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ジャパンカップダート

ジャパンカップダート

第11回ジャパンカップダート
開催地	阪神競馬場
施行日	2011年12月4日
施行時期	12月上旬
(原則5回阪神2日目)
格付け	GI
1着賞金	1億3000万円
賞金総額	2億4800万円
距離	ダート1800m
出走条件	サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
出走資格も参照
負担重量	定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
第1回施行日	2000年11月25日

ジャパンカップダート(Japan Cup Dirt)とは日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場のダート1800mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走(国際招待指定)。
正賞は日本馬主協会連合会会長賞、全国公営競馬馬主連合会会長賞、地方競馬全国協会会長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞。

ジャパンカップダート 概要
JRAにおける最初のダートGI競走は1997年に昇格したフェブラリーステークスであったが中距離の交流GIである帝王賞や東京大賞典での熱戦、ドバイワールドカップやブリーダーズカップ・クラシックの隆盛により中央競馬においてもダート競走の主流である2000m級の距離によるダート国際競走を望む声が高まり、2000年に東京競馬場ダート2100mの競走として創設された。略称はJCD(JはJAPAN、CはCUP、DはDIRTのそれぞれの頭文字)。
外国から当競走に出走する場合には競走馬の輸送費、滞在に要する厩舎や飼料にかかる費用、馬主、調教師、騎手、厩務員(馬主、調教師、騎手についてはその配偶者も含む)の交通費や宿泊費はJRAが全額負担する。このような遠征に要する諸費用の負担を外国からの全出走馬に行う競走は日本ではこのほかにジャパンカップがある。世界ではドバイミーティング(ドバイワールドカップなど)、香港国際競走がある。なお、外国招待馬は8頭まで出走可能である。2008年からジャパン・オータムインターナショナルに指定されている。また、一定の実績を持って参戦した外国招待馬が3着以内に入着した場合に褒賞金が支給される制度がある[1]。
2008年からはジャパンカップの翌週の日曜に移動し、阪神競馬場のダート1800m[2]で施行される(関西初の国際招待GIとなる)。これに伴い、一部の競走日程が変更されている[3]。
なおファンファーレは創設以来テープ演奏であったが2004年から2006年までと2008年からは生演奏で行われている(当然阪神競馬場に変わってからは関西GIのファンファーレになった)。また2007年まで(ジャパンカップと同日開催となった2004年は除く)平地のGI競走では数少ない、土曜日に施行されていた競走である[4]。
2000年から2007年(2002年を除く)までは日曜日に開催するジャパンカップと共にジャパンカップウィークを形成していた。
負担重量は定量で3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬は2kg減。
2011年度現在の賞金総額は2億4800万円で、1着賞金:1億3000万円、2着賞金:5200万円、3着賞金:3300万円、4着賞金:2000万円、5着賞金:1300万円と定められており、これは国内の全ダート競走において最高賞金額となっている。

ジャパンカップダート 優先出走権

ジャパンカップダート 日本馬の出走権
レーティング上位5頭に優先出走権が与えられる。そのほかの出走馬は賞金順によって決定。この方式の結果、2008年に出走したカジノドライヴは収得賞金が登録した日本馬中最下位であったため本来ならば除外の対象となっていたがピーターパンステークス(アメリカ・G2)優勝などの戦績からレーティングで登録馬全体の4位にランクされ出走が可能になった一方、同年ではエスポワールシチーが前哨戦となるトパーズステークス(当時オープン特別・現在のみやこステークス)を制したにも関わらず、賞金面で除外されたという事例がある(同馬は翌年の競走で優勝)。

ジャパンカップダート 外国馬の出走権
招待決定は例年10月下旬から11月上旬に行われている。なおジャパンカップと異なり指定レースの優勝馬(レースによっては2着馬も)に対しての優先出走権の付与は2010年現在行われていない。

ジャパンカップダート 褒賞金制度
ジャパン・オータムインターナショナルシリーズとなった2008年より、指定の海外レースに優勝もしくは2着になった競走馬がその年の当競走に出走し優勝した場合には優勝賞金に加え褒賞金を交付している。また2009年5月の改定で範囲が拡大され、3着までに入着した場合にも褒賞金が交付されることとなった。しかし、2011年に減額されてしまった。なおケンタッキーダービー・プリークネスステークス・ベルモントステークス・トラヴァーズステークスの4レースは3歳馬によるレースでそれ以外は古馬混合レースである。今なお、2010年現在で制度導入後に褒賞金を獲得した事例はない。
現在の指定競走・金額は以下の通り[5]。

