲 久保光吉
第7回 1973年3月18日 ニットウチドリ 牝3 1:22.8 横山富雄 八木沢勝美 鎌田三郎
第8回 1974年3月17日 エビスオール 牝3 1:25.8 柴田政見 内藤潔 加藤友三郎
第9回 1975年3月16日 テスコガビー 牝3 1:10.4 菅原泰夫 仲住芳雄 長島忠雄
第10回 1976年3月21日 スカッシュソロン 牝3 1:10.8 福永洋一 古賀嘉蔵 飯田正
第11回 1977年3月20日 ダイワテスコ 牝3 1:10.7 横山富雄 尾形盛次 大城敬三
第12回 1978年3月19日 サンエムジョオー 牝3 1:10.1 田所秀孝 田所秀雄 松本肇
第13回 1979年3月18日 シーバードパーク 牝3 1:25.4 小迫次男 本郷重彦 ホースマンクラブ
第14回 1980年3月16日 シャダイダンサー 牝3 1:23.4 吉永正人 松山吉三郎 吉田善哉
第15回 1981年3月15日 ブロケード 牝3 1:25.1 柴田政人 高松邦男 伊達秀和
第16回 1982年3月21日 ツキマリー 牝3 1:25.6 太宰義人 中村好夫 望月篤
第17回 1983年3月20日 ダスゲニー 牝3 1:24.0 大崎昭一 新関力 三島武
第18回 1984年3月18日 ダイナシュガー 牝3 1:24.0 安田富男 高橋祥泰 (有)社台レースホース
第19回 1985年3月17日 エルプス 牝3 1:23.7 木藤隆行 久恒久夫 小畑安雄
第20回 1986年3月16日 メジロラモーヌ 牝3 1:23.9 河内洋 奥平真治 (有)メジロ牧場
第21回 1987年3月22日 コーセイ 牝3 1:24.5 増沢末夫 尾形盛次 (株)アイ・ケイ・テイ・オーナ
第22回 1988年3月20日 スカーレットリボン 牝3 1:22.8 竹原啓二 松山康久 (有)社台レースホース)
第23回 1989年3月19日 コクサイリーベ 牝3 1:22.8 松本達也 新関力 鮫川三千男
第24回 1990年3月18日 エイシンサニー 牝3 1:23.9 岸滋彦 坂口正則 平井豊光
第25回 1991年3月17日 イソノルーブル 牝3 1:09.8 松永幹夫 清水久雄 磯野俊雄
第26回 1992年3月22日 ディスコホール 牝3 1:24.3 岡部幸雄 山内研二 (有)社台レースホース 
第27回 1993年3月21日 ヤマヒサローレル 牝3 1:24.0 猿橋重利 湯浅三郎 山口節子
第28回 1994年3月20日 ゴールデンジャック 牝3 1:10.4 四位洋文 北橋修二 (株)協栄
第29回 1995年3月19日 ライデンリーダー 牝3 1:21.8 安藤勝己 荒川友司 水野俊一
第30回 1996年3月10日 リトルオードリー 牝3 1:21.9 佐藤哲三 小林稔 名古屋友豊(株)
第31回 1997年3月9日 キョウエイマーチ 牝3 1:21.4 松永幹夫 野村彰彦 松岡正雄
第32回 1998年3月15日 マックスキャンドゥ 牝3 1:22.4 四位洋文 伊藤雄二 田所英子
第33回 1999年3月14日 フサイチエアデール 牝3 1:23.0 武豊 松田国英 関口房朗
第34回 2000年3月12日 サイコーキララ 牝3 1:23.0 石山繁 浜田光正 (株)中村 
第35回 2001年3月11日 ローズバド 牝3 1:21.7 小牧太 橋口弘次郎 (有)社台レースホース
第36回 2002年3月10日 サクセスビューティ 牝3 1:21.6 藤田伸二 山内研二 髙嶋哲
第37回 2003年3月16日 ヤマカツリリー 牝3 1:22.7 安藤勝己 松元茂樹 山田博康
第38回 2004年3月14日 ムーヴオブサンデー 牝3 1:21.3 安藤勝己 松元茂樹 (有)社台レースホース
第39回 2005年3月13日 ラインクラフト 牝3 1:21.2 福永祐一 瀬戸口勉 大澤繁昌
第40回 2006年3月12日 ダイワパッション 牝3 1:23.1 長谷川浩大 増沢末夫 大城敬三
第41回 2007年3月11日 アストンマーチャン 牝3 1:21.8 武豊 石坂正 戸佐眞弓
第42回 2008年3月16日 マイネレーツェル 牝3 1:22.5 池添謙一 五十嵐忠男 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第43回 2009年3月15日 ワンカラット 牝3 1:22.4 藤岡佑介 藤岡健一 青山洋一
第44回 2010年3月14日 サウンドバリアー 牝3 1:22.8 渡辺薫彦 安達昭夫 増田雄一
第45回 2011年3月21日 フレンチカクタス 牝3 1:22.3 北村宏司 大竹正博 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

