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京都牝馬ステークス

京都牝馬ステークスの基本情報

開催地 京都競馬場
施行時期 1月下旬 – 2月上旬
(原則2回京都2日目)
格付け GIII
1着賞金 3500万円
賞金総額 6660万円
距離 芝・外1600m
出走条件 サラブレッド系4歳以上牝馬(国際)

負担重量 別定
第1回施行日 1966年11月20日

京都牝馬ステークス(きょうとひんばステークス)は、京都競馬場の芝外回り1600mで開催される中央競馬の重賞(GIII)競走。

京都牝馬ステークス 概要

1966年に4歳(現3歳)以上の牝馬限定の別定の重賞競走、京都牝馬特別として創設、第1回は京都競馬場の芝2000mで施行された。
1968年から現在の芝外回り1600mに、また1983年には開催時期が変更され、出走資格も5歳(現4歳)以上となり現在と同じ条件となった。1984年には積雪の影響でダート1400mで施行された。

2001年から現在の京都牝馬ステークスに名称変更され、2005年には国際競走に指定された。
本競走の優勝馬には、ダイイチルビー、ノースフライトなど牡馬と争い短距離GI競走を制した馬がおり、ヴィクトリアマイルに続く古馬牝馬路線の開幕戦としてさらに重要性が増している。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の牝馬の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は、
日本馬は4歳は52kg、5歳以上は53kgを基本(開催日が2月2日以降の場合は4歳以上53kgを基本[註 1])とし、更に収得賞金額が1,600万円毎に1kg増

外国調教馬は4歳は54kg、5歳以上は55kgを基本とし、GI優勝馬は5kg増、GII優勝馬は3kg増、GIII優勝馬は1kg増。ただし2歳時の成績を除く。
以上のように課せられている。

^ 1,600m以下の競走のアローワンス([1]のアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目参照)が1月は1kg、2月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く。)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とする。より、開催日が2月1日(2009年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日が1月31日と1月なのでアローワンスは1kg

京都牝馬ステークス 歴史

1966年 – 京都競馬場の芝2000mの4歳(現3歳)以上牝馬限定の別定の重賞競走、京都牝馬特別として創設。
1968年 – 施行距離を現在の芝外回り1600mに変更。
1976年 – 阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

1979年
京都競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1800mで施行。
インターグロリアが史上初の連覇。
柳田次男が調教師として史上初の連覇。
1980年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

1983年 – 施行時期を1月末~2月始めに変更。それに伴い、出走条件も「4歳(現3歳)以上牝馬」から「5歳(現4歳)以上牝馬」に変更。
1984年
グレード制施行によりGIIIに格付け。
積雪の影響でダート1400mで施行。

1990年
阪神競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。
リキアイノーザンが史上2頭目の連覇。
清水出美が調教師として2人目の連覇。

1992年
混合競走に指定。
伊藤雄二が調教師として3人目の連覇。
1994年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

2001年
名称を現在の京都牝馬ステークスに変更。
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上牝馬」から「4歳以上牝馬」に変更。
2005年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2007年
日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
岩田康誠が騎手として史上初の連覇。

京都牝馬ステークス 歴代優勝馬

回数    施行日 優勝馬     性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1966年11月20日 ミスハツライオー 牝4 2:07.8 柴田政見 柴田不二男 大久保常吉
第2回 1967年11月19日 マヤミドリ 牝3 2:04.4 坂田正行 吉田三郎 安庭和男
第3回 1968年11月24日 ヒロダイコク 牝3 1:37.9 武田悟 夏村辰男 前畑邦夫
第4回 1969年11月23日 リキリュウシンゲキ 牝3 1:40.6 久保敏文 伊藤修司 斎藤卯助
第5回 1970年11月1日 クニノハナ 牝3 1:37.2 目野哲也 内藤繁春 内藤博司
第6回 1971年10月31日 ヤマニビーナス 牝4 1:40.8 福永甲 諏訪佐市 北沢元男
第7回 1972年10月29日 セブンアロー 牝4 1:36.9 久保敏文 久保道雄 横矢三郎
第8回 1973年10月28日 レデースポート 牝3 1:39.4 武邦彦 稲葉幸夫 佐藤重治
第9回 1974年10月27日 アイテイシロー 牝3 1:37.4 柴田政人 久保田金造 西山牧場
第10回 1975年10月26日 カバリダナー 牝3 1:36.4 岡部幸雄 佐藤勝美 中川善作
第11回 1976年10月31日 グリーンファイト 牝4 1:36.7 福永洋一 坂口正二 佐々木剛
第12回 1977年10月30日 リネンジョオー 牝3 1:34.7 飯田明弘 戌亥信義 戸山光男
第13回 1978年10月29日 インターグロリア 牝4 1:36.5 福永洋一 柳田次男 松岡正雄
第14回 1979年10月28日 インターグロリア 牝5 1:48.0 樋口弘 柳田次男 松岡正雄
第15回 1980年10月26日 ハギノトップレディ 牝3 1:37.4 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
第16回 1981年10月25日 ロイヤルスズラン 牝4 1:35.0 田島信行 服部正利 藤田浩
第17回 1982年10月31日 ミスラディカル 牝3 1:35.1 音無秀孝 田中良平 小田切有一
第18回 1983年1月30日 トーアミステリアス 牝4 1:36.9 斎藤博美 松永善晴 東亜駿馬(株)
第19回 1984年1月29日 カルストンダンサー 牝4 1:24.9 田島良保 橋口弘次郎 清水貞光
第20回 1985年1月27日 ファイアーダンサー 牝4 1:36.4 村本善之 小林稔 中井長一
第21回 1986年1月26日 ドミナスローズ 牝5 1:35.6 玉谷峰男 玉谷敬治 太田美津子
第22回 1987年2月1日 ポットテスコレディ 牝4 1:34.9 松永昌博 松永善晴 (有)ポット牧場
第23回 1988年1月31日 マヤノジョウオ 牝5 1:36.1 南井克巳 加藤敬二 田所祐
第24回 1989年1月29日 リキアイノーザン 牝4 1:35.5 本田優 清水出美 高山幸雄
第25回 1990年1月28日 リキアイノーザン 牝5 1:34.3 武豊 清水出美 高山幸雄
第26回 1991年1月27日 ダイイチルビー 牝4 1:34.8 河内洋 伊藤雄二 辻本春雄
第27回 1992年2月2日 スカーレットブーケ 牝4 1:34.8 千田輝彦 伊藤雄二 吉田勝己
第28回 1993年1月31日 ヌエボトウショウ 牝6 1:34.0 角田晃一 渡辺栄 トウショウ産業(株)
第29回 1994年1月30日 ノースフライト 牝4 1:36.8 武豊 加藤敬二 (有)大北牧場
第30回 1995年1月29日 システィーナ 牝6 1:33.3 中舘英二 境征勝 村上義勝
第31回 1996年1月28日 ショウリノメガミ 牝5 1:34.3 O.ペリエ 武邦彦 浅川吉男
第32回 1997年1月26日 エイシンバーリン 牝5 1:35.4 南井克巳 坂口正則 平井豊光
第33回 1998年1月31日 ビワハイジ 牝5 1:34.7 O.ペリエ 浜田光正 (有)ビワ
第34回 1999年1月30日 マルカコマチ 牝4 1:35.2 福永祐一 北橋修二 河長産業(株)
第35回 2000年1月30日 スティンガー 牝4 1:34.9 O.ペリエ 藤沢和雄 吉田照哉
第36回 2001年1月28日 グレイスナムラ 牝5 1:35.2 小林徹弥 目野哲也 奈村信重
第37回 2002年1月27日 ビハインドザマスク 牝6 1:36.0 福永祐一 北橋修二 (有)サンデーレーシング
第38回 2003年2月2日 ハッピーパス 牝5 1:34.6 O.ペリエ 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第39回 2004年2月1日 チアズメッセージ 牝4 1:34.1 本田優 領家政蔵 北村キヨ子
第40回 2005年1月30日 アズマサンダース 牝4 1:35.0 藤岡佑介 藤岡健一 東哲次
第41回 2006年1月29日 マイネサマンサ 牝6 1:33.5 岩田康誠 中村均 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第42回 2007年1月28日 ディアデラノビア 牝5 1:33.0 岩田康誠 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第43回 2008年2月3日 アドマイヤキッス 牝5 1:36.0 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第44回 2009年2月1日 チェレブリタ 牝4 1:35.1 武豊 荒川義之 (有)三嶋牧場
第45回 2010年1月31日 ヒカルアマランサス 牝4 1:36.4 M.デムーロ 池江泰郎 髙橋京子
第46回 2011年1月30日 ショウリュウムーン 牝4 1:33.7 浜中俊 佐々木晶三 上田亙

「第52回 京成杯」勝つ馬は、この馬だ!

「第52回 京成杯」は、春のクラシックに結びつくために、非常に重要な重賞レースです!

記憶に新しいところでは、2010年の京成杯優勝エイシンフラッシュが日本ダービーを制覇しました。

2009年の2着馬ナカヤマフェスタは日本ダービーこそ4着でしたが、翌年に宝塚記念を優勝、フランスの凱旋門賞で2着に健闘もしました。

また、2007年の優勝馬サンツェッペリンは皐月賞2着、2008年の優勝馬マイネルチャールズは皐月賞3着など、など春のクラシックには欠かせないメンバーがそろいます。

この京成杯の傾向を、過去10年(東京競馬場で行われた2002年を含む)のデータから読み解くと、

・京成杯の上位人気馬は3着以内に来る!

単勝オッズ2.9倍以下の馬が圧倒的な成績を残しています。

過去10年のうち9年(2002年は1着同着)は、優勝馬が単勝オッズ6.9倍以下のオッズの馬から出ています。

2着馬は9頭中6頭が単勝オッズ10倍未満から出ていますが、

3着馬は7頭が単勝オッズ10倍以上です。

穴馬くんもご活躍ですね!

京成杯  単勝オッズ別成績(過去10年)

※2002年は東京競馬場で開催
※2002年は1着同着

単勝オッズ    成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 6-3-1-3 46.2% 69.2% 76.9%
3.0~4.9倍 2-1-1-2 33.3% 50.0% 66.7%
5.0~6.9倍 2-1-1-7 18.2% 27.3% 36.4%
7.0~9.9倍 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
10.0~19.9倍 1-0-2-14 5.9% 5.9% 17.6%
20.0~49.9倍 0-3-3-30 0% 8.3% 16.7%
50.0倍以上 0-0-2-34 0% 0% 5.6%

 

・京成杯では、関西馬が強い!関西の騎手も強い!外国人騎手は・・・?

関西馬は勝率・連対率ともに関東馬を大きく凌いでいます。

騎手は、3着以内の数自体は関東所属騎手が勝っていますが、

関西所属騎手が連対率38.5%、3着内率53.8%という圧倒的な成績です。

しかし、なんと外国人騎手は、京成杯での連対例がゼロです。

3着に入ったのは、2004年のD.バルジュー騎手(キングカメハメハ、1番人気)だけなんですね。

これは、そろそろ、外国人騎手が逆に、勝つかも知れないですね。

京成杯  出走馬の所属別成績(過去10年)

所属     成績  勝率 連対率 3着内率
関東馬 5-4-7-69 5.9% 10.6% 18.8%
関西馬 6-5-3-28 14.3% 26.2% 33.3%

京成杯  騎手の所属別成績(過去10年)

騎手の所属  成績    勝率 連対率 3着内率
関東      9-6-7-81 8.7% 14.6% 21.4%
関西      2-3-2-6 15.4% 38.5% 53.8%
外国人騎手    0-0-1-9 0% 0% 10.0%
地方競馬所属騎手 0-0-0-1 0% 0% 0%

※ 内田博騎手は、大井競馬所属時の2007年以前の成績は地方競馬所属騎手として集計

・京成杯では、前年秋の東京か京都で勝っている馬が毎年連対中!

