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きさらぎ賞とは?

きさらぎ賞の基本情報

開催地 京都競馬場
施行時期 2月上旬
(原則2回京都4日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝・外1800m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1961年2月19日

きさらぎ賞は、京都競馬場の芝外回り1800mで開催される中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は陰暦の2月である如月から由来。また、日本放送協会(NHK)より優勝杯が提供されている事から「NHK賞」の副称が付けられている(ただし、同じNHK協賛のNHKマイルカップとは異なり、NHKでは中継放送していない)。

きさらぎ賞 概要

1961年に関西地区のクラシック競走への登竜門として4歳(現3歳)以上の定量の重賞競走、きさらぎ賞として創設、第1回は現在とは違い中京競馬場の砂コース(現在のダートとは異なる)1200mで施行された。しかし1965年には砂コース1700mに変更。
1970年には中京競馬場の芝コース新設工事により京都競馬場の芝外回り1600mで施行、翌年には現在の芝1800mに変更された。
1972年には混合競走に指定、1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付け、1987年には施行場を現在の京都競馬場に移し、別定の芝内回り2000mに変更された。

1991年には再び芝外回り1800mに変更、1996年には特別指定交流競走に指定、2009年には国際競走に指定されている。
中京競馬場での開催時は、東上前に左回りコースを経験させる意味で、有力馬がこのレースに使う機会が多く見られた。現在においては3歳馬の年明け緒戦にこのレースが選ばれることも多く、賞金の加算及び弥生賞などトライアル競走に向けてのステップレースとなっている。また、2004年から2010年まで7年連続で名前に「藤」が付く騎手が3着以内に入っている。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国競走馬(8頭まで)。
負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金額2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担重量が課せられるよう定められている。

きさらぎ賞 歴史

1961年 – 中京競馬場の砂1200mの4歳(現3歳)の定量の重賞競走、きさらぎ賞として創設。
1962年 – NHKより優勝馬に優勝杯が贈呈されることになり、「NHK賞」の副題がつく。
1965年 – 施行距離を砂1700mに変更。
1970年 – 中京競馬場の改修工事により京都競馬場の芝外回り1600mで施行。
1971年 – 施行距離を芝1800mに変更。
1972年 – 混合競走に指定。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。

1987年
負担重量が別定に変更。
施行場を京都競馬場の芝内回り2000mに変更。
1990年 – 阪神競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝2000mで施行。
1991年 – 施行距離を芝外回り1800mに戻す。
1994年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
1996年 – 特別指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。

2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
2005年 – 藤田伸二が騎手として史上初の連覇。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告にともない、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
2011年
シルクロードステークスの施行日変更に伴い、開催時期が1週繰り上がった。
藤原英昭が調教師として史上初の連覇。
ミルコ・デムーロが騎手として2人目の連覇。

