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ファルコンステークスってどんなレース?

ファルコンステークスの基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 中京競馬場
施行時期 3月中旬 – 下旬
(原則1回中京5日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝1400m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(指定)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1987年7月5日
特記 地方馬のみ、上位2着までにNHKマイルカップへの出走権

ファルコンステークスは、中京競馬場の芝1400mで行われる中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は英語でハヤブサを意味する「falcon」から。中日スポーツを発行する中日新聞社が優勝杯を提供しており、正式名称は「中日スポーツ賞 ファルコンステークス」と表記している。
正賞は、中日スポーツ総局賞。

ファルコンステークス概要

1972年に中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の混合の別定のオープン特別競走、4歳ステークスとして施行されたのが始まり。
翌1973年には施行距離を芝2000mに変更、1980年からは中京4歳特別に名称変更するとともに施行距離を芝1400mに変更した。

1984年からは施行距離を再び芝1800mに変更、1985年には中日スポーツ杯4歳ステークスに名称を変更するが、さらに1986年には中日スポーツ賞に名称変更された。

1987年より混合競走から除外されるが、重賞競走に昇格、GIIIに格付けされ、名称を中日スポーツ賞4歳ステークスに変更した。1993年は中京競馬場の改修工事に伴い、京都競馬場の芝外回り1800mで施行、1994年には混合競走に再び指定、外国産馬の出走が可能となり、1996年からはNHKマイルカップの創設を中心とした4歳(現3歳)短距離路線の整備に伴い、施行距離を芝1200mに変更した。

1997年には特別指定交流競走に指定、JRAに認定された地方所属の競走馬が出走可能になり、2001年には競走馬の年齢表示の国際基準に変更に伴う競走名の変更により、現在の名称となった。

2011年は中京競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場の芝内回り1200mで施行(本来なら、中京開催そのものの代替場の小倉競馬場で行われるべきだが、関東馬の遠征による不利を避けるという観点から阪神に振り替えて行われる)された。
2012年からは改修工事により新設された芝1400mのコースに施行距離を変更した。

1800mで施行されていた時は福島競馬場で施行するラジオたんぱ賞と日程が重なるため出走馬が分散し、また東京優駿(日本ダービー)に出走できなかった、また敗れた競走馬が多く出走することから「残念ダービー」とも呼ばれていたが、1996年から芝1200mで施行する事になり、3歳及び夏の短距離路線を占う競走として位置付けされていたが、2006年からは中山競馬場で施行されていたクリスタルカップ(2005年廃止)に代わる形で施行時期が3月に移動する事になり、特別指定競走から指定競走に変更、5月のNHKマイルカップや3歳短距離路線を占う競走として位置付けされる事になった。

1800m時には、サッカーボーイ・オサイチジョージ・ネーハイシーザーが、1200mに短縮後は、サニングデール・ジョーカプチーノといったGI馬がこのレースを勝利している。

なお地方所属馬に限られるが、上位2着までに限りNHKマイルカップの出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。

ちなみにローテーション的に上位総収得金額枠で牝馬の場合は桜花賞、牡馬・牝馬は皐月賞に出走可能となるが、皐月賞の場合は現在のところ1頭もいない。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国競走馬(9頭まで)。
負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金が2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担が課せられる。

ファルコンステークス 歴史

1972年 – 中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の混合の別定のオープン特別競走、4歳ステークスとして施行。
1973年 – 施行距離を芝2000mに変更。
1979年 – 京都競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝1600mで施行。
1980年
名称を中京4歳特別に変更。
施行距離を芝1400mに変更。
1984年 – 施行距離を再び芝1800mに変更。
1985年 – 名称を中日スポーツ杯4歳ステークスに変更。
1986年 – 名称を中日スポーツ賞に変更。
1987年 – 中京競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)の別定の重賞(GIII)競走、中日スポーツ賞4歳ステークスとして新設。
1993年 – 中京競馬場の改修工事により京都競馬場の芝外回り1800mで施行。
1994年 – 混合競走に指定。
1996年 – 施行距離を芝1200mに変更。
1997年 – 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
名称を現在のファルコンステークスに変更。
2006年
開催時期を3月に変更。
特別指定交流競走から指定交流競走に変更され、JRAに認定されていない地方所属馬にも門戸が開かれる。
3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
2011年
中京競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝内回り1200mで施行。
3月11日に発生した東日本大震災を受け、「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施。
2012年 – 施行距離を芝1400mに変更。