前年秋の東京または京都で勝ち京成杯で連対した馬(過去10年)

年度 着順   馬名          該当レース
02年 1着 ヤマニンセラフィム 11月11日・京都 新馬
03年 2着 テイエムリキサン 10月26日・京都 萩S
04年 1着 フォーカルポイント 10月25日・東京 新馬
06年 1着 ジャリスコライト 10月22日・東京 いちょうS
07年 1着 サンツェッペリン 10月22日・東京 未勝利
2着 メイショウレガーロ 11月25日・東京 ベゴニア賞(500万下)
08年 1着 マイネルチャールズ 11月10日・東京 未勝利
09年 1着 アーリーロブスト 11月30日・京都 未勝利
2着 ナカヤマフェスタ 11月22日・東京 東京スポーツ杯2歳S
10年 1着 エイシンフラッシュ 10月11日・京都 未勝利
11年 1着 フェイトフルウォー 10月10日・東京 新馬

 

 

京成杯とは?

京成杯

開催地 中山競馬場
施行日 2012年1月15日
施行時期 1月中旬
(原則1回中山6日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝2000m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1961年1月15日

京成杯(けいせいはい)は、中山競馬場の芝2000mで行われる中央競馬の重賞(GIII)競走。京成杯オータムハンデキャップと同様、競走名は中山競馬場の最寄駅(東中山駅)があり優勝杯を提供する京成電鉄から冠名が取られている。

京成杯 概要

1961年に関東圏の4歳(現3歳)の最初の重賞競走として創設、第1回は中山競馬場の芝外回り1600mで施行された。

1970年には施行場を東京競馬場に移すが、1980年に再び中山競馬場に戻している。

1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付けされたが、施行距離の芝1600mがクラシック競走に直結せず、クラシック路線の有力馬は回避する傾向があった。

そのため、1999年にジュニアカップと施行条件を入れ替える形で皐月賞と同じ距離である芝2000mに延長された結果、本競走で入賞した競走馬が同年のクラシック戦線で好走することが多くなり、クラシック戦線の行方を占う意味合いがより強まった。

当競走の勝ち馬が後にGIを勝ったという視点からみると、1981年のテンモン以降現れていなかったが、2010年のエイシンフラッシュが東京優駿(日本ダービー)を制し、29年ぶりにGI優勝馬が現れることになった。

また出走馬に関して言えば、ヒシアマゾン(エリザベス女王杯優勝、第34回当競走2着)・キングカメハメハ(NHKマイルカップ、東京優駿優勝、第44回当競走3着で生涯唯一の敗戦)・ナカヤマフェスタ(宝塚記念優勝、第49回当競走2着)などがいる。
現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字となっている。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)である。
負担重量は馬齢重量56kg、牝馬2kg減を基本とし、日本馬は収得賞金2000万円以上は1kg増、外国調教馬は重賞競走優勝馬は1kg増となっている。
京成杯 歴史

1961年 – 中山競馬場の芝外回り1600mの4歳(現3歳)限定の別定重量の重賞競走、京成盃として創設(創設当初の基本負担斤量は52kg)。
1970年 – 施行場を東京競馬場に変更。
1971年 – 牡馬・騸馬の基本負担斤量が52kgから54kgに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザの影響で3月に中山競馬場の芝外回り1600mで順延開催。
1980年 – 施行場を中山競馬場に戻す。
1981年
基本負担斤量が牡馬・騸馬54kg、牝馬52kgから牡馬・騸馬55キロ、牝馬53kgに変更。
嶋田功が騎手として史上初の連覇。
1984年
混合競走に指定。
グレード制施行によりGIIIに格付け。
1988年 – 柴田政人が騎手として2人目の連覇。
1990年 – 安田富男が騎手として3人目の連覇。
1996年
特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
福島競馬場の改修工事の調整による代替開催により、東京競馬場の芝1600mで施行。
1999年 – 施行距離を現在の芝2000mに変更。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳」から「3歳」に変更。
2002年
東京競馬場の改修工事の調整による代替開催により東京競馬場の芝2000mで施行。
ヤマニンセラフィムとローマンエンパイアが同着優勝。
2003年
基本負担斤量が牡馬・騸馬55kg、牝馬53kgから牡馬・騸馬56kg、牝馬54kgに変更。
蛯名正義が騎手として4人目の連覇。
2005年 – 横山典弘が騎手として5人目の連覇。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2008年 – 松岡正海が騎手として6人目の連覇。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。

京成杯 歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1961年1月15日 モンテカルロ 牡3 1:40.6 佐藤征助 秋山史郎 毛利喜八
第2回 1962年1月15日 オーハヤブサ 牝3 1:39.8 藤本勝彦 藤本冨良 笠木政彦
第3回 1963年1月15日 カネノヒカル 牡3 1:37.5 加賀武見 阿部正太郎 金指吉昭
第4回 1964年1月15日 トキノパレード 牡3 1:40.5 野平好男 田中和夫 井口鈴一
第5回 1965年1月15日 メジロマンゲツ 牝3 1:38.5 加賀武見 阿部正太郎 北野豊吉
第6回 1966年3月20日 スピードシンボリ 牡3 1:40.2 津田昭 野平富久 和田共弘
第7回 1967年1月15日 ホウゲツオー 牡3 1:39.3 加賀武見 山岡寿恵次 嶋津芳三
第8回 1968年1月14日 ライトワールド 牡3 1:39.6 樋口弘 三井末太郎 大久保一男
第9回 1969年1月12日 ギャロップ 牡3 1:39.2 野平祐二 秋山史郎 榎本信子
第10回 1970年1月11日 アローエクスプレス 牡3 1:37.1 柴田政人 高松三太 伊達秀和
第11回 1971年1月15日 ヤシマライデン 牡3 1:38.1 伊藤正徳 尾形藤吉 小林庄平
第12回 1972年3月19日 ヒデハヤテ 牡3 1:35.8 福永洋一 伊藤修司 伊藤英夫
第13回 1973年1月14日 カミノテシオ 牡3 1:37.2 加賀武見 高橋英夫 保手浜正康
第14回 1974年1月13日 ウエスタンダッシュ 牡3 1:36.9 伊藤正徳 尾形藤吉 西川商事(株)
第15回 1975年1月12日 テスコガビー 牝3 1:37.5 菅原泰夫 仲住芳雄 長島忠雄
第16回 1976年1月11日 クライムカイザー 牡3 1:36.4 加賀武見 佐藤嘉秋 (有)三登
第17回 1977年1月16日 ヒシスピード 牡3 1:36.7 小島太 高木嘉夫 阿部雅信
第18回 1978年1月15日 タケデン 牡3 1:37.1 岡部幸雄 元石孝昭 武市伝一
第19回 1979年1月14日 ファーストアモン 牡3 1:37.3 吉永正人 松山吉三郎 菅浦一
第20回 1980年1月13日 ハーバーシャレード 牡3 1:42.1 嶋田功 佐々木亜良 (株)ハーバー
第21回 1981年1月11日 テンモン 牝3 1:36.8 嶋田功 稲葉幸夫 原八衛
第22回 1982年1月10日 アスワン 牡3 1:36.7 吉永正人 松山吉三郎 吉田善哉
第23回 1983年1月9日 ブルーダーバン 牡3 1:37.7 杉浦宏昭 二本柳俊夫 福島徳佑
第24回 1984年1月15日 ハツノアモイ 牡3 1:36.2 菅原泰夫 仲住芳雄 仲川初太郎
第25回 1985年1月13日 サクラサニーオー 牡3 1:35.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第26回 1986年1月12日 ダイナフェアリー 牝3 1:35.1 増沢末夫 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第27回 1987年1月11日 スーパーファントム 牡3 1:35.7 柴田政人 中村貢 平野井昌弘
第28回 1988年1月10日 トウショウマリオ 牡3 1:35.4 柴田政人 奥平真治 トウショウ産業(株)
第29回 1989年1月15日 スピークリーズン 牡3 1:36.3 安田富男 尾形充弘 竹﨑満
第30回 1990年1月14日 ノーモアスピーディ 牡3 1:35.2 安田富男 松山康久 吉田照哉
第31回 1991年1月13日 ダイナマイトダディ 牡3 1:34.8 増沢末夫 鈴木康弘 池谷誠一
第32回 1992年1月19日 エーピージェット 牡3 1:35.2 的場均 元石孝昭 (株)デルマークラブ
第33回 1993年1月17日 オースミポイント 牡3 1:35.8 橋本広喜 白井寿昭 山路秀則
第34回 1994年1月9日 ビコーペガサス 牡3 1:33.9 的場均 柳田次男 (有)レジェンド
第35回 1995年1月8日 マイティーフォース 牡3 1:35.1 松永幹夫 加藤敬二 (株)日本ダイナースクラブ
第36回 1996年1月7日 サクラスピードオー 牡3 1:34.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第37回 1997年1月7日 スピードワールド 牡3 1:36.3 的場均 小西一男 市川不動産(株)
第38回 1998年1月11日 マンダリンスター 牡3 1:36.8 柴田善臣 高市圭二 大川栄一郎
第39回 1999年1月17日 オースミブライト 牡3 2:01.5 蛯名正義 中尾正 山路秀則
第40回 2000年1月16日 マイネルビンテージ 牡3 2:04.0 柴田善臣 佐々木晶三 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第41回 2001年1月14日 ボーンキング 牡3 2:03.2 D.ハリソン 松田国英 金子真人
第42回 2002年1月13日 ヤマニンセラフィム 牡3 2:00.4 蛯名正義 浅見秀一 土井肇
ローマンエンパイア 武幸四郎 古川平 (有)ターフ・スポート
第43回 2003年1月19日 スズカドリーム 牡3 2:01.7 蛯名正義 橋田満 永井啓弍
第44回 2004年1月18日 フォーカルポイント 牡3 1:59.2 横山典弘 河野通文 (有)社台レースホース
第45回 2005年1月16日 アドマイヤジャパン 牡3 2:07.4 横山典弘 松田博資 近藤利一
第46回 2006年1月15日 ジャリスコライト 牡3 2:03.2 北村宏司 藤沢和雄 吉田和美
第47回 2007年1月14日 サンツェッペリン 牡3 2:01.6 松岡正海 斎藤誠 加藤信之
第48回 2008年1月20日 マイネルチャールズ 牡3 2:02.9 松岡正海 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第49回 2009年1月18日 アーリーロブスト 牡3 2:02.7 福永祐一 本田優 (有)三嶋牧場
第50回 2010年1月17日 エイシンフラッシュ 牡3 2:03.6 横山典弘 藤原英昭 平井豊光
第51回 2011年1月16日 フェイトフルウォー 牡3 2:00.9 田中勝春 伊藤伸一 (有)社台レースホース

2012年1月5日京都金杯予想

いよいよ今年の競馬が始まりますね。初月無料メルマガの予想は、配信を完了しました。
今年も、年間での大幅プラスを狙って参ります。

中山金杯の予想は、勝負レースとして初月無料メルマガで配信したため、京都金杯の予想をしてみます。
基本的には、内枠有利な馬場とみます。

本命は、9番ショウリュウムーンです。
データ的に牝馬というのがネックではありますが、前走は距離が長すぎたし、馬場が悪かった、外差し馬場にやられた等、
不利な条件が多すぎました。
今回は、ベストの距離に戻りましたし、得意な良馬場、内枠有利な傾向と条件が好転しました。
この馬から下記4頭にワイドで流します。