報知杯フィリーズレビューからの桜花賞優勝馬

創設年から桜花賞のトライアル競走として施行されているが19頭が桜花賞で優勝をしている。
回数 馬名 性齢 着順 備考
第2回 コウユウ 牝3 8着 –
第3回 ヒデコトブキ 牝3 1着 –
第4回 タマミ 牝3 1着 –
第5回 ナスノカオリ 牝3 2着 –
第6回 アチーブスター 牝3 4着 第3回ビクトリアカップ優勝
第7回 ニットウチドリ 牝3 1着 第4回ビクトリアカップ優勝
第9回 テスコガビー 牝3 1着 第36回優駿牝馬優勝
第12回 オヤマテスコ 牝3 3着 –
第13回 ホースメンテスコ 牝3 7着 –
第15回 ブロケード 牝3 1着 –
第16回 リーゼングロス 牝3 2着 –
第17回 シャダイソフィア 牝3 3着 –
第18回 ダイアナソロン 牝3 6着 –
第19回 エルプス 牝3 1着 –
第20回 メジロラモーヌ 牝3 1着 史上初の牝馬三冠馬
第22回 アラホウトク 牝3 2着 –
第31回 キョウエイマーチ 牝3 1着 –
第39回 ラインクラフト 牝3 1着 第10回NHKマイルカップ優勝
第42回 レジネッタ 牝3 3着 –

中山牝馬ステークスってどんなレース?

中山牝馬ステークスの基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 中山競馬場
施行時期 3月中旬
(原則2回中山6日目)
格付け GIII
1着賞金 3500万円
賞金総額 6660万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系4歳以上牝馬(国際)
出走資格も参照
負担重量 ハンデキャップ
第1回施行日 1983年3月20日

中山牝馬ステークス(なかやまひんばステークス)は、中山競馬場の芝1800mで行われる中央競馬の重賞(GIII)競走。

中山競馬場と友好関係にあるアメリカのローレルパーク競馬場との交換競走でローレルパーク競馬場から寄贈優勝杯が贈呈されているため、正式名称はローレル競馬場賞中山牝馬ステークスと表記される。

尚、ローレルパーク競馬場ではJRAハンデキャップ(JRA Handicap)が交換競走で施行されている。

中山牝馬ステークス 概要

1983年に5歳(現4歳)以上の牝馬限定のハンデキャップの重賞競走、中山牝馬ステークスとして創設、第1回から現在と同じ中山競馬場の芝1800mで施行された。

1984年からグレード制施行によりGIIIに格付け、1988年のみ中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行された。

1993年には混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になり、更に2006年には国際競走となり、外国調教馬も出走可能になった。

中央競馬における数少ない古馬の牝馬限定の重賞競走であり、2006年に新設された古馬の牝馬限定のGI競走ヴィクトリアマイルの前哨戦に位置付けされている。だが、ハンデキャップ競走であるが為、GI優勝馬及び上位クラスの牝馬は重ハンデを課せられるので、やむを得ず牡馬との混合戦へ出走する場合も少なくない。

現在の優勝レイは、赤色の地に銀色文字となっている。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の牝馬の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は、ハンデキャップである。

中山牝馬ステークス 歴史

1983年 – 中山競馬場の芝1800mの5歳(現4歳)以上牝馬限定のハンデキャップの重賞競走、中山牝馬ステークスとして創設。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。
1988年 – 中山競馬場の改修工事により東京競馬場の芝1800mで施行。
1993年 – 混合競走に指定。
1998年
降雪により開催を3月2日に延期。
この年から地方所属の騎手が騎乗可能となる。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「5歳以上牝馬」から「4歳以上牝馬」に変更。
2004年 – 蛯名正義が騎手として史上初の連覇。
2006年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2011年 – 中山競馬場で3月13日施行予定が、東日本大震災の影響により開催中止となったため、4月2日に阪神競馬場の芝外回り1800mで施行。同じく順延となった日経賞と同日開催となり、当競走は最終レース(12レース)に組み込まれる。2005年以来6年ぶりの土曜開催となる。

