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青葉賞 (ダービートライアル)ってどんなレース?

青葉賞(ダービートライアル)の基本情報

主催者 日本中央競馬会
開催地 東京競馬場
施行時期 4月下旬 – 5月上旬
(原則2回東京3日目)
格付け GII
1着賞金 5200万円
賞金総額 9900万円
距離 芝2400m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(指定)

負担重量 馬齢(56kg、牝馬54kg)
第1回施行日 1994年4月30日(重賞格上)
特記 上位2着までに東京優駿(日本ダービー)への優先出走権

青葉賞(あおばしょう)は、日本中央競馬会 (JRA)が東京競馬場の芝2400mで施行する競馬の重賞 (GII) 競走。

競走名は繁栄を意味する青葉から。テレビ東京が優勝杯を提供しているため、正式名称はテレビ東京杯青葉賞と表記される。

青葉賞(ダービートライアル)概要

1984年にクラシック競走である東京優駿の前哨戦として東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)限定の定量のダービー指定オープン特別競走、青葉賞として施行したのが始まり。

上位3着までに入賞した内国産の牡馬・牝馬のみに東京優駿の優先出走権が与えられた。

1991年からは優先出走権を上位2着までの入賞馬に縮小、1994年からはテレビ東京に優勝杯の提供を受けたのを機に、重賞競走に昇格、GIIIに格付け、再び優先出走権が上位3着までの入賞馬に戻され、1995年からはダービートライアル及び指定競走に指定、地方所属の競走馬も2頭までが出走が可能になり、上位3着までに入賞した場合は同じく、東京優駿の優先出走権が与えられるようになった。

2001年からはGIIに昇格、また外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により、東京優駿が外国産馬の出走可能になった事に伴い、混合競走に指定、2003年からは負担重量を馬齢に変更、2005年からは外国産馬にも東京優駿の優先出走権が与えられるようになった。2010年からは国際競走に指定されている。

プリンシパルステークス・京都新聞杯と並び東京優駿の前哨戦として位置付けられているが、皐月賞からの直行組及びNHKマイルカップを経由した出走馬が東京優駿で好走する傾向がある。

青葉賞からの出走馬は東京優駿で苦戦を強いられる場合が非常に多く、1984年のレース創設以来、本競走出走馬が東京優駿を優勝した例は無い。

しかし第9回優勝馬シンボリクリスエス、第10回優勝馬ゼンノロブロイが東京優駿で2年連続で2着入賞し、さらにその後2頭とも年度代表馬に選ばれる活躍を遂げた事により、本競走のダービートライアルとしての注目度を高める事になった。

テレビ東京が優勝杯を提供しているため、重賞に格上されてからは一貫して同局が競馬中継を行う土曜日に施行されている。

現在の優勝レイの配色は青色地に黄色文字で、丸文字の書体を使う独特のデザインとなっている。

出走資格は3歳(旧4歳)限定の JRA所属の競走馬(外国産馬含む)、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。上位2着までに入賞した牡馬・牝馬の競走馬には東京優駿の優先出走権が与えられる。

負担重量は馬齢で56kg、牝馬は54kgである。

青葉賞 歴史

1984年
東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)の定量のダービー指定オープン特別競走として施行。
東京優駿の優先出走権が上位3着までの内国産の牡馬・牝馬に資格を与える。
1991年 – 東京優駿への優先出走権が上位2着までの内国産の牡馬・牝馬に縮小。
1994年
東京競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)の定量の重賞 (GIII) 競走、青葉賞として創設。
テレビ東京から優勝杯の寄贈を受ける。
東京優駿への優先出走権が再び上位3着までの内国産の牡馬・牝馬に戻る。
1995年
ダービートライアル及び指定競走に指定。
東京優駿への優先出走権が上位3着までの内国産(地方所属馬含む)の牡馬・牝馬に変更。
2001年
GIIに昇格。
混合競走に指定、外国産馬出走枠を2枠設ける。
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
2003年
負担重量を馬齢に変更。
藤沢和雄が調教師として史上初の連覇。
2005年 – 東京優駿への優先出走権が上位3着までの牡馬・牝馬に変更。
2007年 – ICSC の勧告に伴う格付け表記の変更により、グレード表記を JpnII に変更。
2009年 – 2002年に優勝したシンボリクリスエスの仔、アプレザンレーヴが勝利し、初の父子制覇を達成。
2010年
国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで出走可能になる。これによりグレード表記をGIIに戻す。
東京優駿への優先出走権が上位2着までの牡馬・牝馬に変更。
2003年に優勝したゼンノロブロイの仔、ペルーサが勝利し2例目の父子制覇を達成。