10サダムパテック
○8ブリッツェン
▲7ダノンシャーク
△14ガンダーラ

クラマテング

クラマテング
年月日 競馬場 R レース名 格組 距離 天候・馬場 枠番 馬番 人気 着順 タイム 差・
事故 上3F 体重 騎手(所属) 負担
重量 調教師 収得賞金
(単位・円) 1着または
(2着馬) 
2007/06/14 旭川 6 フレッシュチャレンジ2歳 2歳 1000 曇 良 2 2 7 4 / 8 1:05:0 0.7 40.3 462 竹内仁 (北海道) 53.0 原孝明 200,000 レモンサワー
2007/06/20 旭川 3 ルーキーチャレンジ2歳 2歳 1500 曇 良 5 5 5 3 / 7 1:41:9 1.7 42.3 462 竹内仁 (北海道) 53.0 原孝明 225,000 ヘブンリーゲート
2007/07/19 旭川 1 2歳 未勝利 2歳 1500 晴 良 2 2 3 2 / 8 1:41:7 0.2 41.6 462 竹内仁 (北海道) 53.0 原孝明 50,000 モエレデジャヴ
2007/11/13 札幌 4 札幌モエレ健康センター賞2歳 2歳 1700 晴 重 3 3 4 4 / 8 1:50:4 0.6 40.3 486 坂下秀 (北海道) 55.0 原孝明 25,000 オーゴンオージ
2007/12/16 福山 7 2歳2 2歳2 1600 晴 良 3 3 1 1 / 9 1:48:7 0.7 39.5 483 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 270,000 (ギネスフェア)
2008/01/02 福山 6 3歳2 (明) 3歳2 1600 晴 稍重 6 6 1 1 / 8 1:49:1 0.5 39.1 483 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 270,000 (バクシンスター)
2008/01/13 福山 10 福山市議会議長杯 若駒賞3歳 3歳 1600 晴 不良 5 5 1 1 / 10 1:46:0 0.1 40.8 485 岡崎準 (福山) 54.0 江口秀 420,000 (マルチグランドボス)
2008/02/02 福山 4 C28 C28 1250 曇 重 8 9 1 2 / 9 1:22:2 0.1 39.2 494 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 60,000 ラブリーソング
2008/02/16 福山 4 C27 C27 1250 晴 良 4 4 1 1 / 9 1:22:7 1.2 39.0 490 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 200,000 (タガノマロン)
2008/03/02 福山 5 C26 C26 1250 晴 良 8 9 1 1 / 9 1:23:0 0.3 39.2 488 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 200,000 (タガノマロン)
2008/03/22 福山 5 C25 C25 1250 晴 稍重 1 1 1 2 / 10 1:21:1 0.1 37.8 485 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 60,000 ナムラルパン
2008/03/30 福山 2 C26 ロ(二走目) C26 1250 雨 重 7 7 1 1 / 10 1:22:5 0.9 39.5 492 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 200,000 (ミナミゼファー)
2008/04/19 福山 8 C21 C21 1600 曇 稍重 8 8 1 2 / 9 1:47:3 0.0 39.7 485 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 47,000 ナムラルパン
2008/05/05 福山 9 端午賞C2 選抜 C2 1600 曇 良 5 5 1 1 / 10 1:49:2 0.6 41.7 480 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 300,000 (サンアルカローラ)
2008/05/25 福山 10 広島県酪農業協同組合長杯 青葉 C1 1800 曇 不良 2 2 1 1 / 9 1:58:5 0.0 40.0 473 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 300,000 (ワームホール)
2008/08/17 福山 11 撫子特別B3 B3 1600 晴 良 8 10 3 1 / 10 1:47:0 1.3 40.6 491 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 220,000 (マルチグランドボス)
2008/09/14 福山 9 すすき特別B3 B3 1600 晴 良 7 7 1 1 / 9 1:47:6 1.2 40.5 498 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 220,000 (マルチグランドボス)
2008/09/27 福山 10 開設記念 日刊スポーツ杯 蔵王 B3 1600 晴 稍重 7 7 1 3 / 9 1:48:4 0.3 40.7 491 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 39,000 タガノマロン
2008/10/12 福山 10 鞆の浦賞3歳 3歳 2250 晴 良 4 4 1 1 / 9 2:38:8 0.1 40.4 489 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 1,000,000 (サンディナナ)
2008/11/24 福山 11 いちょう特別B1 B2 B1B2 1600 雨 重 5 5 1 4 / 10 1:47:2 0.7 39.9 488 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 18,000 チアズジョイ
2008/12/21 福山 10 福山王冠3歳 3歳 1800 曇 稍重 8 9 3 1 / 10 1:59:9 0.3 40.2 501 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 1,000,000 (サンディナナ)
2009/01/03 福山 9 福山大賞典A1下選抜 A1 2600 晴 良 8 10 3 9 / 10 3:04:0 1.9 41.3 498 嬉勝則 (福山) 54.0 江口秀 0 ムサシボー
2009/02/01 福山 10 報知新聞社杯 菜の花賞A3 A3 1800 曇 重 3 3 1 2 / 8 1:59:1 0.3 41.4 503 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 100,000 チアズジョイ
2009/02/15 福山 10 アヴァンス法務事務所杯 久松城 A1A2 1800 晴 良 6 6 1 1 / 9 2:00:2 0.2 38.5 498 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 450,000 (フロントダッシュ)
2009/02/28 福山 10 青柳特別A2 A2 1800 晴 不良 2 2 1 3 / 9 1:59:9 0.9 40.5 500 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 52,000 フロントダッシュ
2009/03/22 福山 10 ファイナルグランプリファン投票 1800 雨 重 3 3 3 3 / 8 1:58:7 1.2 39.8 498 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 130,000 セトノヒット
2009/04/12 福山 10 デイリースポーツ杯福山桜花A1 A1 2250 晴 良 7 8 3 1 / 10 2:36:2 0.5 500 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 2,000,000 (ジューシー)
2009/05/04 福山 9 牡丹特別A1 A1 1800 曇 良 2 2 1 2 / 10 1:58:2 0.1 494 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 125,000 フロントダッシュ
2009/05/17 福山 11 JNBシリーズ 福山ばら祭特別 A1 1600 雨 稍重 8 10 1 3 / 10 1:47:8 0.8 488 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 65,000 フロントダッシュ
2009/06/22 福山 10 スポーツニッポン杯第2回西日本 2250 晴 良 4 4 4 7 / 9 2:36:4 2.3 491 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 フサイチバルドル
2009/07/20 福山 11 蓮の花特別A1 A2 A1A2 1600 雨 不良 6 6 2 1 / 9 1:44:1 0.2 492 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 450,000 (ナリタブラック)
2009/08/16 福山 10 金杯 ファン投票 1600 曇 良 7 7 取消 計不 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 0
2009/09/20 福山 10 萩特別A1 A1 1800 晴 良 8 9 1 4 / 9 1:59:4 0.6 493 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 25,000 サンディナナ
2009/10/04 福山 11 月見特別A1 A1 1800 晴 良 7 8 2 8 / 10 2:02:4 3.6 492 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 0 ゴールドイチモンジ
2009/10/25 福山 10 サンケイスポーツ杯 福山菊A1 A1 2250 曇 良 4 4 5 6 / 10 2:35:8 2.1 492 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 0 ナムラベンケイ
2009/11/08 福山 11 ふいご祭特別A1 A1 1800 晴 良 4 4 4 6 / 9 2:00:4 1.4 491 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 0 サンディナナ
2009/11/22 福山 11 小雪特別A3 A3 1600 雨 重 7 7 1 1 / 10 1:46:0 0.1 496 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 300,000 (チアズジョイ)
2009/12/06 福山 11 シクラメン特別A2 A2 1600 曇 良 2 2 1 1 / 7 1:46:4 1.2 496 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 300,000 (チアズアブソーブ)
2009/12/20 福山 11 冬籠り特別A1 A1 1800 晴 良 3 3 4 1 / 9 1:59:6 0.2 500 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 500,000 (ナリタブラック)
2010/01/03 福山 10 福山大賞典A1下選抜 A1 2600 晴 良 1 1 3 2 / 8 3:04:0 0.7 497 嬉勝則 (福山) 55.0 江口秀 1,000,000 ナリタブラック
2010/02/01 福山 10 マイル争覇3歳上 3歳 1600 雨 不良 4 4 3 5 / 8 1:44:1 1.5 499 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 62,000 キングスゾーン
2010/02/13 福山 10 近畿・中国・四国交流 彦山A1 A1 1800 晴 重 2 2 2 8 / 9 1:59:9 1.1 498 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 アポロコマンダー
2010/03/14 福山 10 近畿・中国・四国交流 松永A1 A1 1800 晴 稍重 4 4 3 4 / 8 2:01:1 0.6 496 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 25,000 ジョインアゲン
2010/03/28 福山 10 ファイナルグランプリファン投票 1800 曇 稍重 8 10 5 2 / 10 2:00:1 0.2 496 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 200,000 ビービーバイラ
2010/04/11 福山 10 福山桜花賞A1 A1 2250 雨 稍重 7 7 5 1 / 10 2:35:1 0.3 39.1 491 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 2,000,000 (ナリタブラック)
2010/04/24 福山 10 君子欄特別A1 A1 1600 晴 重 5 5 1 3 / 5 1:46:1 1.3 40.2 492 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 40,000 コロネット
2010/05/15 福山 11 ばら祭シリーズ ローズふくA1 A1 1600 晴 良 7 7 1 7 / 8 1:46:5 1.6 40.8 493 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 フサイチウィード
2010/05/29 福山 10 JNB協賛シリーズ ひばりA1 A1 1250 晴 良 7 7 3 7 / 7 1:22:7 1.2 40.1 493 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 ユーガットテースト
2010/06/20 福山 9 くちなしの花特別A3 A3 1600 曇 稍重 1 1 3 2 / 8 1:46:9 0.5 40.2 496 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 70,000 ナリタブラック
2010/07/04 福山 10 福山てんまや賞A2 A2 1600 曇 重 2 2 3 1 / 9 1:45:6 0.1 38.1 497 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 300,000 (ナリタベガ)
2010/08/15 福山 10 金杯ファン投票 1600 晴 良 1 1 2 2 / 10 1:45:4 0.0 38.7 492 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 200,000 ホーマンクラフト
2010/09/11 福山 10 開設記念 福山市長賞A1 A1 1800 晴 良 3 3 2 1 / 7 1:58:9 0.9 38.6 498 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 500,000 (ミラクルタイザン)
2010/10/03 福山 11 馬肥ゆる秋特別A1 A1 1800 雨 稍重 7 8 1 1 / 10 1:57:8 0.5 39.0 498 﨏畑雄 (福山) 56.0 江口秀 500,000 (ビービーバイラ)
2010/10/31 福山 10 福山菊花賞A1 A1 2250 雨 稍重 5 5 1 1 / 10 2:34:7 0.2 40.3 504 﨏畑雄 (福山) 56.0 江口秀 2,000,000 (フジノアリオン)
2010/12/11 福山 10 冬銀河特別A1 A1 1600 曇 稍重 8 9 1 2 / 9 1:46:8 0.4 39.0 502 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 80,000 アドミラルサンダー
2011/01/03 福山 10 福山大賞典A1下選抜 A1 2600 晴 稍重 3 3 1 1 / 10 3:02:5 0.3 37.9 505 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 5,000,000 (フォーインワン)
2011/02/06 福山 9 マイル争覇3歳上 1600 晴 良 6 6 5 6 / 10 1:46:0 1.7 39.7 508 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 0 キングスゾーン
2011/03/06 福山 11 啓蟄特別A1 A1 1600 雨 稍重 8 8 2 1 / 9 1:44:9 0.0 38.6 512 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 400,000 (フェアームーラン)
2011/03/27 福山 10 ファイナルグランプリファン投票 1800 晴 良 8 10 2 4 / 10 1:58:2 0.3 40.1 508 﨏畑雄 (福山) 56.0 江口秀 50,000 ウォーターオーレ
2011/04/11 福山 10 福山桜花賞4歳上OP 2250 曇 良 4 4 1 1 / 10 2:35:0 0.4 40.0 502 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 1,500,000 (フジノアリオン)
2011/05/08 福山 10 エメラルドオープンA級 1250 晴 稍重 1 1 1 2 / 8 1:21:3 0.2 38.6 501 嬉勝則 (福山) 58.0 江口秀 64,000 ミラクルタイザン
2011/05/23 福山 8 西日本グランプリ4歳上OP 2250 雨 不良 4 4 3 9 / 10 2:31:4 1.8 41.0 504 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 ヒシウォーシイ
2011/06/19 福山 10 中国地区畜産会会長杯 仙酔A1 A1 1800 曇 重 6 6 3 9 / 9 2:01:3 2.8 44.2 505 嬉勝則 (福山) 58.0 江口秀 0 ミラクルタイザン
2011/07/03 福山 10 福山市農業協同組合杯 あじA1 A1 1600 曇 重 6 6 4 4 / 10 1:45:2 0.5 40.3 505 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 16,000 シルクウィザード
2011/08/01 福山 10 福山てんまや賞A1 A1 1600 曇 良 2 2 1 3 / 8 1:46:9 0.2 40.3 503 嬉勝則 (福山) 57.0 江口秀 32,000 シルクウィザード
2011/08/14 福山 10 金杯ファン投票3歳上 1600 晴 良 7 7 3 5 / 9 1:47:0 1.4 40.9 499 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 0 マルハチゲティ
2011/08/29 福山 10 福山市議会議長杯 熊ヶ峰賞A1 A1 1600 晴 良 8 9 5 1 / 9 1:45:6 0.1 38.6 497 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 320,000 (シルクプレスト)
2011/09/25 福山 10 ななかまど特別A1 A1 1800 晴 良 4 4 4 2 / 10 1:58:5 0.1 41.5 502 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 64,000 ヒルノラディアン
2011/10/23 福山 10 晩秋特別A2 A2 1600 晴 重 5 5 1 1 / 9 1:46:2 0.4 38.7 506 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 300,000 (ナリタチャレンジ)
2011/11/06 福山 10 福山菊花賞3歳上OP 2250 曇 不良 4 4 1 1 / 9 2:33:5 0.2 39.1 502 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 1,500,000 (フェアームーラン)
2011/12/18 福山 10 福山マイラーズ3歳上OP 1600 晴 良 1 1 2 1 / 7 1:47:7 0.4 37.9 514 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 320,000 (グレイスフルムーヴ)
2012/01/03 福 山 10 福山大賞典4歳上選抜 2600 曇 良 7 7 1 1 / 10 3:02:7 0.0 40.0 513 嬉勝則 (福山) 56.0 江口秀 4,000,000 (フレアリングマリー)

第50回スポーツニッポン賞京都金杯と第61回日刊スポーツ賞中山金杯の出走馬が確定しましたね!