中山牝馬ステークス 歴代優勝馬
回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1983年3月20日 ダンシングファイタ 牝5 1:51.3 中野栄治 元石孝昭
第2回 1984年2月26日 メジロハイネ 牝4 1:52.7 的場均 大久保洋吉
第3回 1985年2月24日 シャダイコスモス 牝7 1:48.8 加藤和宏 二本柳俊夫
第4回 1986年2月23日 ユキノローズ 牝4 1:49.6 郷原洋行 佐々木猛
第5回 1987年3月1日 カツダイナミック 牝4 1:48.8 大崎昭一 和田正道
第6回 1988年2月28日 ソウシンホウジュ 牝4 1:47.2 柴田善臣 古賀末喜
第7回 1989年2月26日 リキアイノーザン 牝4 1:50.6 本田優 清水出美
第8回 1990年2月25日 ジムクイン 牝4 1:50.2 大塚栄三郎 八木沢勝美
第9回 1991年2月24日 ユキノサンライズ 牝4 1:47.6 増沢末夫 鈴木康弘
第10回 1992年3月1日 スカーレットブーケ 牝4 1:47.6 柴田政人 伊藤雄二
第11回 1993年2月28日 ラビットボール 牝6 1:49.7 内田浩一 池江泰郎
第12回 1994年2月27日 ホッカイセレス 牝4 1:47.6 安田富男 伊藤正徳
第13回 1995年2月26日 アルファキュート 牝5 1:49.4 松永昌博 松永善晴
第14回 1996年2月25日 プレイリークイーン 牝6 1:48.2 菊沢隆徳 池江泰郎
第15回 1997年2月23日 ショウリノメガミ 牝6 1:49.3 武豊 武邦彦
第16回 1998年3月2日 メジロランバダ 牝5 1:49.8 横山典弘 池江泰郎
第17回 1999年2月28日 ナリタルナパーク 牝4 1:48.4 佐藤哲三 大久保正陽
第18回 2000年3月11日 レッドチリペッパー 牝4 1:48.5 横山典弘 松田博資
第19回 2001年3月10日 エイシンルーデンス 牝5 1:49.5 柴田善臣 野元昭
第20回 2002年3月9日 ダイヤモンドビコー 牝4 1:45.4 O.ペリエ 藤沢和雄
第21回 2003年3月15日 レディパステル 牝5 1:46.7 蛯名正義 田中清隆
第22回 2004年3月13日 オースミコスモ 牝5 1:46.1 蛯名正義 中尾正
第23回 2005年3月12日 ウイングレット 牝4 1:49.7 田中勝春 宗像義忠
第24回 2006年3月12日 ヤマニンシュクル 牝5 1:47.8 四位洋文 浅見秀一
第25回 2007年3月11日 マイネサマンサ 牝7 1:50.2 蛯名正義 中村均
第26回 2008年3月16日 ヤマニンメルベイユ 牝6 1:48.4 柴山雄一 栗田博憲
第27回 2009年3月15日 キストゥヘヴン 牝6 1:49.1 横山典弘 戸田博文
第28回 2010年3月14日 ニシノブルームーン 牝6 1:47.6 北村宏司 鈴木伸尋
第29回 2011年4月2日 レディアルバローザ 牝4 1:45.4 福永祐一 笹田和秀

阪神スプリングジャンプってどんなレース?