きさらぎ賞 歴代優勝馬

回数 施行日      優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1961年2月19日 スギヒメ 牝3 1:14.2 諏訪眞 諏訪佐市
第2回 1962年2月18日 ライジングマサル 牡3 1:14.7 吉永猛 渋川久作
第3回 1963年2月10日 アイスブルー 牡3 1:14.2 武邦彦 武輔彦
第4回 1964年2月9日 フラミンゴ 牝3 1:13.2 吉永正人 松山吉三郎
第5回 1965年2月28日 ダイコーター 牡3 1:47.5 栗田勝 柴田不二男
第6回 1966年2月27日 タイシユウ 牡3 1:47.8 瀬戸口勉 上田武司
第7回 1967年2月19日 シバフジ 牡3 1:48.7 四位満教 浅見国一
第8回 1968年2月18日 マーチス 牡3 1:46.0 武邦彦 伊藤修司
第9回 1969年2月16日 タカツバキ 牡3 1:46.7 田口光雄 松田由太郎
第10回 1970年2月8日 タニノムーティエ 牡3 1:42.4 安田伊佐夫 島崎宏
第11回 1971年2月21日 ヒカルイマイ 牡3 1:50.1 田島良保 谷八郎
第12回 1972年2月20日 ヒデハヤテ 牡3 1:52.1 福永洋一 伊藤修司
第13回 1973年2月11日 クリオンワード 牡3 1:50.7 安田伊佐夫 栗田勝
第14回 1974年2月10日 キタノカチドキ 牡3 1:50.2 武邦彦 服部正利
第15回 1975年2月9日 スリーフラム 牡3 1:51.4 稲部和久 諏訪佐市
第16回 1976年2月8日 スピリットスワプス 牡3 1:49.8 中野栄治 荒木静雄
第17回 1977年2月13日 リュウキコウ 牡3 1:48.9 久保敏文 久保道雄
第18回 1978年2月12日 インターグシケン 牡3 1:52.1 武邦彦 日迫清
第19回 1979年2月11日 ネーハイジェット 牡3 1:52.3 岩元市三 布施正
第20回 1980年2月10日 ノトダイバー 牡3 1:50.1 加用正 北橋修二
第21回 1981年2月8日 リードワンダー 牡3 1:48.9 田島信行 服部正利
第22回 1982年2月14日 ワカテンザン 牡3 1:49.2 小谷内秀夫 戸山為夫
第23回 1983年2月13日 ニホンピロウイナー 牡3 1:50.1 武邦彦 服部正利
第24回 1984年2月12日 ゴールドウェイ 牡3 1:49.4 田島良保 日迫良一
第25回 1985年2月10日 イブキカネール 牡3 1:51.9 出口隆義 内藤繁春
第26回 1986年2月9日 フミノアプローズ 牡3 1:50.8 丸山勝秀 土門一美
第27回 1987年2月15日 トチノルーラー 牡3 2:04.6 蛯沢誠治 栗田博憲
第28回 1988年2月14日 マイネルフリッセ 牡3 2:04.3 武豊 中村均
第29回 1989年2月12日 ナイスナイスナイス 牡3 2:03.6 丸山勝秀 長浜博之
第30回 1990年2月11日 ハクタイセイ 牡3 2:04.1 須貝尚介 布施正
第31回 1991年2月10日 シンホリスキー 牡3 1:48.2 南井克巳 岩元市三
第32回 1992年2月16日 ヒシマサル 牡3 1:48.5 田島信行 佐山優
第33回 1993年2月14日 ツジユートピアン 牡3 1:48.1 田原成貴 伊藤修司
第34回 1994年2月6日 サムソンビッグ 牡3 2:07.4 田所秀孝 鹿戸幸治
第35回 1995年2月5日 スキーキャプテン 牡3 1:47.6 武豊 森秀行
第36回 1996年2月4日 ロイヤルタッチ 牡3 1:48.2 O.ペリエ 伊藤雄二
第37回 1997年2月2日 ヒコーキグモ 牡3 1:49.1 松永幹夫 谷潔
第38回 1998年2月8日 スペシャルウィーク 牡3 1:51.3 武豊 白井寿昭
第39回 1999年2月7日 ナリタトップロード 牡3 1:49.1 渡辺薫彦 沖芳夫
第40回 2000年2月13日 シルヴァコクピット 牡3 1:48.0 武豊 安田隆行
第41回 2001年2月11日 アグネスゴールド 牡3 1:47.9 河内洋 長浜博之
第42回 2002年2月10日 メジロマイヤー 牡3 1:47.6 飯田祐史 田島良保
第43回 2003年2月16日 ネオユニヴァース 牡3 1:49.6 福永祐一 瀬戸口勉
第44回 2004年2月15日 マイネルブルック 牡3 1:48.0 藤田伸二 田村康仁
第45回 2005年2月13日 コンゴウリキシオー 牡3 1:48.5 藤田伸二 山内研二
第46回 2006年2月12日 ドリームパスポート 牡3 1:47.4 安藤勝己 松田博資
第47回 2007年2月11日 アサクサキングス 牡3 1:48.8 武幸四郎 大久保龍志
第48回 2008年2月17日 レインボーペガサス 牡3 1:48.8 O.ペリエ 鮫島一歩
第49回 2009年2月15日 リーチザクラウン 牡3 1:48.9 武豊 橋口弘次郎
第50回 2010年2月14日 ネオヴァンドーム 牡3 1:48.6 M.デムーロ 藤原英昭
第51回 2011年2月6日 トーセンラー 牡3 1:47.6 M.デムーロ 藤原英昭

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