さあて、いよいよ、今年初めの重賞です。
気を入れて、予想を始めますよ!

第50回スポーツニッポン賞京都金杯(GIII)確定出走馬

アスカクリチャン牡5
アスカトップレディ牝5
オセアニアボス牡7
オースミスパーク牡7
ガンダーラ牡6
サダムパテック牡4
ショウリュウムーン牝5
シルポート牡7
タマモナイスプレイ牡7
ダノンシャーク牡4
ビッグウィーク牡5
ブリッツェン牡6
マイネルラクリマ牡4
マヤノライジン牡11
ヤマカツハクリュウ牡5
ライブコンサートせん8

以上16頭

第61回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)確定出走馬

アクシオン牡9
アドマイヤコスモス牡5
イケドラゴン牡7
エオリアンハープ牝6
エクスペディション牡5
エーシンジーライン牡7
コスモファントム牡5
ダイワファルコン牡5
ダンスインザモア牡10
デストラメンテせん8
トップゾーン牡6
ネオサクセス牡5
ネオヴァンドーム牡5
ネヴァブション牡9
フェデラリスト牡5
ミステリアスライト牡7

以上16頭

クールフォーマ

クールフォーマ

生年月日 2005年05月06日
調教師 黒田隆男
馬主 川上哲司
生産者 高山牧場
産地 門別町
中央獲得賞金 4,980.0万円
地方獲得賞金 245.0万円
通算成績 38戦7勝 [7-5-6-20]
前走
血統
フォーティナイナー Mr. Prospector
File
トリムカット Roberto
Trim Colony


2011/12/22 園田 曇 9 城山電子特別 12 6 8 1.2 1 1 三野孝徳 57 ダ1400 良 1:29.1 -0.2 3-3-1-1 39.1 529(0) (シルクペガサス) 70.0
2011/12/07 園田 晴 11 京都畜産特別 10 6 6 6.8 3 1 三野孝徳 55 ダ1700 良 1:49.7 -0.3 4-4-3-1 38.9 529(+3) (ミミチャン) 85.0
2011/11/05 5東京1 曇 12 3歳上1000万下 14 7 11 49.0 11 12 北村宏司 57 ダ1400 良
**
1:26.4 1.8
**
11-12 35.1-37.4 37.9 526(0)

イチエイクリッパー
2011/10/30 4東京9 曇 10 河口湖特別(1000万下) 16 8 15 82.9 13 15 吉田稔 57 ダ1400 良
**
1:26.7 2.0
**
14-15 35.5-36.9 37.6 526(0) タイセイファントム
2011/09/25 2札幌6 晴 10 アカシヤ特別(1000万下) 13 7 11 65.6 10 5 丸田恭介 57 ダ1700 良
**
1:46.6 0.1
**
1-1-1-1 30.0-36.8 36.9 526(-2) タツパーシヴ 137.0
2011/09/10 2札幌1 晴 7 3歳上500万下 12 2 2 2.2 1 1 丸田恭介 57 ダ1000 良
**
1:00.0 0.0
**
3-3 34.9-36.7 36.4 528(+2) (キンショーユウジャ) 700.0
2011/08/28 1札幌6 晴 7 3歳上500万下 12 7 9 4.0 2 2 丸田恭介 57 ダ1000 良
**
0:59.1 0.3
**
7-5 34.4-35.9 35.0 526(+4) ホクトキングダム 300.0
2011/08/14 1札幌2 曇 7 3歳上500万下 12 3 3 23.5 7 2 丸田恭介 57 ダ1000 良
**
1:00.0 0.2
**
8-7 35.5-36.3 35.9 522(-2) アートオブビーン 300.0
2010/11/14 3福島8 曇 1 3歳上500万下 15 5 8 5.5 2 9 丸田恭介 57 ダ1700 良
**
1:49.5 2.6
**
11-11-11-9 29.9-38.5 40.0 524(0) ローゼウィーク
2010/10/31 4東京8 曇 6 3歳上500万下 16 7 14 9.3 4 7 内田博幸 57 ダ1300 重
**
1:19.0 1.0
**
8-9 29.2-36.6 37.1 524(+10) ルナロッソ
2010/10/16 4東京3 晴 6 3歳上500万下 15 4 6 4.1 2 7 北村宏司 57 ダ1300 良
**
1:19.5 0.8
**
3-4 29.7-36.7 37.1 514(-8) センジンジョー
2010/10/03 2札幌8 曇 4 3歳上500万下 12 1 1 4.8 3 4 丸田恭介 57 ダ1000 良
**
0:59.4 0.3
**
8-8 35.3-35.4 34.8 522(0) フィールドチャペル 110.0
2010/05/30 3東京4 曇 7 4歳上500万下 16 3 6 3.9 1 2 北村宏司 57 ダ1300 良
**
1:18.4 0.0
**
3-4 29.5-36.7 36.5 522(0) ハンマープライス 300.0
2010/05/15 1新潟5 晴 8 4歳上500万下 15 6 10 2.9 2 2 木幡初広 57 ダ1200 重
**
1:11.7 0.1
**
2-2 34.0-37.6 37.5 522(-6) ワンダーキラメキ 280.0
2010/04/18 3中山8 晴 6 4歳上500万下 16 6 11 4.2 2 4 北村宏司 57 ダ1200 重
**
1:11.4 0.1
**
2-3 35.0-36.3 36.3 528(+2) コスモパイレット 110.0
2010/04/10 3中山5 晴 8 4歳上500万下 15 5 8 10.0 4 2 北村宏司 57 ダ1200 良
**
1:12.0 0.0
**
2-2 35.1-36.9 36.9 526(-6) ノボパガーレ 300.0
2010/03/21 2中山8 晴 7 4歳上500万下 16 6 11 5.8 4 8 北村宏司 57 ダ1800 稍
**
1:56.0 1.4
**
1-1-1-1 36.0-40.4 41.8 532(+6) バリアントバイオ
2010/01/30 1東京1 晴 8 4歳上500万下 16 2 4 12.4 5 8 江田照男 57 ダ1400 良
**
1:26.8 0.7
**
6-6 35.9-37.6 37.8 526(-4) マイネルエルドラド
2010/01/16 1中山5 晴 7 4歳上500万下 15 5 9 7.7 3 3 北村宏司 57 ダ1800 良
**
1:56.4 1.1
**
1-1-1-1 38.0-38.5 39.6 530(+10) キッズアプローズ 190.0
2009/12/19 4中京3 晴 9 3歳上500万下 16 4 7 3.5 1 4 北村宏司 57 ダ1700 良
**
1:47.0 1.0
**
4-5-4-4 30.2-37.6 38.1 520(-4) アグネスラナップ 110.0
2009/12/05 5中山1 曇 6 3歳上500万下 16 1 1 11.9 5 3 田中勝春 57 ダ1800 重
**
1:53.5 0.1
**
1-1-1-1 37.6-37.7 37.8 524(-8) ユニヴァースガイ 190.0
2009/08/29 3新潟5 晴 12 3歳上500万下 15 4 7 4.7 4 4 柴田善臣 57 ダ1800 良
**
1:54.6 0.9
**
9-9-9-8 35.4-38.8 39.0 532(-2) ラターシュ 110.0
2009/08/16 3新潟2 晴 12 3歳上500万下 14 3 3 14.3 5 3 柴田善臣 57 ダ1800 良
**
1:52.5 0.3
**
5-5-5-5 35.5-37.7 37.3 534(+2) ドリームマイスター 190.0
2009/07/19 2新潟2 雨 9 糸魚川特別(500万下) 18 1 2 62.0 13 15 柴田善臣 57 芝2000 重
**
2:03.6 2.6
**
18-17 35.5-35.8 37.3 532(+4) マゼラン
2009/07/04 2福島5 曇 8 3歳上500万下 16 7 14 12.1 4 4 北村宏司 57 芝1800 稍
**
1:49.5 0.4
**
9-9-5-2 35.3-37.0 36.8 528(-2) トウショウデザート 110.0
2009/06/13 3東京7 晴 12 4歳上1000万下 16 3 5 14.3 7 11 田中勝春 57 芝1400 良
**
1:22.5 0.8
**
15-16 35.2-34.7 34.5 530(-2)

ヘヴンリークルーズ
2009/05/24 3東京2 晴 12 由比ヶ浜特別(1000万下) 17 2 4 47.3 11 5 武士沢友 57 芝1400 良
**
1:22.3 0.6
**
11-12 35.5-34.3 33.7 532(0) オセアニアボス 148.0
2009/05/10 2東京6 晴 12 4歳上1000万下 16 2 4 5.9 2 15 内田博幸 57 ダ1400 良
**
1:26.4 2.0
**
3-5 35.0-37.1 38.7 532(+8) シルクイーグル
2009/02/14 1東京5 晴 12 4歳上1000万下 16 8 15 13.7 7 3 内田博幸 57 ダ1300 良
**
1:18.4 0.3
**
16-16 28.8-37.1 35.9 524(-2) トウショウブリッツ 260.0
2009/01/25 1中山8 晴 8 4歳上500万下 16 1 2 3.9 2 1 内田博幸 56 ダ1200 重
**
1:11.1 -0.1
**
9-6 34.3-36.8 36.2 526(-4) (スコルピオンキッス) 740.0
2009/01/11 1中山4 晴 8 4歳上500万下 16 6 11 9.4 4 3 北村宏司 56 ダ1200 良
**
1:12.5 0.1
**
3-3 34.4-38.0 37.7 530(-18) モエレジンダイコ 190.0
2008/12/04 園田 晴 9 C3一 3歳以上 10 7 7 1.4 1 1 大山真吾 55 ダ1400 良 1:30.7 -0.7 2-3-2-2 39.1 548(+7) (バルハーバー) 30.0
2008/11/13 園田 晴 8 C6二 3歳以上 11 8 11 1.5 1 1 大山真吾 55 ダ1400 良 1:29.7 -0.5 2-2-2-1 38.6 541(+5) (パワーゼンカイ) 30.0
2008/10/29 園田 曇 1 D4二 3歳以上 10 5 5 1.0 1 1 大山真吾 55 ダ1400 良 1:31.5 -1.0 1-1-1-1 39.6 536(+18) (ウイゴコロ) 30.0
2008/09/20 4中山3 晴 4 3歳未勝利 16 7 14 2.8 1 6 内田博幸 56 ダ1200 重
**
1:12.4 1.5
**
11-9 33.8-37.1 37.9 518(+6)