2011年現在
開催国・競走名	格付	施行競馬場	施行距離	指定年	褒賞金条件
ドバイワールドカップ	G1	メイダン競馬場	オールウェザー2000m	2008年 -	
当年優勝馬の場合
1着:1億円、2着:4000万円、3着:2500万円[6]
当年2着馬の場合
1着:4000万円、2着:1600万円、3着:1000万円[7][8]
ブリーダーズカップ・クラシック	G1	持ち回り	ダート10f
ケンタッキーダービー	G1	チャーチルダウンズ競馬場	ダート10f
サンタアニタハンデキャップ	G1	サンタアニタパーク競馬場	ダート10f	

当年優勝馬の場合
1着:7000万円、2着:2800万円、3着:1800万円[9]
メトロポリタンハンデキャップ	G1	ベルモントパーク競馬場	ダート8f
スティーブンフォスターハンデキャップ	G1	チャーチルダウンズ競馬場	ダート9f
ハリウッドゴールドカップハンデキャップステークス	G1	ハリウッドパーク競馬場	オールウェザー10f
ホイットニーハンデキャップ	G1	サラトガ競馬場	ダート9f
パシフィッククラシックステークス	G1	デルマー競馬場	エコトラック10f
ジョッキークラブゴールドカップステークス	G1	ベルモントパーク競馬場	ダート10f
ウッドワードステークス	G1	サラトガ競馬場	ダート9f
プリークネスステークス	G1	ピムリコ競馬場	ダート9f
ベルモントステークス	G1	ベルモントパーク競馬場	ダート12f
トラヴァーズステークス	G1	サラトガ競馬場	ダート10f

過去
開催国・競走名	格付	施行競馬場	施行距離	指定年	褒賞金条件
ジャパンカップダート	GI	阪神競馬場	ダート1800m	2008年 - 2009年	
日本調教馬を除く前年優勝馬の場合
1着:1億円、2着:4000万円、3着:2500万円

ジャパンカップダート 問題点
創設時のコースは世界のダート競走の主流である2000mからみると半端な距離(当時はJRAの競馬場にダート2000mのコースは存在せず、後の阪神競馬場改装時に設定された)で、スタートから第1コーナーまでが短く競走馬の能力以外の有利不利があった。またダートが主流のアメリカでは赤土のようなスピードの出やすいダートが主流だが、日本のダートはスピードが出にくい。2007年に来日したスチューデントカウンシルは時計のかかる馬場向きと見てブリーダーズカップ・クラシックを回避して、このレースに出走した経緯がある[10]。
世界各国の一流馬が登録することこそあるものの開催時期が北米勢(およびクールモアグループなど一部の欧州勢)にとっての最大目標であるブリーダーズカップ・クラシックの後ということだけあって、実際に出走することは皆無である。ただし近年、アメリカのダートコースにも変化が見られるようになりオールウェザーの競馬場も増えたことからスピードの必要なアメリカ特有のダートに適性がない馬がこのレースを選ぶこともある。また1800mという距離で施行されるため、中距離馬とマイル馬の両方が出走し易くなっている。ただし日本馬のレベルの向上とアメリカ勢の惨敗が続いているためアメリカの競馬関係者の中にはジャパンカップダートに出走すること自体が無謀という考えも多くあるうえに[10]、アメリカの競馬場は全て左回りであることから今後このレースの外国の有力馬が増えるかどうかは微妙である。

ジャパンカップダート 歴史
2000年 - 東京競馬場のダート2100mの4歳(現3歳)以上の国際招待指定競走の定量のGI競走「ジャパンカップダート」として創設(創設当初の外国調教馬の招待枠は6頭まで、負担斤量は3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
外国調教馬の招待枠が8頭に拡大。
日本のクロフネがダート2100mの世界レコード2.05.9で勝利。
2002年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場のダート1800mで施行。
2003年 - アメリカのフリートストリートダンサーが外国調教馬として史上初の制覇。
2004年 - ゴールデンジュビリーデーに伴い当年に限りジャパンカップと同日開催。
2005年 - 武豊が騎手として当競走初の連覇。
2006年 - 外国調教馬が1頭も出走せずに実施された(予備登録はあった)。
2007年 - 石坂正が調教師として当競走初の連覇。
2008年
開催競馬場を阪神競馬場ダート1800mに移して施行。
ジャパン・オータムインターナショナルに指定。
3歳の負担斤量が牡馬・騸馬55kg・牝馬53kgから牡馬・騸馬56kg・牝馬54kgに変更。
日本のカネヒキリが当競走で史上初の2度目の優勝を果たすと共に、東京、阪神の両方の開催地で制覇。
2009年 - 当年のみ、JRAプレミアムレースの対象レースとなる。
2010年 - 外国調教馬が1頭も出走せずに実施された[11](予備登録はあった)。
2011年 - 2年連続で外国調教馬が1頭も出走せずに実施される(当年も予備登録はあった)[12]。

