奇跡の血量 | 競馬予想メルマガ検証!競馬投資の極意とは?(競馬の錬金術師)

奇跡の血量

(きせきのけつりょう)は競走馬の交配を行う場合の血統理論のひとつ。

インブリードで、4代前祖先(6.25%の血量)と3代前祖先(12.5%の血量)が共通の馬となる場合「4×3のインブリード」という。そのときの血量は6.25%+12.5%=18.75%となり、これを特に奇跡の血量と呼ぶ。

奇跡の血量概要

近親交配は、その共通する祖先の能力を大きく引き出せるといわれる反面、濃すぎる血量は虚弱体質や気性難など弊害もあるといわれている。そのギリギリのバランスがこの奇跡の血量18.75%と考えられている。しかしこれは経験則によるところが大きく、科学的な根拠には乏しい。

ただ、日本においては血統論や競走馬の配合の概念としては歴史のあるものの一つで、1951年にトキノミノルが、10戦全勝で東京優駿(日本ダービー)を制した際に紹介され、定着したといわれている。

奇跡の血量主な活躍馬

4×3のインブリードをもつ主な活躍馬 [編集]
対象馬 馬名 主な勝鞍 備考
Buckpasser マンオブパーサー ダービーグランプリ(2006年)
Graustark タニノギムレット 東京優駿(2002年)
Hail to Reason タイキブリザード 安田記念(1997年)
Halo アサクサデンエン 安田記念(2005年)
ヴィクトワールピサ 皐月賞(2010年)
有馬記念(2010年)
Lady Angela アドラーブル(父内) 優駿牝馬(1992年)
ノーザンレインボー(父内) 中山大障害(春)(1998年)
ビッグテースト(父内) 中山グランドジャンプ(2003年)
Lyphard レギュラーメンバー ダービーグランプリ(2000年)
川崎記念(2001年)
JBCクラシック(2001年)
Nasrullah マックスビューティ 桜花賞(1987年)
優駿牝馬(1987年)
サクラユタカオー 天皇賞(秋)(1986年)
Nearctic ヒシアマゾン 阪神3歳牝馬ステークス(1993年)
エリザベス女王杯(1994年)
Nijinsky II ブエナビスタ 阪神ジュベナイルフィリーズ(2008年)
桜花賞(2009年)
優駿牝馬(2009年)
Northern Dancer メイセイオペラ マイルチャンピオンシップ南部杯
フェブラリーステークス(1999年)
帝王賞(1999年)
エルコンドルパサー NHKマイルカップ(1998年)
ジャパンカップ(1998年)
サンクルー大賞(1999年) Special(Lisadell) 4×3×4(25%)
エリモエクセル 優駿牝馬(1998年)
ブゼンキャンドル 秋華賞(1999年)
ヤマカツスズラン 阪神3歳牝馬ステークス(1999年)
マイネルコンバット ジャパンダートダービー(2000年)
ヤマニンシュクル 阪神ジュベナイルフィリーズ(2003年)
デルタブルース 菊花賞(2004年)
メルボルンカップ(2006年)
キストゥヘヴン 桜花賞(2006年)
メイショウサムソン 皐月賞(2006年)
東京優駿(2006年)
天皇賞(春)(2007年)
天皇賞(秋)(2007年)
スズカフェニックス(母内) 高松宮記念(2007年)
エイシンプレストン 朝日杯3歳ステークス(1999年)
香港マイル(2001年)
クイーンエリザベス2世カップ(2002年、2003年)
Raise a Native エスプリシーズ 川崎記念(2004年)
Rockefella サンドピアリス エリザベス女王杯(1989年)
ネヴァービート メルシータカオー 中山大障害(2004年)
ノーザンテースト ドリームジャーニー 朝日杯フューチュリティステークス(2006年)
宝塚記念(2009年)
有馬記念(2009年)
オルフェーヴル 皐月賞(2011年)
東京優駿(2011年)
The Tetrarch トキノミノル 皐月賞、東京優駿(日本ダービー)(1951年)、朝日杯3歳ステークス(1950年)
Hyperion トウショウボーイ 皐月賞、有馬記念(1976年)、宝塚記念(1977年)
St. Simon Hyperion エプソムダービー、セントレジャーステークス(1932年)
Fairway セントレジャーステークス(1928年)
Pharos チャンピオンステークス(1922年)
Wild Risk Arazi ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル、グラン・クリテリウム、サラマンドル賞、モルニ賞(1991年)
4×3以外で18.75%の血量のインブリードをもつ主な活躍馬 [編集]
対象馬 馬名 主な勝鞍 備考
Nearco
5×5×4×4 ワカタイショウ 中山大障害(秋)(1990年)
Galopin
6.4.5×4.6 Hyperion エプソムダービー、セントレジャーステークス(1932年)
18.75%を超える血量のインブリードをもつ主な活躍馬 [編集]
これらの馬は奇跡の血量とは呼ばない。
対象馬 馬名 主な勝鞍 備考
Hail to Reason
3×3 スティルインラブ 日本牝馬三冠(2003年)
Literat(Liberty)
3×3 ランド ドイチェスダービー(1993年)
バーデン大賞(1993,1994年)他G1、4勝(JRA-GI含む)
Native Dancer
5×4×3 フリートストリートダンサー ジャパンカップダート(2003年)
Riverman
3×3 オリオンザサンクス ジャパンダートダービー(1999年)
Northern Dancer
3×2 シンコウキング 高松宮杯(1997年)
Northern Dancer
5×2 タムロチェリー 阪神ジュベナイルフィリーズ(2001年)
Northern Dancer
3×3 フサイチコンコルド 東京優駿(1996年)
Northern Dancer
2×4 ラムタラ エプソムダービー、KG6世&QES、凱旋門賞(1995年)
St. Simon
4.5×4.5.7 Nearco パリ大賞典、ダービーイタリアーノ(1938年)
St. Simon
4.6.7×3 Bois Roussel エプソムダービー(1938年)

奇跡の血量関連項目

競走馬の血統
インブリード
フィッツラック

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

お問い合わせはこちらからどうぞ

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • newsingブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
  • ニフティクリップに登録する
  • RSSを購読する

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » 競馬予想メルマガ検証!競馬投資の極意とは?(競馬の錬金術師)

競馬予想メルマガ検証!競馬投資の極意とは?(競馬の錬金術師) TOP