クラッチヒット
2008/09/07 3新潟8 雨 2 3歳未勝利 15 7 12 7.4 2 3 内田博幸 56 ダ1200 不
**
1:12.0 0.5
**
3-3 34.7-36.8 37.0 512(+4) スペシャルハート 130.0
2008/08/17 3新潟2 曇 7 3歳未勝利 14 8 14 7.1 2 4 内田博幸 56 ダ1200 不
**
1:13.1 0.6
**
7-7 34.8-37.7 37.8 508(-36) ツウカイヤスナム 75.0
2008/02/23 2京都7 晴 4 3歳新馬 13 8 13 13.8 3 6 岩田康誠 56 ダ1800 良
**
1:57.7 3.3
**
2-2-2-2 37.0-37.2 40.2 544(0) カジノドライヴ

競馬倶楽部

競馬倶楽部(けいばくらぶ)とは競馬を施行する団体を指す。

日本では、補助金競馬が始まってから日本競馬会が設立される間に競馬倶楽部が組織された。

競馬倶楽部成立の経緯

1908年10月6日、競馬規程が制定されたことによりそれまで黙許されていた馬券の発売が禁止され日本の競馬は公認競馬から補助金競馬へと移行した。その際に日本各地に15あった公認競馬の施行体(社団法人)は11に削減され、かつ競馬倶楽部への改称を要求された。こうして誕生したのが日本各地の競馬倶楽部である。

1923年7月1日、(旧)競馬法が公布され馬券の発売が解禁された。その後各倶楽部では現存する重賞の起源となる各競走が創設された。1936年12月10日に日本競馬会が設立されたのを機に、同団体に統合される形で翌1937年には各倶楽部は解散した。

競馬倶楽部と競馬場所在地

札幌競馬倶楽部(札幌)
函館競馬倶楽部(函館)
藤枝競馬倶楽部(藤枝)→福島競馬倶楽部(福島)
新潟競馬倶楽部(関屋)
松戸競馬倶楽部(松戸)→中山競馬倶楽部(中山)
東京競馬倶楽部(目黒→府中)
日本レース・倶楽部(横浜)
京都競馬倶楽部(島原→須知→京都)
阪神競馬倶楽部(鳴尾)
小倉競馬倶楽部(戸畑→三萩野→北方)
宮崎競馬倶楽部(宮崎)
競馬倶楽部時代に創設された競走 [編集]

日本中央競馬会に引き継がれたもの。競走名は創設時のもの。()内は創設年・倶楽部名等。
東京優駿大競走(1932年 東京 現・東京優駿(日本ダービー))
目黒記念(1932年 東京)
大障碍特別(1934年 中山 現・中山大障害)
中山記念(1936年 中山)

京都金杯は、単勝○倍未満の馬は信頼性大!あとは単勝○○倍未満の馬をヒモにするだけで、当たりそう!?

京都金杯の過去10年の傾向を単勝オッズから見てみると、

単勝3倍未満なら
(2-3-0-0)で、連には絡みそうですね。

ヒモ馬は、単勝オッズが10.0~14.9倍(5-1-2-10)
が目立ちますね!

京都金杯の単勝オッズ

1.0~1.9倍 (2-0-0-0)
2.0~2.9倍 (0-3-0-0)
3.0~3.9倍 (0-0-0-4)
4.0~4.9台 (0-0-1-2)
5.0~6.9倍 (1-2-3-7)
7.0~9.9倍 (1-2-0-14)
10.0~14.9倍(5-1-2-10)
15.0~19.9倍(0-0-2-10)
20.0~29.9倍(0-2-0-10)
30.0~49.9倍(1-0-1-25)
50.0~99.9倍(0-0-1-24)
100倍以上  (0-0-0-22)



競走馬の血統

競走馬の血統

今まで、競走馬の血統と能力は密接な関連を有していると考えられてきた。
「競馬はブラッドスポーツである」という格言もある。

ただし、近年の研究[1]によれば、競走馬の競走成績に及ぼす両親からの遺伝の影響は約33%に過ぎず、残りの約66%は妊娠中の母体内の影響や生後の子馬を取り巻く環境によることであるとされているが、それでもなお競走馬の能力に血統が一定の大きな割合で寄与している事実がある。

生産者が血統を意識して交配を行い、馬主が血統を意識して競走馬を購入することはもちろん、一般の競馬ファンが予想を行う際にも、しばしば競走馬の血統をその要因に含める。

従来、競走馬の血統という際には父側に大きなウエイトをかけて語られることが多かったが、近年の研究によれば、競走馬の遺伝的な素質は母馬から55〜60%を、父馬から40〜45%を受け継ぐということが明らかになっている。

競走馬については、いかなる血統構成をしているかが競走生活において、そして引退後の余生において、大きく影響する。とくに余生については、競走成績に見るべきものがない馬であっても、競走成績や繁殖の実績に優れた馬の近親であるというだけで種牡馬や繁殖牝馬として遇されることが多々ある。また、そのような馬が実際に優れた繁殖成績を挙げることもしばしばである。


競走馬の血統用語

繁殖馬 – 種牡馬・繁殖牝馬をまとめて指す用語。
種牡馬
繁殖牝馬
ブルードメアサイアー(母の父)
○○系 – 特定の馬の直系。
メールライン、サイアーライン、父系
ファミリーライン、母系、牝系
ファミリーナンバー – 基礎牝系

血量 – ある馬の血統中で、特定の先祖馬が占める割合を数値化したもの。概念上、両親をそれぞれ50%、祖父母をそれぞれ25%、曽祖父母を12.5%、四代前を6.25%、五代前を3.125%…と、代を遡る毎に2分の1とし、特定の先祖馬の血量の総和を、AのB血量はn%などと表現する。

インブリード、クロス – 近親交配のこと。
アウトブリード – 雑種交配、異系交配。インブリードではないということ。
ラインブリード – 系統交配、系統繁殖、累進交配。近親交配のうち、それぞれの直系に同一の先祖を有する馬同士の交配。
ニックス – 相性が良いとされる、父系と母の父系の組み合わせ。

競走馬の血縁関係

競走馬の血縁関係に関しては、専門的な言い回しが多く用いられ、また一般的な用語であっても人間の場合とは異なる意味が用いられる場合(兄弟姉妹など)も多い。

競走馬の血縁関係 総論

総合すると、直接の祖先・子孫の関係を除き、競走馬Aから競走馬Bへ、牝馬の親子関係(ファミリーライン)のみを経由して辿る(具体的には一方の競走馬から2頭の共通の(牝馬の)祖先へと遡り、そこからもう一方へ下る)ことができなければ、AとBとが血縁関係、近親関係にあるとはされない。

ただし、この場合の近親関係・血縁関係は、遺伝学上の近親関係とは別の概念である(近親関係にないウマ同士を交配したとしても近親交配にはなりうる)。

各競走馬の血縁関係論(具体的な血縁関係について)

競走馬の血縁関係 親子関係
生物学上の父親を父、母親を母と表現する。
生物学上の子については産駒、もしくは仔と表現する。

競走馬の血縁関係 兄弟姉妹の関係

ある競走馬にとって、母を同じくする競走馬は兄弟姉妹と呼ぶが、父を同じくする競走馬は兄弟姉妹と呼ばない。母のみが同じである兄弟姉妹をそれぞれ半兄・半弟・半姉・半妹、母と父を同じくする兄弟姉妹をそれぞれ全兄・全弟・全姉・全妹という。

競走馬の血縁関係 祖父母の関係

ある競走馬にとって父の父、母の母といった、サイアーラインかファミリーラインの血統の馬を祖父母という。
母の父は、ブルードメアサイアーとしての関係があるため祖父として扱われる場合が多い。
父の母は祖母とは扱われない。

競走馬の血縁関係 おじ・おばの関係

ある競走馬にとって、母の兄弟姉妹はおじ・おばと呼ぶが、父の兄弟姉妹はおじ・おばとは呼ばない。

競走馬の血縁関係 いとこの関係

ある競走馬にとって、母の姉妹の産駒はいとこと呼ぶが、父の兄弟姉妹の産駒、および母の兄弟の産駒はいとことは呼ばない。

競走馬の血縁関係 親子○代制覇

この場合は父系の親子関係(サイアーライン)、牝系の親子関係(ファミリーライン)を指す。
例:アグネスレディー(優駿牝馬)-アグネスフローラ(桜花賞)-アグネスフライト(東京優駿)・アグネスタキオン(皐月賞)-ロジック(NHKマイルカップ)
アグネスフローラはアグネスレディーの産駒なので親子GI制覇となる。
アグネスフライト、アグネスタキオンはアグネスフローラの産駒でアグネスレディーの孫なので親子3代GI制覇となる。
アグネスフライト、アグネスタキオンは母が同じなので兄弟GI制覇となる。
ロジックはアグネスタキオン産駒なので親子GI制覇ではあるが、アグネスフローラとは牝系が異なる為親子GI4代制覇とはならない。

競走馬の血縁関係 血統表

血統表とは、競走馬や馬術競技馬の血統を表す上で使われる家系図の一種のこと。その馬の代々の祖先を父方・母方にかかわらず特定世代まで全て表にまとめている。

血統を見る際には、血統表は必要不可欠のものである。書き方には何通りかの流儀があるが以下では最も一般的なものについて説明する。なお、馬の系図には他にサイアーラインやファミリーライン(牝系図)などもあるが、これらは血統表と違い血統の一面(父方や母方のみ)を見るためのもので、全体を見るにはやはり血統表が必要となってくる。

競走馬の血縁関係 血統表の見方

テイエムオペラオーを例にとって説明する。

1番左の列は上下2段に分けて上に父の名を、下に母の名を書く。
テイエムオペラオーは、父がオペラハウス、母がワンスウェドである。
オペラハウス
ワンスウェド

(補足)このさらに左に自分自身の名を記述することもある。

つまり1段目は、1代先祖の父と母が並ぶことになる。
次に左から2番目の列は4段に分ける。上2段は父についての欄で、先程と同様に上に(父の)父の名を、下に(父の)母の名を書く。
オペラハウスの父はSadler’s Wells(日本に輸入されてない競走馬は英語表記)、母はColorspinである。
オペラハウス Sadler’s Wells
Colorspin
ワンスウェド
下2段は母についての欄で、上に(母の)父の名を、下に(母の)母の名を書く。
ワンスウェドの父はBlushing Groom、母はNouraである。
オペラハウス Sadler’s Wells
Colorspin
ワンスウェド Blushing Groom
Noura
つまり2段目は、2代先祖の(父方と母方双方の)祖父と祖母が並ぶことになる。
以下同様に、左から3段目は3代前の先祖が8頭並ぶ。左から4段目は4代前の先祖が16頭並ぶ。まとめると以下のようになる。
テイエムオペラオーの血統


*オペラハウス
Opera House 1988 (父の父)Sadler’s Wells 1981 (父の父の父)Northern Dancer (父の父の父の父)Nearctic
(父の父の父の母)Natalma
(父の父の母)Fairy Bridge (父の父の母の父)Bold Reason
(父の父の母の母)Special
(父の母)Colorspin 1983 (父の母の父)High Top (父の母の父の父)Derring-Do
(父の母の父の母)Camenae
(父の母の母)Reprocolor (父の母の母の父)Jimmy Reppin
(父の母の母の母)Blue Queen


*ワンスウェド
Once Wed 1984 (母の父)Blushing Groom 1974 (母の父の父)Red God (母の父の父の父)Nasrullah
(母の父の父の母)Spring Run
(母の父の母)Runaway Bride (母の父の母の父)Wild Risk
(母の父の母の母)Aimee
(母の母)Noura 1978 (母の母の父)Key to the Kingdom (母の母の父の父)Bold Ruler
(母の母の父の母)Key Bridge
(母の母の母)River Guide (母の母の母の父)Drone
(母の母の母の母)Blue Canoe
この血統表では4代目まで記述されているため4代血統表と呼ぶ。これには4代前までの先祖が全て記述されている事になる。

競走馬の血縁関係 補足

1番上の行は父、父の父、父の父の父、父の父の父の父と並ぶ。これらの配列をサイアーラインという。
逆に1番下の行には母、母の母(祖母)、母の母の母(曾祖母)、母の母の母の母(高祖母)と並ぶ。これらの配列をファミリーラインという。