ファルコンステークス 歴代優勝馬

4歳ステークス・中京4歳特別・中日スポーツ杯4歳ステークス・中日スポーツ賞

施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
1972年6月25日 アーチデューク 牡3 1:49.3 安田伊佐夫 武田文吾
1973年7月8日 イーストリバー 牡3 2:02.1 北橋修二 松元正雄
1974年7月7日 カワチボーイ 牡3 2:07.7 中野勝也 吉田三郎
1975年7月13日 アヤフブキ 牡3 2:06.4 武田悟 夏村辰男
1976年7月11日 ミヤジマレンゴ 牡3 2:03.6 武田悟 夏村辰男
1977年7月9日 アイノクレスピン 牝3 2:01.5 目野哲也 土門健司
1978年7月8日 ディープリバー 牝3 2:01.7 吉田勝也 吉田三郎
1979年7月7日 ボールドエーカン 牡3 1:35.0 河内洋 内藤繁春
1980年6月28日 タカノカチドキ 牡3 1:23.0 武邦彦 服部正利
1981年6月21日 キタノコマヨシ 牡3 1:22.3 武邦彦 武田作十郎
1982年6月27日 ロングヒエン 牡3 1:21.5 河内洋 小林稔
1983年6月26日 ニホンピロウイナー 牡3 1:22.8 武邦彦 服部正利
1984年7月1日 ホリノエイシュン 牡3 1:50.7 武邦彦 鹿戸明
1985年6月30日 シンワアイセル 牡3 1:55.3 岩元市三 柴田不二男
1986年6月29日 マンノベスト 牡3 1:53.0 丸山勝秀 松元正雄

ファルコンステークス 重賞格付け以後

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1987年7月5日 ヒデリュウオー 牡3 1:48.8 加用正 大沢真 梅沢光行
第2回 1988年7月3日 サッカーボーイ 牡3 1:48.9 河内洋 小野幸治 (有)社台レースホース
第3回 1989年7月2日 オサイチジョージ 牡3 1:47.9 丸山勝秀 土門一美 野出長一
第4回 1990年7月1日 ロングアーチ 牡3 1:48.5 武豊 宇田明彦 中井商事(株)
第5回 1991年6月30日 コガネパワー 牡3 1:48.5 田原成貴 鶴留明雄 瀬古孝雄
第6回 1992年7月5日 キョウエイボーガン 牡3 1:48.2 松本達也 野村彰彦 松岡正雄
第7回 1993年7月4日 ネーハイシーザー 牡3 1:45.2 塩村克己 布施正 (株)大丸企業
第8回 1994年7月2日 イナズマタカオー 牡3 1:48.7 大崎昭一 日迫良一 小島隆男
第9回 1995年7月1日 イブキラジョウモン 牡3 1:49.6 武豊 領家政蔵 (有)伊吹
第10回 1996年6月1日 スギノハヤカゼ 牡3 1:08.5 田島裕和 鹿戸幸治 杉江義夫
第11回 1997年6月7日 オープニングテーマ 牡3 1:09.6 小池隆生 太宰義人 前田幸治
第12回 1998年6月13日 トキオパーフェクト 牡3 1:09.9 蛯名正義 古賀史生 坂田時雄
第13回 1999年6月12日 サイキョウサンデー 牡3 1:09.8 河内洋 坂口正大 奥本賢一郎
第14回 2000年6月11日 ユーワファルコン 牡3 1:08.9 中舘英二 堀井雅広 (株)ユーワ
第15回 2001年6月10日 ルスナイクリスティ 牝3 1:08.9 秋山真一郎 高木嘉夫 (有)髙昭牧場
第16回 2002年6月9日 サニングデール 牡3 1:08.9 福永祐一 瀬戸口勉 後藤繁樹
第17回 2003年6月15日 ギャラントアロー 牡3 1:09.7 幸英明 崎山博樹 冨沢敦子
第18回 2004年6月13日 キョウワハピネス 牝3 1:09.5 安田康彦 佐山優 浅川昌彦
第19回 2005年6月12日 カズサライン 牡3 1:09.9 中舘英二 和田正道 阿津和昌
第20回 2006年3月11日 タガノバスティーユ 牡3 1:09.9 池添謙一 池添兼雄 八木良司
第21回 2007年3月10日 アドマイヤホクト 牡3 1:08.0 横山典弘 古賀史生 近藤利一
第22回 2008年3月15日 ダノンゴーゴー 牡3 1:09.0 武豊 橋口弘次郎 (株)ダノックス
第23回 2009年3月21日 ジョーカプチーノ 牡3 1:08.9 藤岡康太 中竹和也 上田けい子
第24回 2010年3月20日 エーシンホワイティ 牡3 1:08.7 北村友一 松元茂樹 (株)栄進堂
第25回 2011年3月19日 ヘニーハウンド 牡3 1:08.7 岩田康誠 矢作芳人 林正道

ファルコンステークスからのNHKマイルカップ優勝馬

2006年からNHKマイルカップの前哨戦として施行されているが、1頭がNHKマイルカップを制覇している。
回数    馬名 性齢 着順
第23回 ジョーカプチーノ 牡3 1着

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