青葉賞 歴代優勝馬

青葉賞 オープン特別

施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
1984年4月28日 ラッシュアンドゴー 牡3 2:32.3 田原成貴 小林稔 岩佐俊策
1985年4月29日 ハマノキャプテン 牡3 2:31.4 郷原洋行 中村貢 田島榮二郎
1986年4月29日 サニーライト 牡3 2:33.0 大塚栄三郎 吉野勇 栗林英雄
1987年5月2日 チョウカイフリート 牡3 2:27.6 菅原泰夫 仲住芳雄 新田嘉一
1988年4月29日 ガクエンツービート 牡3 2:28.9 坂井千明 沢峰次 三谷章
1989年4月29日 サーペンアップ 牡3 2:29.2 田村正光 梶与四松 吉橋計
1990年4月28日 ビッグマウス 牡3 2:28.2 柴田政人 高松邦男 古岡秀人
1991年4月27日 レオダーバン 牡3 2:27.6 岡部幸雄 奥平真治 田中竜雨
1992年5月2日 ゴールデンゼウス 牡3 2:27.8 岡潤一郎 安藤正敏 前田晋二
1993年5月1日 ステージチャンプ 牡3 2:27.7 蛯名正義 矢野進 吉田和子
青葉賞 重賞格付け以後

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1994年4月30日 エアダブリン 牡3 2:28.8 岡部幸雄 伊藤雄二 吉原貞敏
第2回 1995年4月29日 サマーサスピション 牡3 2:25.8 田中勝春 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第3回 1996年5月4日 マウンテンストーン 牡3 2:27.3 高橋明 境勝太郎 山石祐一
第4回 1997年5月3日 トキオエクセレント 牡3 2:29.2 吉田豊 高橋裕 坂田時雄
第5回 1998年5月9日 タヤスアゲイン 牡3 2:27.6 柴田善臣 山内研二 横瀬寛一
第6回 1999年5月8日 ペインテドブラック 牡3 2:27.4 加藤和宏 鈴木康弘 池谷誠一
第7回 2000年4月29日 カーネギーダイアン 牡3 2:28.2 藤田伸二 松田博資 樋口稔和
第8回 2001年4月28日 ルゼル 牡3 2:26.9 後藤浩輝 田村康仁 栗坂崇
第9回 2002年4月27日 シンボリクリスエス 牡3 2:26.4 武豊 藤沢和雄 シンボリ牧場
第10回 2003年5月3日 ゼンノロブロイ 牡3 2:26.3 横山典弘 藤沢和雄 大迫忍
第11回 2004年5月1日 ハイアーゲーム 牡3 2:24.1 蛯名正義 大久保洋吉 臼田浩義
第12回 2005年4月30日 ダンツキッチョウ 牡3 2:26.9 藤田伸二 山内研二 山元哲二
第13回 2006年4月29日 アドマイヤメイン 牡3 2:25.3 武豊 橋田満 近藤利一
第14回 2007年4月28日 ヒラボクロイヤル 牡3 2:26.3 武幸四郎 大久保龍志 (株)平田牧場
第15回 2008年5月3日 アドマイヤコマンド 牡3 2:26.9 川田将雅 橋田満 近藤利一
第16回 2009年5月2日 アプレザンレーヴ 牡3 2:26.2 内田博幸 池江泰郎 (有)サンデーレーシング
第17回 2010年5月1日 ペルーサ 牡3 2:24.3 横山典弘 藤沢和雄 山本英俊
第18回 2011年4月30日 ウインバリアシオン 牡3 2:28.8 安藤勝己 松永昌博 (株)ウイン


青葉賞からの東京優駿優勝馬

創設以来まだ優勝馬はいないが、本競走で優勝をしたレオダーバン・エアダブリン・シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・アドマイヤメイン・ウインバリアシオンの東京優駿2着入賞、ハイアーゲームの同3着、本競走で2着から東京優駿2着となったグランパズドリームがいる。

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