5段まであって五代前の先祖32頭までを表に掲載した血統表は五代血統表と呼ぶ。以下6代、7代、8代血統表と呼ばれるが、次第に莫大な数の先祖馬を記載する必要が出てくるため特殊な用途にしか用いられない。I理論は9代血統表(1000頭以上)を常に用いる。ドサージュ理論においては12代血統表(約8200頭記載)が使われた事がある。一般的には3代から5代血統表がよく用いられる。
血統表によっては生年や毛色を併記することもある。
インブリードの発生している馬を太字、あるいは色等で区別して表記することもある。

馬名の表記について

馬名の表記については、全てカタカナあるいはラテン文字で表記する場合もあるが(中にはハングルなものも存在する)、ウィキペディアでは「日本で競走に走った馬」ならびに「日本に繁殖で輸入された馬」はカタカナ表記(あるいはラテン併記)、それ以外の日本に輸入されてない競走馬は母言語にかかわらずラテン文字表記としている(このルールは以後検討課題である)。

輸入された馬に対してアスタリスクをつける場合もある。Wikipedia日本語版は日本語化された馬名にアスタリスクを付けているが、アメリカではアメリカに輸入された馬に対してアスタリスクを付けたものが発行されている。近年これを是正し、「Sadler’s Wells (USA)」の様に表記する例も見られる。

同名異馬が存在する場合には「Nijinsky II」の様に表記する場合が多い。「Nijinsky (CAN)」、「Nijinsky (1967)」と表記する場合もある。


血統を構築するための理論(血統理論)

多くの競走馬生産者は、競走馬の競走能力がもっぱらその血統構成によって決定されるという信念を抱いている。競走馬の配合に関する経験や知識の中には理論(血統理論、配合理論、生産理論)として体系化されているものもある。多くの場合は疑似科学的であり、その特異かつ複雑な理論構成とあいまって、各理論の理解やその妥当性を離れて信奉や嘲笑の対象となることもままある。

血統理論 概略

かつては生産者が優れたサラブレッドを生産するための方法論であったが、競馬が馬券の発売を伴う娯楽やギャンブルの性格を強くすると、馬券の予想に用いられるようになった。

後に馬券やサラブレッドの生産や取引から独立して、サラブレッドの血統の研究そのものが娯楽の対象となった。日本では、1990年代に血統理論を組み込んだ競馬ゲームの人気により血統理論の概念が普及すると、サラブレッドの血統に関する書物が一般に多数刊行されるようになった。

血統の研究は、単なる血統と成績のインデックスの集積を目的とするものと、血統と成績の因果関係を体系化しようとするものに大別できる。多くの場合、血統の研究は医学的・遺伝学的な手法ではなく、歴史学的・文献学的な手法がとられる。

厳密に言うと、優秀なサラブレッドを生産する配合を選択決定するための生産理論と、生まれてきたサラブレッドの競走能力を説明するための血統理論は別のものであるが、ここでは同一のものとして扱う。

一定期間競馬の結果を観察することで、しばしば、ある特定の種牡馬(あるいは繁殖牝馬)の子や孫に共通した特定の形質を見出すことができる。この特徴は、サラブレッドの競走とは無関係に、身体的外見的特徴であったり、血友病や喘鳴症などの疾病であったり、性格的気質であったりする。こうした特徴が受け継がれる事実は、遺伝学が一定の科学的成果を収めるよりも古くから経験的に知られており、多くの場合血統理論はこの「経験」に基づいて議論が進められる。

血統理論の欠陥

しかし以下のような致命的な欠陥により、サラブレッドの生産が始まってから3世紀を超えてもなお、科学の域にまで押し上げられた血統理論はほとんどなく、サラブレッドの血統に関する研究や理論は、未だ疑似科学の域を脱していない。

統計的手法の欠落

サラブレッドの競走能力と血統の相関関係を体系化する際に、厳密な意味での統計学的手法が用いられることは、ほとんど皆無である。統計学的手法は、これまでサラブレッドの世界に持ち込まれることがなかったか、あるいは無視されてきた。この事実は血統理論が科学的な理論と見なされない致命的な要因である。

1791年にジェネラルスタッドブックが創刊されて以来、サラブレッドの血統と競走成績は一体のものである。一般的にサラブレッドの「血統」とか「血統書」と言った場合、それは単なる親子兄弟親族などの姻戚関係を図表化したものではなく、必ず競走成績が併記されることによりそのサラブレッドの血統的な「優秀さ」を表している。(あるいは、表そうとしている。)

こうしたサラブレッドの「優秀さ」の表示は、主にそのサラブレッドを商取引において、売買価格の決定や購入の決断をする場合に、その根拠として用いられてきた。優れた相馬眼の持ち主であると自認する場合には必ずしもこのような根拠を必要としないが、そのような人物は稀である。この場合、売り手は、できうる限りそのサラブレッドの「優秀さ」を高めたいので、競走成績に関する情報のうちから「都合のよい」ものだけを表示することができる。

この事情は現在でも変わっておらず、近年、サラブレッドの競走結果に関する様々な資料が爆発的に普及したにもかかわらず、ほとんどの場合それらは、ある馬がどこそこの競走でどのように勝利したかの羅列になっており、どこでどのように敗戦したかを体系化した資料は存在しないか、存在しても必要とされない。

厳密な意味での統計学的手法を用いてサラブレッドの競走能力を数値化あるいは数式化しようとした場合、それは例えば心臓の大きさであるとか、運動量と心拍数の変化であるとか、筋量や骨量とかといった医学、解剖学、運動生理学に基づくものになるであろう。また、継続的な実験による母集団の作成と抽出という作業を行うためには、遺伝学的な手段による条件の画一化が不可欠であるが、サラブレッド生産は常に遺伝学的手法を拒んできたし、そもそもサラブレッドは非常に高価なものであり趣味的な性格が強く、こうした実験は困難である。

運動生理学や獣医学の分野ではこうした研究は一定の成果を挙げているが、これはサラブレッドの血統と能力の相関関係を明らかにするためではなく、専ら経済動物であるサラブレッドを疾病から守るために行われている。

量的形質としての競走能力の指標の曖昧さ

血統理論は、一般的にサラブレッドの競走能力の由来を主にその血統に求めるものであるが、競走能力の指標を何によって表すか、客観的で統一された指標が存在しない。

他の分野、例えばイネの収穫量であるとか、果実の糖度であるとか、乳牛の乳量や脂肪量のように、物理的かつ継続的に計測することは不可能である。

収得賞金額、勝利数、所要タイムなどの絶対的な指標を用いることもあるが、競馬の性格上、これらの指標も統一的で普遍的なものとは認めがたい。まず、競馬は、第一義的には到達順位を競うものであって、所要タイムを競うものではない。相手次第で順位や所要タイムが異なってくるため、それらを単純に比較することは難しい。

また、騎手や馬主、調教師といった関係者によるレース中やレース前の継続的あるいは一時的な影響によっても競走成績は大きく左右される(騎手の騎乗技術や、出走レースの選択など)。
近年ではフリーハンデやアウスグライヒ、ワールド・サラブレッド・ランキングなどの、ある程度の客観性を持った、一般的に共通の指標が創出されている。しかし、これらの指標も万人に受け入れられたものではないし、あくまでも競走馬の競走能力を相対的に示すものにすぎない。
一方で、主に運動生理学の立場から、サラブレッドの競走能力を構成する心臓や肺などの循環器や、筋肉や骨などの運動器のあり方を明らかにしようとする試みも行われており、一定の成果をあげている。こうした器官の運動性能によって競走能力を数値化することは理論上は可能であるが、現に競走に出走して一定以上の成績を収めているサラブレッドの心臓を取り出して解剖するわけにはいかないので、結局のところこうした運動生理学の観点で競走能力を数値化する試みはほとんど行われないのが実情である。

またこのような生物的な運動能力が必ずしも競走の成績と比例しない事実も経験的に知られている。運動能力以外のサラブレッドの血統に基づく特徴として、「回復力」とか「成長力」とか「馬格」などの抽象的な要素や、「勇敢さ」とか「利口さ」とか「馴致性」といった精神的な要素が知られており、ときには「品位」であるとか「優雅さ」といった競走能力とは関わりが薄いと考えられる要素が取り上げられることもある。これらを指標化することは極めて困難である。

遺伝学に関する議論や手法の不足

サラブレッドの形質の中で、親子間でその形質が一定の法則に基づいて伝わることが明らかにされているものとして、サラブレッドの毛色と血液型がある。毛色は外観上容易に判別することが可能で、血液型も比較的容易に確認することが可能である。かつてはこうした形質と競走能力の相関関係を明らかにしようとする試みもなされたが、現在ではその有効性は認められていない。

サラブレッドの競走能力は、運動器の良否、循環器の強弱、性格の適否の集合体として発現するが、これらのうち先天的なものと後天的なものとを明確に分別することは不可能である。一般的に血統理論は、当然にしてサラブレッドの先天的な能力が血統によって決定付けられるものとしているが、現在では遺伝学の成果により、これらの形質が極めて複雑な遺伝の仕組みによって決定されることが知られている。しかし、遺伝学の知識が血統理論に取り込まれることは稀である。

遺伝学は、血統理論を論じる場合にはたいてい無視されるか、誤解されるか、意図的に曲解されるか、あるいは単に知られていない。血統理論を構築する場合に多く用いられるのは、現在や過去の様々なサラブレッド競走馬の遺伝子のサンプルではなく、血統表と成績表である。

サラブレッド生産は伝統的に、精子の保存や人工授精といった遺伝学の分野の科学的成果を導入しやすい手法を拒み続けている。これは主に商業的な理由によるものであるし、サラブレッド生産が単なる産業ではなく多分に趣味的な性格を兼備しており、馬主の大半がこれらの科学的手法を自分たちの「財産」の価値を危うくするものと認識していることにも由来する。例えば南アフリカのD・R・オスターホッフは、馬の血液中の血清蛋白質トランスフェリン(血清鉄と結合し、鉄を体内に運ぶ働きを持つ)について、8つの対立遺伝子によって構成する28の型のうち、特定の型を持つ馬の競走能力が極めて優れていると発表しているが、国際血統書委員会は競走馬の血液に関するデータの公表を禁止している。

経験的に知られる例外

過去において様々な血統理論が構築されてきたにもかかわらず、説明が困難な現象が知られている。多くの血統理論はこれらの現象をうまく説明できないか、無理やり説明しようとする。

全兄弟に関する議論

サラブレッド生産においては、母馬が同一である場合において、これを「兄弟」(あるいは姉妹)と言う。父馬(種牡馬)は1年のうちに何頭も(多い場合には100を超す)子を作るので、これらを「兄弟」と表現するのは不適当だからである。母馬が同一で、なおかつ父馬も同一の場合、これらを特に「全兄弟」といい、父馬が違う場合を「半兄弟」という。(このほか特定の条件で「4分の3兄弟」という表現もある。)

血統理論では、全兄弟は全く同一の血統表で表されることになり、全く同程度の競走成績が期待される。しかし実際には、兄は歴史的な名馬であるが弟は凡馬であるとか、その逆とか、兄弟で全く異なる特徴があるとかという例が経験的に知られている。

「良い」血統、「悪い」血統

サラブレッド生産においては、競馬での競走能力が著しく優れていたにもかかわらず繁殖における成果が著しく低劣であるとか、その逆であるという例が数多く知られている。

血統理論が明らかにしようとするもの

現代では、血統が単に「良い」とか「悪い」というような単純な1次元構造ではなく、様々な特徴の複合として多次元的に定義することが多い。以下はその例である。
利口さ、賢さ、勇敢さ、臆病さ、馴致性、回復力、頑健さ、性格、瞬発力、健康さ、筋力、心肺能力、持久力、脚質、速力、芝やダートの上手さ、障害飛越能力、遺伝力、疾病の有無、成長力
など。
ただし、それぞれの特徴の定義が不明瞭な場合も多い。

主な血統理論

以下に、過去において発表されてきた主な血統理論の概要を記す。

ブルース・ロウのフィギュアシステム

1895年、オーストラリアのブルース・ロウ(Bruce Lowe)が発表した理論。ファミリーナンバーでよく知られる。

ロウは著書『フィギュアシステムによる競走馬の生産』の中で、当時のサラブレッドをイギリスのジェネラルスタッドブックの1巻に記載されている牝馬まで遡り、イギリスのダービーとセントレジャーとオークスの優勝馬の数が多い系統順に並べ、多いものから1~43号の番号を付けた。この番号をファミリーナンバーと呼ぶ。