ジャパンカップダート 歴代優勝馬
回数	施行日	調教国・優勝馬	性齢	勝時計	優勝騎手	管理調教師	馬主
第1回	2000年11月25日	ウイングアロー	牡5	2:07.2	岡部幸雄	南井克巳	池田實
第2回	2001年11月24日	クロフネ	牡3	2:05.9	武豊	松田国英	金子真人
第3回	2002年11月23日	イーグルカフェ	牡5	1:52.2	L.デットーリ	小島太	西川清
第4回	2003年11月29日	フリートストリートダンサー	騸5	2:09.2	J.コート	D.オニール	T.レザーマン
第5回	2004年11月28日	タイムパラドックス	牡6	2:08.7	武豊	松田博資	(有)社台レースホース
第6回	2005年11月26日	カネヒキリ	牡3	2:08.0	武豊	角居勝彦	金子真人ホールディングス(株)
第7回	2006年11月25日	アロンダイト	牡3	2:08.5	後藤浩輝	石坂正	(有)キャロットファーム
第8回	2007年11月24日	ヴァーミリアン	牡5	2:06.7	武豊	石坂正	(有)サンデーレーシング
第9回	2008年12月7日	カネヒキリ	牡6	1:49.2	C.ルメール	角居勝彦	金子真人ホールディングス(株)
第10回	2009年12月6日	エスポワールシチー	牡4	1:49.9	佐藤哲三	安達昭夫	友駿ホースクラブ
第11回	2010年12月5日	トランセンド	牡4	1:48.9	藤田伸二	安田隆行	前田幸治

ジャパンカップダート 記録
レースレコード
2:05.9[13](第2回優勝馬 クロフネ) - 東京 ダート2100m
1:48.9(第11回優勝馬 トランセンド) - 阪神 ダート1800m
2着との最大着差:7馬身(第2回優勝馬 クロフネ)

ジャパンカップダート 注釈
^ 「ジャパン・オータムインターナショナル」の勧誘策を強化 日本中央競馬会
^ 2007年11月20日のサンケイスポーツによると阪神のダート2000mはスタートが芝コースとなる関係もあり、1800mでの開催になったのではと考えられている。
^ 阪神ジュベナイルフィリーズが12月第2週目、朝日杯フューチュリティステークスが12月第3週目にそれぞれ変更となった。また、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定されることになる。
^ 例えば2002年のNHKマイルカップが5月5日の大国魂神社の祭事と重なるため5月4日土曜日に施行されたほか、天皇賞(春)が4月29日の固定開催だった1989年に土曜日開催となった。
^ 交付対象競走、指定外国競走、交付対象馬及び褒賞金の額
^ 2010年までは1着:1億3000万円、2着:5200万円、3着:3250万円。
^ 2010年までは1着:5000万円、2着:2000万円、3着:1250万円。
^ 2009年までは前年優勝馬には1着:1億円、2着:4000万円、3着:2500万円が交付されていたが、2010年の改定で対象から除外された。
^ 2010年までは1着:1億円、2着:4000万円、3着:2500万円。
^ a b 週刊Gallop 2007年11月25日号。
^ 【ジャパンCダート】(12月5日、阪神)~外国馬の出走はなし - ラジオNIKKEI実況競馬Web 2010年11月17日閲覧
^ ジャパンカップダート(GI)外国馬情報 外国馬の出走なし - JRA公式サイト 2011年11月20日閲覧
^ 但し2002年の東京競馬場の改修工事前の記録であり、2003年 - 2007年のレースレコードとしては2007年の第8回にヴァーミリアンが記録した2:06.7である(2011年現在はコースレコードでもある)。

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