阪神スプリングジャンプ

主催者 日本中央競馬会
開催地 阪神競馬場
施行時期 3月上旬 – 中旬
(原則1回阪神5日目)
格付け J・GII
1着賞金 4000万円
賞金総額 7600万円
距離 障害・芝3900m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(混合)
出走資格も参照
負担重量 グレード別定(本文に記載)
第1回施行日 1999年3月14日

阪神スプリングジャンプ(はんしんスプリングジャンプ)は、阪神競馬場の障害・芝3900mで行われる中央競馬の障害の重賞(J・GII)競走。

阪神スプリングジャンプ 概要

1968年に障害の重賞競走として創設され、年2回施行されていた阪神障害ステークスの春の競走を前身とし、1998年の第61回競走を最後に廃止された阪神障害ステークス(春)を機能的に引き継ぐ形で、1999年に障害競走にグレード制が施行されたと同時に新設された。

年に10戦有る障害重賞競走の中でこのレースが開幕戦を飾る。

なお、阪神障害ステークス(秋)は同年に新設された阪神ジャンプステークスに引き継がれている。

第1回は 阪神競馬場の障害・芝3800mのコースで行われていたが、翌年より障害・芝3900mに距離を延長して施行されている。

翌月の4月に中山競馬場で開催される障害競走の春の総決算である、中山グランドジャンプその果ては年末の中山大障害(共にJ・GI)の両レースを占う意味でも重要な競走となっている。

現在の優勝レイは、緑色の地に黄色の文字となっている。
出走条件は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬(外国産馬を含む、未出走馬及び未勝利馬は除く)。

負担重量は4歳は59kg、5歳以上は60kg、牝馬は2kg減を基本とし、J・GI優勝馬は2kg、J・GII優勝馬は1kgの負担重量が課せられるよう定められている。

阪神スプリングジャンプ コース

平地競走用の芝コースのホームストレッチから4コーナー側へ向かってスタート。置障害を飛越したあと、4コーナーで左へカーブ、障害コースに入る。

3コーナーと4コーナーの中間にある生垣障害を飛越し、そこから1周、障害コースを逆回りに進む。そして3コーナーから1コーナーにかけての襷コースに入り、グリーンウォール・竹柵障害を飛越する。

周回コースに戻って今度は1コーナーから順回りに進み、4コーナーから平地競走用の芝コースに戻る。最後の直線で最初に越えた置障害を最初とは逆向きに再度飛越してゴールイン。スタートからゴールまで通算で14個の障害を飛越する。

阪神スプリングジャンプ 歴史

1999年 – 阪神競馬場の障害・芝3800mの5歳(現4歳)以上の別定の混合の重賞(J・GII)競走、阪神スプリングジャンプとして創設。
2000年 – 施行距離を障害・芝3900mに変更。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
2003年 – 出走馬14頭の内、6頭が落馬。
2006年 – 白浜雄造が騎手として史上初の連覇。
2009年 – J・GI優勝馬の負担加増を3kgから2kgに、J・GII優勝馬の負担加増を2kgから1kgに変更。
2011年 – 東日本大震災の影響により、開催日を3月12日から3月21日に延期し、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施、フィリーズレビューと同日施行となる。

阪神スプリングジャンプ 歴代優勝馬
回数 施行日          優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年3月14日 ファイブポインター 牡4 4:18.1 岡冨俊一 斉藤義美 前田晋二
第2回 2000年3月11日 ファンドリロバリー 牡7 4:21.1 出津孝一 岩元市三 水戸富雄
第3回 2001年3月10日 ダンシングターナー 牡6 4:19.8 熊沢重文 武邦彦 (有)三嶋牧場
第4回 2002年3月9日 マグマライフ 牡4 4:21.1 牧田和弥 大根田裕之 加藤勝秀
第5回 2003年3月15日 カネトシガバナー 牡8 4:19.8 小坂忠士 野村彰彦 兼松利男
第6回 2004年3月13日 マイネルイースター 牡5 4:21.6 岩崎祐己 加用正 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第7回 2005年3月12日 ナムラリュージュ 牡4 4:20.5 白浜雄造 目野哲也 奈村信重
第8回 2006年3月11日 テイエムドラゴン 牡4 4:24.3 白浜雄造 小島貞博 竹園正繼
第9回 2007年3月10日 スリーオペレーター 牡4 4:23.7 林満明 橋本壽正 永井商事(株)
第10回 2008年3月15日 エイシンニーザン 牡6 4:22.5 西谷誠 坂口正則 平井豊光
第11回 2009年3月14日 トーワヒヨシマル 牡4 4:24.4 小坂忠士 佐山優 斎藤すゞ
第12回 2010年3月13日 トーワベガ 牡6 4:20.7 北沢伸也 橋田満 斎藤すゞ
第13回 2011年3月21日 オープンガーデン 牡7 4:27.3 江田勇亮 菊沢隆徳 吉橋計