そして特に優れた競走馬が多く属する系統として1~5号を競走族、優れた種牡馬が多く属する3、8、11、12、14族を種牡馬族と呼び、必ずしも競走能力の優秀さと種牡馬能力の優秀さが相関関係にないことを明らかにして、独自の配合理論を打ち立てた。理論の発表から100年以上経過しており、彼の理論自体が重要視されることはほとんどないが、ファミリーナンバーに基づくサラブレッドの分類はたいへん便利なため、現在でも牝系を整理する際に多く用いられている。

ロウについて補記すべきこととして、彼がファミリーナンバー以外に「競走能力に優れた牝系のファミリーに、優秀な種牡馬を交配すると、優秀な産駒が出る」ことを例を引きながら論じた功績が挙げられる。論の立て方の冷静さが、時代を考えるなら大きいといえるだろう。

フィギュアシステムは長らく血統理論とは見なされていなかったが、細胞質は母から子へのみ伝わることが明らかになった現代では、「持久力の原動力はミトコンドリアをはじめとする細胞質である」として、ファミリーを重要視する高柳誠二博士のような者も現れている。

サラブレッドを含むイエウマ (Equus caballus) のゲノムは、31対の常染色体とX染色体、Y染色体、mtDNAの、計約2.7GbpのDNAより構成されるが、この内mtDNA (16.7kbp) が母系に付随して継承されることが分かっている。

mtDNA上には核遺伝子(ゲノムサイズ約2.7Gbp、ORF約2.1万(解析途中の概算))に比べると非常に小さいものの、その環状DNA中にはATP合成に関わる13種のタンパク質、それらタンパク質の合成に関与する24種の非コードRNAが含まれており、実際にこれらのハプロタイプが能力に影響するかもしれないとする研究例もある。ただし20-35%程度の割合で系図に誤りが見つかっていることから、ハプロタイプ=ファミリーナンバーがそのまま適用できる訳ではないという問題がある。

ゴルトンの法則

19世紀から20世紀にかけてイギリスで遺伝の研究をしたフランシス・ゴルトンが提唱した理論。子供から見て、両親の影響力はそれぞれ父が4分の1、母が4分の1、祖父母が16分の1ずつ、曾祖父母が64分の1ずつ…であるとして、これらの総和によって子供の形質が発現するとした。

この理論では、例えば両親が全くの凡馬であるのに子供が優秀である現象を説明できる。両親の影響力は父4分の1と母4分の1の計2分の1にすぎず、それより以前の代が優秀であれば残りの2分の1に相当するので、これに子供の能力の由来を求めることができるのである。この理論は、メンデルの法則に代表されるその後の遺伝学の成果により、完全に否定されている。

しかし、血統表に現れるすべての馬が産駒の能力に影響を与えるという彼の考えは、現在もほとんどの血統理論に取り込まれている。


フィッツラックの18.75%理論(奇跡の血量)

近親交配を行う場合の方法論として現在も特に日本で人気のある理論で、「奇跡の血量」として有名。両親をそれぞれ50%、祖父母をそれぞれ25%、曽祖父母を12.5%、四代前を6.25%、五代前を3.125%…と、代を遡る毎に2分の1とし、これを血量と称する。近親交配を行った際に、ある特定の祖先の血量の和が18.75%になった場合に優秀な競走馬が生まれることが多いという理論。

特に、3代前と4代前に共通の祖先が現れる際に18.75%になることから、「3×4」が奇跡の血量の代名詞として通用している。ゴルトンの法則同様、完全に非科学的であるが、方法論が単純であるのと、優秀な競走馬がしばしばこの奇跡の血量をもつことから根強い人気がある。正確な記録がないが、日本では1948年生まれのトキノミノルが活躍した際に紹介されて有名になり、コダマ、トウショウボーイがこの理論に合致するとして知られている。

ヴュイエのドサージュ理論

フランスの退役軍人ジャン=ジョゼフ・ヴュイエ大佐(Jean-Joseph Vuillier)が1920年代の著書『競走馬の合理的配合(Les Croisements rationnels dans la race pure)』で提唱した理論。ゴルトンの法則の発展系といえる。

サラブレッドの祖先を12代前まで遡り、12代前を1ポイント、11代前を2ポイント…2代前を1024ポイント、1代前を2048ポイントとし、あらかじめ選んだ「シェフ・ド・ラス(chefs-de-race、純血種の長)」と呼ばれる16頭の過去の重要な馬が、血統表中に出現するポイント値を計算する。

そして16頭のポイント値がある理想的な分布(スタンダード・ドサージュ値)になるように配合を決めるとよいとされる。ヴュイエの理論はアガ・カーン3世の生産牧場で実践されて一定の成果を収めたとされる。12代遡ると登場する祖先は8192頭に及び、計算作業が大変煩雑であるし、理論の発表から50年以上が経過して世代交代が進み、ヴュイエが考えた理想的な分布は適用できなくなっていることから、当時の理論をそのまま現在も用いることはまずない。

現在は改良されたドサージュ理論(次項)が一般に用いられる。詳細はドサージュ理論を参照。

シュフ・ド・ラスに含まれる繁殖馬(ポカホンタスのみ牝馬)およびそのスタンダード・ドサージュは以下の通り。
バードキャッチャー(288)
タッチストン(351)
ポカホンタス(313)
ヴォルテール(186)
パンタルーン(140)
メルボルン(184)
グラディエーター(95)
ベイミドルトン(125)
ストックウェル(340)
ニューミンスター(295)
セントサイモン(420)
ガロピン(405)
アイソナミー(280)
ハンプトン(260)
ハーミット(235)
ベンドア(210)


スティーヴ・ローマンの改良型ドサージュ理論

スティーヴ・ローマン博士のドサージュ理論では、シェフ・ド・ラス種牡馬はその繁殖での実績に応じて、スピードからスタミナの5種類に区別され、またそのうち1種類または2種類のカテゴリを持つとされる。カテゴリは以下の通りで、Brilliantが最もスピード系で、Professionalが最もスタミナ系の能力である。
Brilliant(B)
Intermediate(I)
Classic(C)
Solid(S)
Professional(P)

例えば、ノーザンダンサーはBrilliant(B)とClassic(C)のシェフ・ド・ラス種牡馬である。これが父の場合16ポイント、祖父の場合8ポイント、以下4ポイント、2ポイントの値を持つ。そして、このように2つのカテゴリを持つ場合、各カテゴリに対して半分ずつ値を按分する。よって、ノーザンダンサーが祖父にいる馬の場合、BとCが4ポイントずつ与えられる。4代血統表からこれらの数字を合計したものが、ドサージュ・プロファイル(Dosage Profile)と呼ばれる。例えばフジキセキを例に取ると、ドザージュ・プロファイルは以下のように算出される。

2代祖先:ヘイロー(B,C)、ルファビュルー(P)→B,Cに4、Pに8
3代祖先:ヘイルトゥリーズン(C)、ワイルドリスク(P)、インリアリティ(B,C)→Bに2、Cに6、Pに4
4代祖先:ターントゥ(B,I)、プロミストランド(C)、インテンショナリー(B,I)→Bに2、Iに2、Cに2
ドザージュ・プロファイル=8-2-12-0-12(左から、B,I,C,S,P)

ここから、スピードとスタミナの能力についてドザージュ・インデックス(DI)およびセンター・オブ・ディストリビューション(CD)を算出する。これらの数値が低いほどスタミナが多いとされ、レース距離とこの指標は相関するとされる。目安としては、ドザージュ・インデックスが4以上であればスピード型で、距離克服能力に不安を持つと見なす。算定方法は下記の通り。

ドザージュ・インデックス=(B+I+(C/2))/((C/2)+S+P)
センター・オブ・ディストリビューション=((2*B)+I-S-(2*P))/(B+I+C+S+P)

マリアンナ・ホーンのXファクターとダブルコピー牝馬

オーストラリアの血統研究家、マリアンナ・ホーンは1997年、『エックス・ファクター – それは何か、どのように見つければよいか:遺伝性の心臓サイズと競走能力の関係性(X FACTOR:What it is & how to find it:The Relationship Between Inherited Heart Size and Racing Performance)』において、競走馬の能力に重大な影響を及ぼす心臓のサイズ(厳密に言うと、心臓の一回拍出量)は、性染色体のうちメスなら2本オスなら1本持つX染色体によって決定されており、必然的にその遺伝は特殊な経路のみに限定される伴性遺伝となることを明らかにした。

既に複数の遺伝学者によって、「子馬の心臓のサイズに与える影響は、父馬よりも母馬の方が大きく、父馬の影響は息子よりも娘のほうが大きい。したがって、馬の心臓の容量はX染色体による伴性遺伝に依存する」という旨の研究が発表されており、ホーンはこれを現実の競馬と対照して一般向けにわかりやすく説明したものである。

Y染色体は父(XY)から息子(XY)へのみ受け継がれるのに対し、X染色体の方は、父(XY)から娘(XX)へ、あるいは母(XX)から(50%の確率で)息子(XY)および娘(XX)へ、という径路で伝えられるため、X染色体についての伴性遺伝は、血統表のおよそ3/4を占める部分(X染色体径路、もしくは伴性血縁と呼ぶ)の祖先しか関わってこない。ホーンは特に重要な牝馬はXXの両方に巨大心臓遺伝子をホモ接合で持つとし、これを「ダブルコピー牝馬」と命名した。

この理論はさらに、父母双方のX染色体径路上に、優れた名牝やフィリーサイアーを複数配置(場合によって近親交配)した牝馬は、しばしば自身ないしその産駒や孫において極めて高い能力を発現するという理解へと発展を見せた。
その後、シドニー大学のスティール博士らは摘出せずに心臓サイズを比較するための数値「ハートスコア」を考案し実際の調査を展開した。ホーンは続刊でそれをプリンスキロ、ウォーアドミラル、ブルーラークスパーおよびマームードの4頭に由来する、「4大ハートライン」に分類することができるとしている。

ラスムッセンとフェイヴァシャムのラスムッセン・ファクター

『デイリー・レーシング・フォーム』誌上で血統記事を担当していたレオン・ラスムッセンとロミー・フェイヴァシャムは、40年にわたる調査の結果、優秀な牝馬の近親交配(Inbreeding to Superior Females)に注目し、同名の著書において、これを「ラスムッセン・ファクター(RF)」という基準として発表した。

具体的には、直近の5世代以内で、異なる個体を通じた優秀な牝馬の近親交配、又は直近の4世代内の全兄弟の近親交配があるものが対象となる。この条件に合致するものは、ダリアプール(コロネーションカップ、香港ヴァーズ)、インディアンデインヒル(ガネー賞)、アドマイヤベガ(日本ダービー)、ファンタスティックライト(全欧年度代表馬、全米芝王者)、エルコンドルパサー(ジャパンカップ)などが挙げられる。

宇田一の交配形式の理論

戦前、満州の奉天農業大学学長を務め、戦後は明治大学教授となっていた宇田一は、中央競馬会から委託された研究として、サラブレッドを両親と自身のいずれがインブリードでいずれがアウトブリードかの組み合わせとして分類し、競走馬として優秀なもの、種馬として優れたものを統計的に明らかにしようとした。

宇田が目指したのは、近親係数と近交係数を用いた育種学的な配合理論であった。近交係数は個体の相同遺伝子が同一の祖先遺伝子から由来する確率として定義され、家畜等の改良において個体の近交度を表す時に広く用いられる。現代では、牛など家畜の改良には近交係数を基に綿密な交配計画が立てられることが既に一般的である。

宇田はサラブレッドを近親係数によりR型とr型、近交係数によりF型(いわゆるインブリード、近交係数1.6%以上)とf型(いわゆるアウトブリード、近交係数1.6%未満)に分けた。関連係数については、現代のサラブレッドのほとんどがR型を示すためここでは省略する。近交係数による産駒の系統型と両親の系統型の組み合わせは次の6通りとなる。

両親の系統型 産駒の系統型
1 F × F F
2 F × f F
3 f × f F
4 F × F f
5 F × f f
6 f × f f

このうち2)と5)の交配形式がインブリードとアウトブリードを使った望ましい交配で「基準交配」と呼ばれる。「基準交配」はインブリードの近交弱勢とアウトブリードの遺伝力の弱さを避け、遺伝力があり、競走にも強い馬を生産する目的の交配形式である。

1)の型はインブリード馬同士からインブリード型を作る交配形式で遺伝力が一番期待できるが,近交弱勢の影響を最も受けやすい。3)の型はアウトブリード馬同士の配合からインブリード馬を作る交配形式で優秀な競走馬としての型。4)の型はインブリード馬同士の配合からアウトブリード馬を作る交配形式で優秀な競走馬としての型。6)の型はアウトブリード馬同士の配合からアウトブリード馬を作る交配形式である。遺伝力も少なく,競走能力も高くないので望ましい配合ではないということになる。

すなわち、2)によって生産された馬には5)によって生産された馬を、また5)によって生産された馬には2)によって生産された馬を交配し、こうした基準交配を繰り返すことによって、継続的に安定して優秀な競走馬を生産することができる。ネアルコの血統において、何代にも渡って基準交配が継続されていたように、こうした交配形式は伝統的な育種学の中でも有力な方法論の1つとして用いられており、宇田の研究結果はこれに裏付けを与えるものとなった。

笠雄二郎の配合理論

笠雄二郎は在野の血統研究家で、1984年に「日本サラブレッド配合史」を上梓した。「日本」と銘打ち、100頭の日本産名馬の血統表を掲載しているが、実態としては世界のサラブレッドの配合の歴史を概観し、その中に通底する配合の技法を探し出し整理概説した上で、それが世界や国内のサラブレッド生産において、どのように適用されてきたか、演繹法と帰納法を使い歴史を通説することによってその有効性を論証しようと試みている。

笠はインブリードおよびラインブリードの技法(これを総合して笠は「クロス」と呼ぶ)に特に着目し、配合を通じたサラブレッドの改良について、以下のファクターが重要であると考える。

優秀な血を引くこと
A級馬のクロス
同じ馬についての継続交配
クロスの継続と転換
同血・全きょうだい・4分の3同血のクロス
父母相似交配
4分の1異系導入と他のクロスによる止揚

「全きょうだいクロス」や「4分の3同血クロス」のようなニアリーな血のクロスを、笠は活力を増す配合として重視する。「全きょうだいクロス」は例えば、パーソロン産駒のプリメロの全きょうだいのクロスによって実証されている。そして、「4分の3同血クロス」だが、例えば、サンデーサイレンス産駒のヘリオポリスとガルフストリームの4分の3同血という相似なクロスから多くのG1ホースが続出していることが分かっている。

上記の表現のうち、いくつかは笠雄二郎が生み出した独特の表現である。まず、4分の3同血とは、サドラーズウェルズとヌレイエフのような、血統表の4分の3程度(またはそれ以上)が同じ血統の馬を示す。父母相似交配とは、父と母が複数の共通祖先を持ち、多種類のクロスが生じる配合(セントライトやマルゼンスキーなどが好例)を指す。それは爆発力を増すと笠は考える。また、4分の1異系とは、血統表の祖父母において、3頭が比較的似たタイプの血統で、残りの1頭だけが異系血統(強くインブリードされていればなお望ましい)ことによって、活力を生じさせることを指す。

なお、笠はクロスの表記法として、例えばネアルコなら「セントサイモン5・4×4・5」というように、父側の共通祖先と母側の共通祖先を分けるように表記した。

それまでの世界の血統解説書では「5×4×4×5」のように父母の区別が付いてなくて、父側のみに共通祖先があって本馬においてはアウトブリードなのかインブリードなのかが分かりづらかったりするので、これは独特な改善であると言えるだろう。なぜなら、インブリードは自身に存在しているのか、祖先に存在しているのか、どちらなのかが問題であって、自身に存在することと祖先に存在することとを、遺伝学的に区別しなければいけないという考えを表記として明示したからだ。

「クロス」の概念も含め、血統表の共通祖先を利用した配合手法を分かりやすく整理した点、「全きょうだいクロス(全兄弟クロス)」をA=B、「4分の3同血クロス」をA≒Bと表記したり、シンプルな表記を多用して、血統の配合論の手法を整理した点も評価できる。

五十嵐良治・久米裕のI理論

在野の競馬研究家であった五十嵐良治は、「サラブレッドの競走能力の遺伝は、父の血統と母の血統に、それぞれ存在する同一の祖先によってのみ行われる。したがって、これらの同一の祖先こそ、サラブレッドの競走能力を遺伝させる遺伝因子なのである」というラジカルなインブリード・ラインブリードの重視を主眼とした血統理論を構築し、1984年より週刊競馬ブックにてその概要を披瀝した。

「共通の祖先」として定義されるのは、一般にインブリードの範疇とされる4代・5代にとどまらず、8代にわたる分析を行い、それらを総称して「クロス馬」と定義した。そして、そのクロス馬の出現傾向によって「名血」であるかどうかを分析する。実際には、以下の要件を分析する。

主導勢力
位置・配置
結合度
弱点・欠陥
影響度バランス
クロス馬の種類・数
質・傾向
スピード・スタミナ

一例として、主導勢力に関して紹介すると、これは、比較的近い位置でクロスしているAという馬がいた場合に、その父、またその祖父や祖母などがクロス馬になっているかを見て、「系列ぐるみ」でクロスが明確化されているかを示す。例えば、ある馬がナスルーラのインブリードを持つ場合、その父ネアルコ、ないしは母のムムタズベグムがナスルーラ以外を経由してクロス馬となっているか、を行い、更にそれをその父や母(ファロス・ノガラ・ブレニム・ムムタズマハルなど)に関しても行っていく。これらによって主導勢力が明確である場合は、配合の質が高いと定義される。上記のような様々なユニークな尺度により、精密な分析を行う点が魅力とされた。

五十嵐と同様在野の競馬ファンであった久米裕は、五十嵐に師事して彼の理論を学び、1993年にそのエッセンスを解説した単行本『血闘競馬論I』を上梓し、またスポーツ新聞などのメディアを通じて、五十嵐のイニシャルを取った「I理論」と名付けこれを世に広めた。さらにIK血統研究所を興し、新馬戦・未勝利戦を勝ち上がった各世代の全てのサラブレッドの血統分析評価を行ってこれを書籍で公開し、また馬主・生産者向けの血統コンサルタント事業を始めた。久米は種牡馬の数が増えた時代背景に合わせて、従来は例外的な場合にのみ行っていた9代までの分析を常態化し、さらに分析する8項目を5段階で評価し、その合計得点によって血統を評価する手法を新たに取り入れた。

特にオグリキャップ・ビワハヤヒデなど、一般的には決して良血とは言えない活躍馬の血統を「優れた血統構成を持つ」と説明したこと、「血統的にはスプリンター」と言われることの多かったミホノブルボンを一貫して中長距離向きと論じたことなどが同理論の評価を大いに高めた一方で、低い評価で走った馬に関して「日本の軽い馬場向けだから走ったのであり、本来名血とは言えない」などと説明する辺りで、教条的と見られて批判されることもある。詳細についてはI理論を参照。

中島国治の「0の遺伝」理論

オペラ歌手の中島国治は、イタリア留学中にフェデリコ・テシオの未亡人リディア・テシオを訪ね、テシオの馬産理論を精査した成果として、競走馬が子孫を残す闘争としての競馬に着目し、独自の血統理論を編み出した。中島は主流血統として氾濫した血統においては、子孫を残す際の近親交配などによる弊害により不利が生じ、意的素質・闘争本能が低下すると指摘する。そして、母系における異系の血統がマジックとして重要であると説く。

一方で、単純なマイナー血統賛美に留まらない要素として、中島は「0の遺伝」という理論を考案する。つまり、種牡馬のバイオリズムは「太陽のサイクル」と呼ばれる8年周期のサイクルで活性化し、それが0となる年に種付けされた場合は、「0の遺伝」という現象が発生し、近親交配による弊害がクリアされるとする。8代血統表にてゼロの遺伝で弊害がクリアされた部分を差し引いた数字を「残祖先数」とし、これが低い馬の場合には闘争本能などに優れた馬が出るとする。他の血統理論では能力差を説明できない全兄弟についてもその差を説明できることも「0の遺伝」の特徴である。

中島の主張の中には、大種牡馬が実際にはその血統表と異なる血を引いているとする、過激な部分もある。ネイティヴダンサーがクォーターホースの血を引いており、サドラーズウェルズが本当はブランドフォードの直系であるなどの主張がそれで、もし事実であれば国内外で多数のサラブレッドの血統表が書き換えられるべき事態だが、中島は著書においても、自分の観察眼や他人からの伝聞以外に根拠を示していない[2]。

中島は『競馬最強の法則』2008年4月号においてマウリツィオ・コッレオーニなる筆名で、サンデーサイレンスの父であるヘイローの系統と、同じヘイルトゥリーズンから分枝したロベルト系との間に「日高ニックス」なる好配合が成立するとする、新しい理論を発表した。これはサンデーサイレンスの祖父がヘイルトゥリーズンではなく、本当はテディ系のヴィクトリアパークであるという主張に基づくものである。従来の中島理論ではヘイロー・ロベルト両者の親和性に対して否定的な評価を下していた所を、血統表に疑いを差し挟むことで逆に肯定的な評価へと転換するという論理を展開している[3]。

武市銀治郎の血の活性化論

防衛大学助教授の武市銀治郎は、『世界の逞しい血統』の中で「異系血統による血の活性化」こそが血統の興隆の鍵であると記した。世界の競馬では異端と見なされるマイナーな系統、あるいは周辺と認識されたマイナーな地域から、優れた血統が登場する様を劇的に描いた著書は一部に熱狂的な支持者を獲得したが、武市の言説には科学的には誤った記述が多く、血統理論としては体を成していない。

BLUP法

現在、世界の家畜育種の分野ではBLUP法で能力評価をして、優秀な動物同士を配合する方法が主流になってきている。BLUPは最良線形不偏予測値(Best Linear Unbiased Predictor)の略である。

元々、家畜の遺伝力を推定するには主に4つの難題があった。すなわち
実際の測定値(表型値)には、遺伝子の発現による効果だけでなく、後天的に与えられた環境も影響する
遺伝子は親から子へ受け継がれるため、血縁関係を考慮する必要がある

能力が低い個体は早期に処分されてしまうため、能力の高い個体からの記録ばかりになる(データに偏りが生じる)
家畜の飼養環境がばらばらなので、条件をそろえてデータを得ることができない。

それが、チャールズ・ヘンダーソン博士が考案した混合モデル方程式と、コンピュータの発達による計算能力の向上によって、BLUP法として近年実用化されたものである。日本でも、1985年に北海道の乳牛群に関して本格運用が始まっており、今では国によって1年に3回、遺伝的能力評価情報が提供されている。

競走馬への適用について言うならば、これは各馬の個体データや走破時計から、環境(性・年齢・飼育条件・出走レースのコースや条件など)の補正を行うことで、素質や次代へ遺伝する部分だけを取り出して評価ができるということである。

脚注

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^ 優秀な競走馬を生産するための種雌馬の要因及川正明(2002)
^ 類似の噂話には、アングロアラブ種における血統偽装(「テンプラ」と呼ばれる)があるが、20世紀におけるサラブレッドの大種牡馬について、このような言説を自著で発表しているのは、世界でも中島だけである。中島はクォーターホースの血を引くサラブレッドという概念に「アメリカンダミー」という言葉を当てているが、これも海外では使用例がなく、実際には中島独自の造語である可能性が高い。
^ スティルインラブなどが「日高ニックス」の典型例とされる。ただし、父がサンデーサイレンス系で、かつ母父がロベルト系の勝ち上がり率は、2009年7月時点で31.9%(中央勝ち上がり144頭/中央出走452頭)で、父サンデーサイレンス系全体の39.1%(同3335/8540)よりも著しく低い。また重賞勝ち馬率は、前者が 2.0%(9/452)で、後者の 2.9%(244/8540)の2/3に過ぎず、1頭当たりの平均獲得賞金は前者が1291万円で、後者の1991万円より700万円低く、2/3以下である。このように「日高ニックス」は勝ち上がる確率・重賞勝馬になる確率・稼ぐ賞金額のすべてが低くなる配合であり、中島の言うような結果は現実には出ていない。

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